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岡畑興産ブログ

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2021.12.01

バイオマスとは?バイオマスジオールの可能性!

こんにちは、岡畑興産の富田です。
バイオマスとバイオマス製品の1,3-プロパンジオールについて解説します。

バイオマスとは

バイオマスとは、生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で、「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」と定義されています。

難しい言い回しですが、簡単に言うと「地球にやさしいもの」ということになります。

なぜ地球にやさしいのかというと、ほとんどのバイオマス製品は植物から生産され、植物は太陽光、水、二酸化炭素(CO2)を使い光合成をおこない、成長します。石油由来の資源はいずれ枯渇すると言われていますが、植物は太陽光と水とCO2があれば、持続的に再生可能な資源を生み出すことができます。

植物由来の資源を燃やした際に出るCO2は植物の成長過程で光合成により吸収したCO2なのでCO2を増加させないことになります。CO2の増加は地球温暖化の原因の一つになりますが、CO2を増やさない植物由来のバイオマス製品は「地球にやさしい」、「カーボンニュートラル」な資源と言われる理由になり、地球環境を守るためにこれからどんどん使用されていく製品です。

バイオマスジオールの可能性!

岡畑興産ではバイオマス製品の一つ、バイオマスジオール(1,3-プロパンジオール)をお客様に紹介しています。

1,3-プロパンジオールはもともと石油由来の製品が生産されていましたが、植物であるパーム椰子を原料としての生産方法が確立されました。

バイオマスジオール(1,3-プロパンジオール)の使われ方

バイオマスジオールの使用が期待出来る用途は大きく3つあります。

地球にやさしい

1つ目は「地球にやさしい」製品なので、バイオマスジオールを使用した製品は「地球にやさしい」製品といえます。そこで現在使用しているグリコール類を「バイオマスジオール」に置き換えすることでCO2排出量を減らすことができます!

ポリウレタンの原料に

2つ目はポリウレタンの原料です。ポリウレタンはイソシアネート基と水酸基を持っている化合物の重合反応によって生産されますが、水酸基を有する化合物として、1,4-ブタンジオールなども使用されます。

1,4-ブタンジオールとバイオマスジオール(1,3-プロパンジオール)は炭素の数が一つ違うだけで、非常に近い構造をしています。

1,4-ブタンジオールは石油由来からしか生産ができませんが、植物から生産されるバイオマスジオールを使用すれば、「地球にやさしい」製品となります!

新たな用途開発に

3つ目は新たな用途開発の可能性です。バイオマスジオール(1,3-プロパンジオール)は現在、化粧品向けでは保湿剤として多くの製品に使用されています。しかし工業用としての使用例はまだ少なく、今後は工業用バイオマス製品の原料として期待されています。

使用が検討されている用途は、 ポリウレタン、保湿剤以外では

・ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)原料(ポリオールの原料)

・医薬(中間体&抗酸化剤)

・増粘剤(インキ向け)

・不凍液

・融雪・融氷剤

・熱媒体油

等が上げられますが、可能性は無限大です!

バイオマスジオールの安全性

バイオマスジオールは肌や眼への刺激もほとんどなく、アレルギーを起こす可能性も低いため、前述したとおり化粧品や洗顔料、ヘアケア製品など幅広く使用されています。メーカーでも皮膚刺激性・皮膚感作性に関する安全性試験を実施し、安心できる結果も出ています。

下記の記事でもバイオマスジオールの安全性などについて詳しく紹介していますので併せてご覧下さい。

↓下記のリンクをクリック!↓

プロパンジオールとは?成分の効果や安全性を詳しく解説します

バイオマスジオールの故郷!

岡畑興産では、グローリー社が製造するバイオマスジオール(1,3-プロパンジオール)を取り扱っています。

正式名称:Zhangjiagang Glory Chemical Industry Co.,Ltd.

 

グローリー社は、科学研究に取り組む先進的な中国化学メーカーで、植物由来の再生可能な資源であるパーム椰子から採れるグリセリンを原料として1,3-プロパンジオールの量産を達成した世界でも数少ない企業の一つです。

 

バイオマス原料お探しの方はぜひ一度、バイオマスジオールをお試しください!(サンプル送付可能です。)

岡畑興産が運営している常設オンライン展示会「どこ展-どこでも、ひとり展示会」でも、バイオマスジオールについて詳しくご紹介していますので、ぜひお越しください!

 

 

岡畑興産 富田 トミタ

岡畑興産株式会社
機能化学品事業部

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