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岡畑の熱い人々

OKAHATA PEOPLE

2023.09.25

熱いリーダー

インタビューが面談に変わった珍事件

お待ちかね、リーダーの頭の中シリーズ。今回は、弊社の厳しい厳しい研修制度と、苦悩するリーダーの姿を。

入社以来、鼻を折られまくりで苦労はしたけど、やっぱり営業大好きな山田です。

「THE営業」、「営業っぽい人」、「お調子者」が理由なのか、今回は、なぜか上司に囲まれて行なわれました。

前回に引き続き、(株)シーブリーズの藤原さん、よろしくお願いします。

 

 

<プロフィール>
山田 雄也
岡畑興産株式会社
機能化学品事業部
チームリーダー

入社年月日:2006年4月1日
趣味:ウォーキング

 

 

藤原:ご無沙汰しております。お元気でしたか?本日はよろしくお願いします。
 
山田:よろしくお願いします。ご無沙汰してます。むちゃくちゃ元気ですよ!藤原さんこそお元気そうで。
 
藤原:今日は、上司の萩田さんと社長まで同席なんですけど。。
 
萩田:すみません、彼が何を話すのか興味深々で同席しています。っていうか、上司目線で色々とツッコんでみたくて。
 
社長:私はたまたまです。(笑)
 
藤原:要注意人物みたいですね。(笑)
 
山田:私が一番、緊張してます。何を言うかわからないので監視されてるかもです。(笑)
 
藤原:あはは。早速、始めていきましょう!大阪の営業チームリーダーとお伺いしていますが。
 
山田:はい、もう6年になります。
 
藤原:お若いのに6年?長いですね。苦労や悩みなど、相当乗り越えられてきたんじゃないですか?
 
山田:苦労?悩み?んー、そういう感覚は持ってないかもしれないです。営業大好きですし、仕事に対する自信もあったりしますし、自分は上手くいくんだみたいな。
 
藤原:マジですか?いわゆる、超ポジティブ思考人間ですか?
 
山田:そうですね、自分では明るく超ポジティブとは思っていたんですが、とある日、尊敬するある方から、「君は、考えが超ネガティブ!」と諭されたことがあって、考え方だけでなく、食事や生活まで見直したんです。
 
藤原:へー。
 
山田:元々健康優良児じゃなかったので、食生活まで見直せたので、体調も良くなってきました。
 
藤原:そうだったんですね。実はポジティブではなくて、繊細ってことだったんですね。今はポジティブをドンドン量産し、再構築中な感じですね?
 
山田:そんな感じです。(笑)
 
萩田:横から、失礼します。いいですか?
 
藤原:どうぞ、どうぞ(笑)
 
萩田:彼は一見、「明るくおしゃべり」というイメージなんですが、上司の私からみていると、シンプルに「ええカッコしい」なところがあるんです。
 
藤原:ええカッコしい?(笑)そうなんですか?
 
山田:自分では気づいていなかったのですが、インバスケットという研修で身をツマされまして。
 
藤原:インバスケットって、あのマネジメント研修の?
 
萩田:そうなんです。実は私が社内に持ち込んだ、研修制度の一つで、1時間という圧倒的に少ない時間で20問のケーススタディに回答することで、受講者の取り繕っていない普段のマネジメントがそのまま答えに現れるんです。(研修:アタックス様)
 
藤原:なるほど。
 
萩田:私が担当している化学品事業部にこの研修を取り入れた最大の理由は、「営業スキル」の強みと弱みを「見える化」することなんです。点数の高低を競うのではなく、客観的に自分自身を把握するためです。他人と比べるというより、自分の中の、得意、不得意、悪い癖を知って欲しいと思っています。
 
藤原:岡畑興産は、いち早くそういうことを取り入れますね。「人財育成」の仕組みがスゴイですよね。
 
社長:私も話していいですか?
 
藤原:どうぞ、どうぞ。(笑)
 

(人と組織の)フィット

社長:「人財育成」をいう表現は少し違うんです。育成って言うと、育たない方が一方的に悪い、みたいなニュアンスがあるじゃないですか?「人と組織のフィットをよくする」という仕組みなんです。
 
藤原:失礼しました。(笑)「人と組織のフィットをよくする」仕組みがスゴい岡畑興産、ですね?いい意味で、大手企業っぽいですね。
 
社長:形だけの研修っていうより、実をしっかり取りたいんです。そのためにも、研修後の結果をどう見ていくかはとても大切です。
 
萩田:自分の持っている感覚だけに頼らず、数値とか言葉で経営する会社ってことですね。
 
山田:だから、客観的な数値を示されると、なかなかキツイんですよね。
 
藤原:すごくわかります。今回のインバスケット研修の結果はどうでした?
 
山田:ボロボロでした。
 

全員:あはは(笑)
 
藤原:失礼しました。高得点かな?と思ってしまったので。
 
山田:その逆でして、営業的な部分や仕事のやりくりはそれなりに自信はあったんですけど、「顧客対応力」「生産性」「計画組織力」がとんでもなく弱いという、何とも恥ずかしい結果に。
 
萩田:でも、「ヒューマンスキル」は抜群に高く出てるんですよ。
 
藤原:あー、何となくわかります。山田さんっぽいです。ただ、さすがにその低い結果には落ち込んだ感じですか?
 
山田:見た瞬間は「え、まじか」とは思いましたが、ちゃんと受け入れてます。数年前の自分だったら、落ち込んだり現実逃避したかもしれませんが、今はむしろ、「おー、まだまだ伸び代があるってことやね!」って。
 
藤原:ポジティブ思考が地に足ついてきた感じですね。
 
萩田:すみません、いいですか?
 
藤原:どうぞ、どうぞ。どんどんツッコんでください。(笑)
 
萩田:「伸び代」とか「ポジティブ」って、なんか抽象的っぽく感じるんですよね。山田さん、具体的に何かこうしたいみたいなものってある?
 
藤原:なんか、評価面談みたいになってきました?席外しましょうか?(笑)
 
全員:あははは。(笑)
 
藤原:でも、抽象的というのは、確かにおっしゃる通りかもしれませんね。実際、どう感じられたんですか?自信のあると思っていたスキルが、低かった、というのは。
 
山田:「顧客対応力」が低かったのは、さすがに「え?」となりましたね。でも冷静に考えてみると、「顧客対応力」や「計画組織力」が低いってことは、やっていると思ってた「社内でのコミュニケーション」がうまくできてないのかなと。
 

藤原:確か、初めてお会いした時に、チームに関して「上司は決める人、僕は寄り添う人」的なことを言ってましたね?
 
萩田:そうなんです、そうなんです。そういうとこ、あるんです。
 
山田:確かに言ったかもです。(笑)お客さまのことを最優先に考えると、間違いが無いように念の為、上司に相談するみたいなことを言いました。
 
藤原:上司の顔色を伺っているという感じなんですか?
 
山田:いや、そうではなく、しつこいくらい確認するのはこの方向性で間違っていないかの承認もらっているという感覚です。
 
藤原:部下から相談されても同じような感じでしたか?
 
山田:念の為って言い訳しながら、自分で決めずに上司に確認しに行くみたいなことが多かったような気がします。
 
藤原:メンバーに寄り添っているつもりが、実は上司に寄り添っていた、みたいな?(笑)
 
山田:自分では気づいてなかったですが、そうかもしれませんね。
 
藤原:今の部分、カットします?
 
山田:いや、カットなしで大丈夫です。(笑)今回のインバスケットでその間違いに気がつきましたので。
 
藤原:そこがすごいですね。よく気が付かれましたね?
 
萩田:ほんと、よく気付いた。これだけでも、インバスケット研修行った価値がありました!今までは自分で決められることでも、僕に確認しに来ることが多かったですし。その場で決めて、もし、間違えていても、メンバーに「ごめん」って言えば済むと思うんですけどね。
 
藤原:ええかっこしい、が邪魔してたのかもしれませんね。(笑)
 
山田:チームのメンバーにええかっこつけて、考えてるふりしながら、実際の答えは上司から聞いているみたいなところはありましたね。
 
社長:

決めることを上司に委ねると、決める筋肉というか、決断力が鍛えられないからね。

 
山田:ほんと、そう思います。仕事上、営業が数値達成出来ないとか、結果を出せないとかは許されないと思い込んで、結果ばかり気にしてました。本来、リーダーとしてやるべき仕事を楽しめていなかったかもしれません。決断して、失敗してもいいし、そこから学べばいいんだという。
 
藤原:営業は楽しいけど、仕事を楽しめていなかった?
 
山田:人と話しているのはすごく楽しいんですけど、決めるのは、楽しめないというか。。。
 
萩田:正解ばかり気にして、なにかフワフワしている感じがあるかもしれないね。
 
藤原:あー、なるほど。
 
萩田:山田さんはもっと

「答えを探すプロセス」を楽しんでもいいと思う。

 
山田:確かにその通りですね。
 
藤原:また、面談みたいになってきましたね。(笑)岡畑興産の凄さって、経営的な思考もそうですが、メンタル的なところを大切にしてるのがすごいと感じます。
 
萩田:確かにそこは絶対的にあると思いますし、こだわっているところかもしれません。
 
山田:まだまだ経営的なことは分かりませんが、エンゲージメントサーベイしかり、健康診断みたいな数値が出てくる会社なんですよ。
 
藤原:健康診断ですか。今回は「要生活改善」が出たのですね。(笑)
 
山田:はい。経営メッセージによく出てくる、

「厳しい現実に向き合う」

「反省会は当たり前」

とか、わかっていたつもりでしたが、今回はストンと腹に落ちました。反省無くして成長なしです。
 

藤原:社員一人一人が持ってる資質、いや、「人と組織のフィット」みたいなものは、こういう健康診断的なことを続けないと、分からないですよね。
 
社長:言葉のチョイス、ありがとうございます。 (笑)
 
山田:そういう意味でも、自分自身の悪い癖に気づかせてくれた会社にお礼返しをしないといけないと思ってます。
 
藤原:今までインタビューさせていただいた人、みなさん、そういう感じのことを言われます。「感謝しかないです」とか「謙虚に」とか「お礼返し」とか。
 
社長:そのお礼返しは、本当はお客様やチームメンバーにして欲しいんです。感謝は会社に戻さず、次へ次へという気持ちで。
 
藤原:「感謝を回せ」ですね。
 
社長:その通りです。
 
山田:すごく勉強になります。僕のインタビューなのに。
 
全員:あははは。(笑)
 
藤原:面談も兼ねられてよかったですね。(笑)
 
山田:僕のインタビューがこんな感じになるなんて思ってもいなかったです。でも、こんな機会を与えてもらってよかったです。改めて、チームのメンバーへの感謝に気付かされましたし、今後はもっと謙虚な気持ちで、みんなの話を聞いてみようと思います。何より、萩田に決めてもらうより、自ら決断し、もっともっと仕事を楽しんでみます。
 
萩田:今の言葉、メモしましたよー。(笑)
 
藤原:カットしておきます?(笑)
 
山田:しなくていいです!
 
藤原:では、次回は「生産性の低さ」について第二弾をやりましょう。
 
山田:勘弁してください。(笑)
 
全員:あははは。(笑)
 
藤原:色々と言いにくいことも本音でお話をしてくださった勇気あるお言葉に感謝します。素敵でした。
 
山田:とんでもないです。こちらこそ、色々と勉強になりました。ありがとうございました。
 
藤原:みなさん、長時間、ありがとうございました。
 
全員:ありがとうございました。
 

編集部より

今回は山田のフォローアップ研修的なインタビューになりましたが、人はどんなことでも気づくことって大切ですね。気づかないと次に進めないですからね。人財育成じゃなく人と組織のフィットってところもすごく共感出来ました。

私たちもこのインタビューで山田さんの人となりや何か大切なことを教えていただいたような気がします。
 
岡畑興産では山田と一緒に仕事をしたい人を絶賛募集中です!生まれ変わって楽しい仕事がしたい!と思っている方がいらっしゃれば、いつでも、ご連絡ください。
 
次回は、岡畑の新規開発の要で、仕事に全てをかけ、仕事が好き過ぎる菅澤を予定しています。

弊社のリーダー達が、いかに多様性に満ちているかをご確認くださいー!!

お楽しみに!

 

 

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