OKAHATA PEOPLE
2025.05.01
リアルトーク
【海外駐在】現役アメリカ駐在社員が語る、靴業界での営業活動とグローバルビジネスへの挑戦
- #入社を希望される方へ
- #若手社員
- #海外駐在希望者必見
- #社員が書いた
こんにちは。岡畑興産マネージメントサポート部門です。
今回は、2023年からアメリカのオレゴン州で海外駐在生活をスタートさせた木下さんにお話を伺いました。サッカー少年はどのようにアメリカの駐在社員へと登りつめ、アメリカではどのように活躍しているのでしょか?日系企業の駐在員だからこそできることや、アメリカ駐在の日常生活、サッカーで現地コミュニティを広げるエピソードも教えてくれました。
ぜひ最後までご覧ください!
【インタビュイー略歴】
・福岡県出身
・2015年~岡畑興産入社(靴受託事業部)
・2021年~Okahata Hong Kong & CO ., Ltd.配属
・2023年~駐在開始
・2023年9月~家族でオレゴンへ
目次
海外駐在への道のり
駐在前と現在の業務内容
駐在先での役割は、メーカーとサプライヤーと工場の意見をまとめることです。
具体的には、メーカーの中でも大きい会社だとチームの中でメンバーの役割が細分化されているために、担当者に情報共有や素材紹介をしても、開発に関わる他のメンバーへ情報が伝わっていなかったり、その情報が認識されていない状況で開発が進むので打合せで話した内容と違う方向に進んでいたりいたりというが起こります。そのメーカー側内での認識を統一させ、日本のサプライヤーや工場に情報を正しく伝えるのが私の役割です。そのため、情報の収集や積極的に情報を取りに行くといった姿勢がかなり重要になってきます。
アメリカ駐在先での1日のスケジュール
メール確認。
時差があり確認依頼していた内容等が返信されてきているため、朝一で目を通します。
シーズンが決まっている企画に関して担当者と打合せ。
サッカー、ゴルフ、アメフト、普段履きなど、カテゴリーとひとことに言っても複数有ります。日によってカテゴリーはもちろん異なりますし、機能や外観のことも含め内容も様々です。
打合せ後にメーカーさんの社内にある食堂にて昼食。
知り合いに会うとこのタイミングで相談されることもあります。実はこういう素材がほしくて、実はこんなことで困っていてなど普段のやり取り以外でもこういった場に情報が入ってきたりします。
Innovation teamと打合せ。カテゴリーより更に先の将来(シーズン紐づきではない)を見越した要素開発。この日はサッカーの新しいUpperの機能に関して打合せしました。
打合せの内容をチームやサプライヤーに共有します。
この時間からアジアが稼働するので状況に応じて打合せを行ったりします。
帰宅。
ワークライフバランスを重視しつつも、帰宅後に日本のサプライヤー・台湾チームと打合せをすることもあります。
グローバルキャリアと語学力
駐在先でのコミュニケーション
そのなにげない会話から、「実はこんな素材欲しくて」という話や「丁度聞きたいことあったんだよ~」なんてことも多々あり。もちろんメールで問い合わせを受けるころもありますが、気軽に対面で聞けるという快適さが重要な気がしているので積極的に機会を増やすようにしています。
また、言いたいことをいかに短く端的に伝えるかを意識しています。結局は相手に自分の言っていることを分かってもらわないといけないので、どう言ってあげるのがわかりやすいか?を常に考えています。また、それに対してのフィードバックをしっかり聞くことも大事にしています。
駐在生活への適応
私たちが住んでいる地域は、それほど治安の悪い場所でもないですし、高いですが日系のスーパーもあり、日本とそこまで変わらない食生活が出来ています。また、今の時代、ドコに何があるかは調べればすぐにわかるので、オレゴンに移住してからどうしようもない状況に陥ったことは一度も無いです。
駐在後の変化
その結果、思考がより整理され、頭の中はシンプルになりました。そうさせてくれているのは、Okahata Hong Kong & CO ., Ltd.のメンバーのおかげでもあります。こうした環境のおかげで、前よりも迅速に行動できるようになりました。
アメリカ駐在の日常生活
また、駐在先で知り合いも出来ました。ドッグパークで日本人の知り合いが出来たり、サッカー繋がりで知り合いがたくさんできました。
特にサッカーでは芋づる式に友好関係の輪が広がっており、家の近くのコミュニティカレッジのサッカーグラウンドでサッカーしている人達がいたので、「混ぜて」って言ったら「良いよー」って言ってくれたので、毎週水曜日にサッカーに混ぜてもらっています。
そこには色んな人種の人々が参加しているので、現地コミュニティ参加により、人脈が広がっています。
日米の文化ギャップ
まずは子育て世代、早い時間から働いて早く帰るという働き方が根付いている様子。車社会というのもあるのでしょうが朝の6時半頃には高速が渋滞していることも、そして午後3時頃に幼稚園にPick upへ向かう車で再度渋滞が発生します。
友人に聞くと早く帰るために早く出社しているのだとか。
また、休暇の取り方も日本とは大きく異なり、サンクスギビングやクリスマスなどのイベント時には、店舗も含めて完全に街が休む光景に驚きました。子育て環境についても「子どもや犬に対して非常に寛容で、泣き声も『世界で一番幸せな音だ』と温かく受け止めてくれる文化があります。交通ルールも歩行者優先が徹底されており、安全に暮らせる環境が整っています。
しかし、車社会だからこそ、色々なところでトラブルが起きているようで、僕たちが保険会社を呼んだ際には、保険会社が来るまでに5時間は待ちぼうけでした。。。
海外生活で感じる「日本との違い」
私たちが住んでいる家は、一応バスタブがあるのでお風呂に入ろうと思えば入ることができますし、近所に日系のスーパーがあるので醤油や納豆(安い時は1ドル以下!)など、食材の種類が結構充実しているので、物価以外は特に困っていません。ただ、日本に帰ってきて良いなと思う部分は、公共交通機関や色んなサービスも含めて日本が便利ですし、食事も美味しくて安くて早いです。しかし、オレゴンに住んでいる限りは仕方が無い部分もあるので、そこは受け入れて、楽しみながら生活をしています。
今後のキャリアプラン
そのため、10年後はより大きな責任を持ってビジネスを展開していきたいと考えています。現在の目標は、単なる営業としての数字達成だけでなく、組織全体をマネジメントできる立場に成長することです。まずは、「会社として人を派遣したいからアメリカで仕事をする」のではなく、「アメリカでの仕事が増加し、人材が不足しているため採用しないといけない」という流れを生み出したいと考えています。
そして、そのチームをマネジメントしていく人材になることが私の使命だと感じています。そのためには、新規案件の獲得や既存取引先との関係性強化が不可欠であり、今は目の前の仕事で成果を出すことに注力していますが、将来的には組織全体を見渡せる視点を持てるようになりたいです。
最後に
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
日本にいるときから英語力を活かして全力でビジネスを行っていた木下さんですが、アメリカでも持ち前のコミュニケーション力とサッカーで人脈を広げ、仕事も全力で取り組み、成果を上げているようです。
今後の活躍が楽しみですね!日本から社員一同、応援しています!
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また、上海駐在員へのインタビュー記事は、コチラをご覧ください!
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