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靴の豆知識

2021.11.12

靴のフィット感は大切!その理由やサイズの測り方、選び方をチェック!

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こんにちは、靴のOEM商社「岡畑興産」のこじろうです。

 

新しく買ったわけではないのに、履いていてなんかしっくりこない靴ってないですか?

その靴の形や素材は、果たして足に合っているのでしょうか?

 

靴のフィット感は長く履くためにも重要なポイントです。

 

今回は靴のフィット感が大切な理由や靴の選び方、合わない靴のサイズ調整方法をご紹介します。

 靴のフィット感が大切な理由は?サイズの見方や測り方も確認

サイズが合っていなくて歩く度にかかとが脱げる、靴のどこかが足に当たって痛みがあることは、身体的な苦痛だけではなく、精神的にも大きなストレスを感じるものです。

 

その上、足に合わない靴を長期間履き続けることで、外反母趾や歩行バランスの崩れ、靴ずれなど体のトラブルに繋がることもあります。

 

【歩く・走る・踏ん張る】足の機能を上手に活かすためにも、フィット感や履き心地はとても重要です。

 

足に合った靴を見つけるために、まずは自分の足のサイズを正確に知ることから始めましょう。

 

 

 自分の足の寸法を知っていますか?

靴のサイズというと「○○.○cm」と認識している人がほとんどですが、長さのサイズだけではなく足囲であるウィズ(ワイズ)の2つの要素で判断することが大切なんです。

 

サイズ(足長)・・・かかとから一番長い足指の先までの長さ

ウィズ(足囲)・・・親指と小指の付け根あ外側の骨が出っ張っているところをぐるりと一周測った長さ

 

「2E(EE)」や「3E(EEE)」という表記は、このウィズをわかりやすく示したものです。

 

日本の靴のサイズはJIS(日本工業規格)に基づき、足長と足囲の2つの寸法で表示するようになっています。

 

実際に自分の足の寸法を測り、JISのサイズ表から「24cmの2E」といったように靴サイズの目安を知ることができます。

 

ただ、靴に表示されているサイズはあくまで目安です。

同じサイズでもブランドやデザインによって履いた感じは変わってきますので、靴を買う前には試し履きをして、足にしっかりフィットしているかを確認することが大切なんです。

 

足に合ったブランドを見つけることができれば、インターネットで購入しても失敗することが少なくなりますね。

 

 

サイズ(足長)の測り方

一番長い足の指の先端部分に印をつけます。

次に、踵の一番出っ張ったところに印をつけます。

印と印を結んだ長さが足長で、靴のサイズになります。

 

 

ウィズ(足囲)の測り方

親指と小指それぞれ一番出っ張っている部分を触って確認してください。

そこを通るようにメジャーを回して、ギュッと締め付けず、ふんわり軽く測ったものがウィズ(足囲)です。

 

 

サイズについては、くつナビの【US,UK,EUの靴のサイズを換算!正しい足のサイズの測り方も】のコラムも参考にしてみてください。

 

 

 

正しいフィッティング方法で靴のフィット感をUP!

靴のフィッティングの際の5つのポイントをご紹介します。

かかとを靴の内側にしっかりと合わせた状態で、以下のフィッティングチェックをしましょう。

 

 

1.履き口

履き口周りに違和感がないかを確認。

くるぶしの位置と靴のトップラインが合っていないと靴ずれを起こしたりします。

 

また、履き口と足の間に隙間があり過ぎると歩きにくい上、摩擦でこすれて炎症が起きたりします。

 

 

2.つま先

靴とつま先の間のゆとりを確認します。

目安は1cm~1.5cmです。

 

ビジネスシューズやドレスシューズには「捨て寸」と呼ばれるゆとりが設けられていますが、スニーカーなどつま先にゆとりがない靴の場合は、靴のつま先部分を親指で押してこのゆとりがあるか確認しましょう。

 

歩く時は靴の中で足が前後に動くため、ぴったりとした靴よりつま先に適度なスペースがあるものを選ぶのがおすすめです。

 

 

3.ボール

「ボール」とは親指と小指の付け根外側の骨が出っ張っている部分のこと。

 

ボール部分は、まず足の周りに圧迫感や痛みはないかを確認。

無理な締め付けが無いかをチェックしてください。

 

ボール部分が靴の側面に軽く当たるくらいがちょうど良いでしょう。

 

4.土踏まず

土踏まずのアーチが靴のアーチと合っているかを確認。

 

土踏まずのアーチが軽く靴のアーチ部に触れる程度がベストです。

足のサイズは同じでもアーチの長さは個人差があります。

 

土踏まずは体重を支え、地面からの衝撃を吸収し、足を前に押し進めるという重要な働きをもっています。

足と靴のアーチの相性をしっかり確認しましょう。

 

 

5. かかと

かかとに圧迫感はないかどうかも重要です。

靴のかかと部分は歩きやすさと安定感に大きく影響します。

 

紳士靴やスニーカーの場合は、足をつま先側に押しつけた時に、かかとと靴の間に小指の第一関節まで入る程度の隙間があればOKです。

 

パンプスのようなヒールの高い靴の場合は、履いて立った時にヒールの真上に重心が乗り、かかとに圧迫感がなくぴったり合っているくらいが丁度いいでしょう。

 

 

自分で判断が難しいと感じたり、足のトラブルに悩んでいる方は、一度シューフィッティングの専門家「シューフィッター」に相談してみるのもおすすめです。

 

足の大きさや形、荷重バランスなど細かく計測、評価し、その情報から足に合った靴を提案してくれる他、その靴のフィット感をさらに高めるために中敷きなどを使って微調整もおこなってくれます。

 

 

 

買ったのに足に合わない靴のサイズ調整方法をご紹介

 

お店で試し履きの時は足に合っている気がしたのに、いざ履いてみると足に合わず眠ったままの靴はありませんか?

そのような靴をもう一度履けるようにする調整方法をご紹介します!

 

 

サイズが大きい場合

靴のゆるい部分に中敷き(インソール)を入れます。

 

中敷きの厚さは調整しながら選びましょう。

 

1mm、2mmの違いでも、結構履き心地は変わってきます。

つま先用、かかと用、土踏まず用など部分的なものも色々ありますので、どこが緩いのか確かめてから使ってみましょう。

 

そして中敷きを入れてみて、かかとがフィットし、足が前に滑らなければOKです。

 

かかとがパカパカ抜ける場合

靴と足のかかとの形状が合っていないので、靴の内側に専用のヒールパッドを貼るのがおすすめです。

 

かかとに引っかかりができて、脱げにくくなります。

 

 

甲部分がゆるい場合

足の前側を持ち上げてくれる「つま先用ハーフインソール」を入れ、靴と足の甲の隙間を埋めます。

 

 

履き口周りにくるぶしやかかとが当たって痛い場合

かかと用ハーフインソールを入れます。

かかとの高さを上げ、痛い箇所が履き口周りに当たらないように調整します。

 

 

サイズが小さい場合

革靴の限定になりますが、シューズストレッチャーというアイテムを使って、革を伸ばしきつい部分を調整することができます。

 

 

 靴のフィット感は重要!正しいフィッティングで理想の靴を

足に合わない靴を履き続けると、外反母趾や歩行バランスの崩れ、靴ずれなどさまざまなトラブルが起こってしまいます。

 

長く愛用するためにも、最初のフィッティングが重要です。

 

自分の足のサイズを正確に知り、各ポイントを押さえたフィッティングをおこない、自分で判断が難しいと感じる場合は「シューフィッター」に相談してみるのもいいでしょう。

 

履き心地、フィット感を意識して、自分の足に合う素敵な靴を見つけて下さいね。

 

岡畑興産では、真面目に靴をつくっている会社のブログ「くつナビ」を運営しています。

靴に関するさまざまな知識を発信していますので、ぜひご参考ください。

 

 

 

 

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