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靴の豆知識

2026.04.21

シニア世代に向いている靴とは?特徴やおすすめ商品をチェック

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こんにちは、岡畑興産のそめやです。

今回は「シニア世代に向いている靴とは?」というお題目をまかされました。

あれ、そもそもシニアっていくつからでしたっけ…世間一般常識を知らず申し訳ありません。

調べたところシニア(高齢者)とは、国際的には【国連:60歳以上】【WHO(世界保健機関):65歳以上】、日本での定義は【道路交通法:70歳以上】【日本老年医学会/日本老年学会:准高齢者(65歳~74歳)、高齢者(75歳~89歳)、超高齢者(90歳以上)】とのことです。

このように業界や組織によってまちまちなのが現状ですが、一般的には65歳以上と考えるケースが多いようです。

そんなシニア世代にとって靴は、ただの履物ではなく「安全に歩けるか」「外出を楽しめるか」を左右する大切なツールです。

今回は、シニア世代に向いている靴の特徴や選び方のポイント、おすすめの商品についてご紹介します。

現在シニアの方も、そのうちシニアになるそこのあなたも、ぜひ読んでみてくださいね。

 

シニア世代におすすめしたい靴の特徴は?

シニア世代の足は加齢とともに変化し、筋力の低下、関節の柔軟性の低下、骨密度の変化などにより、若い頃と同じ靴では不便に感じることが多くなります。

快適で安全な歩行をサポートするためには、以下の4つの特徴を持つ靴を選ぶことが重要です。

 

①脱ぎ履きのしやすさ

履き口が広い構造や開閉しやすい構造、足を入れやすい構造になっていると便利です。

  • マジックテープ(面ファスナー):紐を結ぶ手間がなく、着脱が簡単で調整もしやすい
  • ファスナー(サイドファスナーなど):大きく開くことで、足の出し入れがスムーズに行える
  • ゴム紐・伸縮素材:紐をほどかなくても足が入れやすく、フィット感も保てる
  • スリッポンタイプ:そのまま足を滑り込ませて履ける脱げやすいものもあるためフィット感の確認が大切
  • かかと部分にループやタブがある靴:指を引っ掛けて履けるので、しゃがむ動作が難しい方にも便利

さらに近年はハンズフリーシューズが注目されています。

手を使わずに立ったまま靴を脱ぎ履きできるので、腰や膝への負担を減らしたいシニア世代にも適しています。

ハンズフリーシューズについては、「ハンズフリーシューズとは?特徴や仕組みを解説!選び方のポイントも」で詳しく紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

 

②歩行のしやすさと安定性

安定して歩行できる工夫がある靴を選ぶと、転倒防止や疲労軽減につながります。

  • つま先が適度に反っている:つまずきを防ぎ、スムーズな体重移動をサポートする
  • 靴底が厚くクッション性がある:衝撃を吸収して、膝や腰への負担を軽減する。かかと部分に厚みとクッション性があると着地時の衝撃が和らぐ
  • 靴底が滑りにくい:濡れた路面や滑りやすい場所での転倒リスクを下げる。溝が深く、複雑なパターンになっているとより効果的
  • かかとを支える芯(ヒールカウンター)がある:歩行中のぐらつきを防ぎ、安定感を高める。足のねじれや変形も予防できる
  • つま先にゆとりがある:指を自由に動かせると踏ん張りやすい。外反母趾や内反小趾などには幅広タイプやストレッチ素材がおすすめ
  • 軽量性:靴が軽いと疲れにくく、長時間歩行も快適になる
  • ヒールが2〜3cm程度:衝撃を和らげ、バランス良く歩行できる(ヒールが低すぎると地面からの衝撃が直接伝わりやすく、高すぎると重心が不安定になり転倒のリスクが高まる)
  • アーチサポートがある:足裏のアーチ(土踏まず)を支え、足の疲労を軽減して正しい歩行を促す

 

③素材と衛生面

シニア向けの靴においても、快適さと清潔さを長く保てる工夫が欠かせません。

通気性が良いメッシュ素材や天然皮革などを選ぶことで、靴の中の蒸れを防いで快適さが保てます。

また、抗菌防臭加工が施されている靴であれば、長時間の使用でもにおいや雑菌の繁殖を抑えることができて安心です。

さらに、丸洗いできるタイプを選べば、お手入れがしやすく常に清潔な状態を維持できます。

④デザイン(見た目)

シニア世代にとっても、おしゃれを楽しむ気持ちは大切です。

上でお伝えした機能性を満たしていて、かつデザインが気に入った靴を選びましょう。

気に入ったデザインの一足を選ぶことは、快適な歩行を支えるだけでなく、「外に出たい」「出かけたい」という気持ちを引き出すきっかけにもなります。

履くことが楽しくなる靴を選んでくださいね。

シニア向け靴の特徴を色々と挙げましたが、靴を選ぶときは必ず実際に履いてみて、足にフィットするか、歩きやすいかを確認しましょう。

午後など足がむくみやすい時間帯に試着したり、普段履いている厚みの靴下を着用して試着したりすることもポイントです。

これらを意識して選べば、ご自身や大切なシニア世代の方に合った靴に出会えるはずです。

快適な靴は、活動的で安心な毎日を支える大切なツールとなります。

 

シニア世代におすすめの靴をご紹介!

 

 

シニア世代の方におすすめの靴は、快適性や安全性、そして着脱のしやすさを重視したタイプです。

代表的な種類を、おすすめの商品とともにご紹介します。

①ウォーキングシューズ

ウォーキングシューズは軽量でクッション性が高く、長時間歩いても膝や関節への負担がかかりにくいのが特徴です。

かかとをしっかり支える芯があるタイプは歩行時のぐらつきを抑え、転倒のリスクを低減します。

幅広設計の靴は、足の変形や外反母趾にも対応しやすいでしょう。

また、ベルクロ(マジックテープ)やファスナーで調整できるモデルも多いので、着脱が簡単です。

おすすめの商品① アシックス ライフウォーカーシリーズ

高齢者の歩行特性を考慮して開発されており、つまずきにくい工夫や安定性を高める機能が充実しています。

ベルクロ(マジックテープ)タイプも多く、脱ぎ履きも楽です。

男女ともに豊富なラインナップがあります。

 

おすすめの商品②ミズノ ウォーキングシューズ(LD40シリーズなど)

長距離ウォーキングにも適した高いクッション性と安定性が特徴です。

幅広設計のモデルも多く、足にフィットしやすいです。

 

②スリッポン・介護シューズ

スリッポンや介護シューズは紐を結ぶ必要がなく、足を滑り込ませるだけで履けるものも多いため、手や腰の負担を減らしたい方に向いています。

軽量で柔らかい素材を使用した靴は足にやさしく、長時間の使用でも快適に過ごせます。

また、甲の部分が大きく開くタイプや調整できるタイプの靴は、足のむくみにも対応しやすく履き心地も良好です。

さらに靴底に滑りにくい加工があると、屋内や滑りやすい場所でも安心して使用できるでしょう。

介護シューズについては、下で詳しくご紹介します。

おすすめの商品①徳武産業 あゆみシューズ

介護施設や病院でもよく使われている、リハビリや室内履きにも適した靴です。

非常に軽量で柔らかく、足の形に合わせて調整できるモデルが多くそろっています。

かかと部分が踏めるタイプもあり、着脱がさらに簡単です。

おすすめの商品②ムーンスター介護シューズ

室内外で使えるタイプもあり、脱ぎ履きのしやすさと安定性を両立しています。

軽量でクッション性も良く、幅広設計のモデルも多いです。

③ファッションスニーカー(シンプルで機能的なもの)

近年のファッションスニーカーは、普段使いしやすいシンプルなデザインを持ちながら、クッション性や軽量性などウォーキングシューズに近い機能を備えたモデルも増えています。

ゴム紐やファスナーで調整できるタイプを選ぶと、脱ぎ履きの手間が軽減できてシニア世代にも扱いやすいです。

 

おすすめの商品①ニューバランス(574シリーズ996シリーズなど)

クッション性と安定性に定評があり、デザインもシンプルで普段使いしやすいモデルが多いです。

特に574シリーズや996シリーズなどでは、幅広のモデルも選択肢に入ります。

 

おすすめの商品②スケッチャーズ スリップインズ

手を使わずに立ったまま履ける「ハンズフリー」機能が特徴で、シニア世代にとっても非常に便利です。

軽量でクッション性も高く、快適な履き心地が楽しめます。

ご紹介したおすすめの商品は一例です。

靴屋さんへ足を運んで、色々な靴を試してみてくださいね。

 

シニア世代にはリハビリシューズ(介護靴)もおすすめ

リハビリシューズ(介護靴)は、病気やケガでリハビリが必要な方や、加齢により足腰が弱くなった方、足に何らかのトラブルを抱えている方など、足に不安を感じている方の歩行をサポートするために開発された靴のことです。「ケアシューズ」と呼ばれることもあります。

高齢になるにつれて足腰の機能が低下し、歩行が不安定になったり、足にさまざまなトラブルを抱えやすくなったりするため、リハビリシューズはシニア世代にもおすすめです。

 

リハビリシューズには、一般的な靴にはない工夫が随所に盛り込まれています。

履き口が大きく開いて足を入れやすく、マジックテープやファスナーなどで簡単にフィット感を調整できるため、むくみや装具の使用にも対応可能です。

軽量で柔らかい素材は足腰への負担を軽減し、通気性の高い作りによって長時間の使用でも快適さを保ちます。

 

さらに滑りにくい靴底や反り上がったつま先、かかとをしっかり支える芯によって安定した歩行をサポートし、転倒リスクを低減します。

足の変形や外反母趾、リウマチなどにも対応できる調整機能を備えたモデルや、インソールを取り外して個々の状態に合わせられるタイプも多く見られます。

片足だけ購入できる点や、屋内用・屋外用に分かれたラインアップも、リハビリシューズならではの特徴です。

 

こうした機能性を優先した設計は、デザイン性や特定の用途に合わせて作られる一般的な靴とは大きく異なります。

リハビリシューズは「歩きやすさ・安全性・足へのやさしさ」を第一に考えた実用性本位の靴であり、シニア世代の足元を安心と快適で支えてくれる心強い存在といえるでしょう。

 

シニア世代も靴選びは大事!おすすめの靴を知って快適な歩行を

 

シニア世代にとって靴選びは、快適さだけでなく安全な歩行や健康維持にも直結します。

脱ぎ履きのしやすさや軽量性、滑りにくさといった特徴を備えた靴を選ぶことで、外出や日常の動作が安心して行えるようになります。

ウォーキングシューズやスリッポンなど用途に応じた靴を取り入れるほか、足に不安がある方にはリハビリシューズ(介護靴)も有効です。

 

足は人それぞれ、さらに同じ人の足でも左右で違いがあります。

今回ご紹介した内容を参考にしていただきながら、あなたの大切なパートナーとなる1足を見つけてくださいね。

あなたの足に合う靴との出会いがあれば、日常でも旅先でも歩くことが楽しくなりますよ!

岡畑興産では、真面目に靴を作っている会社のブログ「くつナビ」を運営しています。

靴や靴の素材だけでなく、製造や市場についてなど、さまざまな知識を発信していますので、ぜひご参考くださいね!

※岡畑興産株式会社は、化学品事業靴受託事業が連携し、機能性素材の材料開発・用途開発を進めています。

この記事を書いた人

岡畑興産株式会社・靴受託事業部そめや

シューズOEMと機能材料営業

ゴルフシューズ、バイクシューズから紳士革靴、レディスシューズまで色々なカテゴリーを担当しています。
シューズ業界30年越えの経験と長い靴工場駐在経験を活かしてお客様の想いを形にするお手伝いをしていますので、ご相談ください。

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