小ロット×海外生産。知見と設計力で理想を形にしたシューズ製作事例

こだわりのOEMサービス

ゴルフ関連アパレルブランド H 様

ブランドとしてシューズまで揃えたかったけど、小ロットでも細部までこだわりたくて。この条件で引き受けてくれる海外の工場がなかなか無い…

お客様プロフィール

ゴルフ関連アパレルブランド H 様

こだわりのゴルフウェア・ゴルフ関連グッズを幅広く展開するアパレルブランド
  • 業種

    ゴルフウェアを中心としたアパレルブランド
  • 地域

    東京都
  • 事業規模

    都内中心/従業員数80名程度

ゴルフ関連アパレルブランド H様 のシューズ製作事例

ゴルフ関連アパレルブランド H様のお悩み

ゴルフ関連アパレルブランド H 様

ブランドとしてシューズまで揃えたかったけど、小ロットでも細部までこだわりたくて。この条件で引き受けてくれる海外の工場がなかなか無い…

その時、岡畑興産はどうした?

靴の海外生産では“小ロット対応”にも一定の数量が必要なので、その前提を伝えた上で、可能な規模での実現方法を一緒に検討していくことに。

他では断られがちな要望にも、素材や構造の知見を活かして具体策を提示し、「こんな靴にしたい」という想いを形にできるようサポート。

MOQ(最小発注数量)やSPQ(最小梱包単位)、SNP(最小出荷単位)といった、製造・流通の前提条件も丁寧に説明し、無理のない進行に導いていきました。

アパレルブランドの理想を形に!小ロットで挑んだシューズ製作
  • 抱えていた問題

    小ロット生産と意匠へのこだわりを叶える製造メーカーが見つからない
  • 選定の理由

    素材や構造の豊富な知識により、こだわりの意匠が実現できる提案
  • 成果と反応

    ブランドの世界観と耐久性を両立した一足で顧客の反応も上々
  • 仕掛けのキモ

    意匠と耐久性を両立する設計調整と、工場との密な連携による仕様実現

靴打ち合わせ

抱えていた問題

小ロット生産と意匠へのこだわりを叶える製造メーカーが見つからない

ブランド独自の世界観を表現するため、靴のデザインに強いこだわりをお持ちでしたが、生産規模はあくまで小ロットが前提でした。

ただ、靴の海外生産では工場の事情や材料調達の都合から、当初の想定より多めの数量が必要になることもあり、実現のハードルを感じておられました。

そうした条件を理解した上で、「ブランドらしさ」を妥協せずに形にできるパートナーを探しておられました。

選定の理由

素材や構造の豊富な知識により、こだわりの意匠が実現できる提案

岡畑興産では、素材特性や靴の構造に精通した担当者が対応し、実現が難しいとされるデザインでも成立させるための構造調整や、製造上のリスクを考慮した素材のご提案を行いました。

また、ご希望の数量と生産現場の条件との間にあるギャップについても丁寧に整理し、「その数でどう売れる靴をつくるか」という視点から、仕様と販売設計の両面でご提案。

ブランドのこだわりを反映しながらも、海外生産の現実に即した進め方を提示できた点が、お客様の大きな安心感につながりました。

成果と反応

ブランドの世界観と耐久性を両立した一足で顧客の反応も上々

ソールの意匠やシルエットなど、ブランドが表現したいイメージを保ちながら、靴としての耐久性も確保することができました。

完成したシューズは、ゴルフ用途だけでなく「普段使いとしても欲しい」と言われるほど好評をいただき、シューズ単体でも注目されるアイテムに!

これまでになかった商品展開により、ブランドの価値をさらに広げるきっかけになりました。

また、開発中の丁寧な対応や迅速なレスポンスについてもご評価いただき、 「ここまで柔軟に寄り添ってくれる会社は初めてでした」「今後も靴づくりをお願いしたい」との声をいただくなど、信頼関係の構築にもつながりました。

仕掛けのキモ

意匠と耐久性を両立する設計調整と、工場との密な連携による仕様実現

デザインに対する想いとこだわりが強く、意匠性を大切にされていたため、見た目の美しさを保ちながら靴としての強度を両立させる工夫が求められました。

そこで岡畑興産では、たとえばソールのアール(曲面)の角度をわずかに緩めるなど、意匠を損なわずに剥がれにくくする設計上の工夫をご提案することに。

こうした微調整を重ねることで、デザイン性と物性(耐久性)の両立を実現し、お客様にもご満足いただける仕上がりとなりました。

強矢麻衣子

担当 すねや が解説!

MOQ/SPQ/SNPとは?

「 「小ロット=極端に少ない数」と受け取られることもありますが、靴の海外生産では、工場の稼働効率や材料調達の都合から、ある程度の数量を前提とするのが一般的です。

そうした背景を理解する上でも、シューズの生産を考える際によく出てくるのが「MOQ」「SPQ」「SNP」という3つの言葉です。

それぞれ意味が異なるため、混同しないように注意が必要です 」の知っ得情報!

●MOQ(Minimum Order Quantity)|最小発注数量
製造を引き受けてもらうために必要な「最低限の発注数」のことを指します。
材料や加工にかかるコストを考慮して設定されるため、小ロット希望の場合はこのMOQの調整が重要になります。
 

●SPQ(Standard Packing Quantity)|最小梱包単位
工場から出荷される際の「1ケースに何足入るか」という梱包単位のこと。
たとえば1ケースに12足入りであれば、12足単位での出荷が基本になります。

 
●SNP(Standard Number of Pack)|最小出荷単位
流通や物流の場面で使われることが多く、出荷時の「最小出荷単位」を指します。
SPQに近い概念ですが、物流上の取り決めとして扱われるケースもあります。
 

製造や物流の現場では、これらの数値をもとにやり取りが進みます。
 
「最低いくつから頼めるのか?」「何足単位で納品されるのか?」などを確認する際にも役立つため、あらかじめ把握しておくと進行がぐっとスムーズになります。
 
MOQの注意点など、さらに詳しい知識については【くつナビ】コラム「MOQ・SPQ・SNPとは?受発注用語の基礎知識から確認!
」でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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