こんにちは。岡畑興産のはなです。
新しい靴を買うのは、どのようなタイミングが多いでしょうか。
ネットやお店で素敵なデザインの靴を見つけたから?
履いている靴がくたびれてきたから?
欲しい靴が見つかって買うか悩んだときは、今持っている靴はまだまだ履けそうか考えてしまいますよね。
今回は、靴やソールの寿命について。
「くたびれてきた」靴の交換・修理のタイミングや、ソールや靴を長持ちさせるためのお手入れ方法もあわせてご紹介します。
目次
靴やソールの寿命はどれくらい?靴の処分方法も紹介
スニーカー自体の寿命はだいたい3年くらいが目安といえます。しかし、毎日同じ靴を履くと靴の寿命は短くなり、1~1.5年くらいでダメになることが多いようです。
靴を長持ちさせたいならば、何足かの靴をローテーションで履くことをおすすめします。
3日間ほど休ませてあげることで、靴の中の湿気が取れて劣化を防ぎ、靴の寿命を延ばすことができるのです。
また、履き方によっても靴の寿命は変わってきます。
例えば紐を締めたまま、ぎゅうぎゅうと足を突っ込むように履いたり、突っかけるように踵を潰して履いたりすれば、アッパー材料に亀裂が入ったり伸びたりしてクタクタになってしまいます。
靴の処分方法もチェック
アッパー材が破れたり、ソールがすり減っている靴は思い切って処分しましょう。
一般的には「燃えるゴミ」として回収していることがほとんどです。
自治体によっては靴回収ボックスを設けているところもあるので、確認してから捨ててください。
その他、靴のリサイクルや処分についてはくつナビでも取り上げています。ぜひ参考にしてくださいね。
ソールの交換時期は?交換のサインを詳しく解説!
靴のソールがだめになったら、捨てる選択以外に交換するという方法もあります。
まずは、ソールの溝のすり減りをチェックしましょう。
溝が削れてツルツルになっていたら、交換のサインです。
ソールの溝は滑りづらくする役割があるため、溝がないと濡れた路面で滑って転ぶ危険があります。
溝が無くなっても着用を続けるとソールが薄くなり、最後には破れて足が露出します。
薄くなったソールは突起物が通り抜けてしまうので危ないのです。
特にスポーツ競技で着用する靴ならば、こまめに状態をチェックしましょう。
また、スニーカーに多いソールが剥がれてしまった、加水分解が起こってしまったという場合も、交換が必要です。
ソールの交換は靴の修理屋さんに頼むのが良いでしょう。
ただし紳士靴や婦人靴のヒールトップは簡単に取り替えてくれますが、スニーカーのソール交換をしてくれるところはあまりなく、革靴もソールの交換ができるものとできないものがあります。
自分で修理するためのソールとソール専用の糊も販売されていますが、接着面の処理も必要で案外と手間が掛かります。
大事な靴は日々のお手入れとダメージが小さい内に、なるべく早く対処をしましょう。
靴やソールの寿命を延ばす長持ちさせるコツは?
なるべくなら寿命を伸ばして、長く愛用したいですよね。
少しでも長く履けるように、長持ちさせるコツもご紹介します。
脱ぎ履きのときには紐をほどく
紐を結んだままぐいぐいと足を入れる、踵のループを思い切り引っ張るのはNG。
面倒でも毎回紐を緩めてから足を入れましょう。
アッパー材を痛めないことと、靴の形を綺麗にキープすることができます。
靴をローテーションさせる
3日くらいの間隔で3足くらいの靴をローテーションで履くようにしましょう。
靴の中の湿気を溜めずに乾燥させることで雑菌で材料がダメになることを防ぎます。
特に靴が湿っていると感じた時は、新聞紙を丸めて入れることで、湿気の吸収や靴の保型効果も期待できます。
履いた後は軽くお手入れをする
天然皮革の靴は汚れを落とした後にクリームを薄く塗ることで革の乾燥を防ぎ、ひび割れや色が薄くなることを防ぐことができます。
洗うことのできるメッシュのスニーカーは、定期的に洗ってよく乾燥させてください。
スニーカー用の洗剤などを使うのもおすすめです。
ただ、色が落ちる材料もあるので取扱説明書や注意書きの確認が必要です。
履き方・歩き方に気をつける
踵を踏んで履くことはアッパー材を痛め、靴の形を崩すので絶対NG。
きちんと足を入れて正しく歩きましょう。
靴を引きずるように歩いたり、靴を擦って歩くとソールの摩耗が早まります。
歩き方の癖によっては内側だけ、片足だけが先にダメになるケースもあります。
姿勢を正しく、踵から着地するように歩きましょう。
スニーカーのお手入れについてのコラムも掲載していますので、ぜひご参考ください!
靴やソールの寿命は手入れや履き方次第で長持ちさせることも可能!
ソールについては、全体的に削れてきていれば寿命といえます。
また、靴自体の寿命はアッパー材の種類によって異なり、スニーカーは約3年程度で、メッシュや人工皮革などのスニーカーは破けてしまった時点で寿命と考えます。
革靴は手入れをきちんと行なっていれば3年ほどが目安ですが、定期的に修理に出していれば10年以上も履き続けることも可能です。
毎日同じ靴を履く、紐を解かずに履く、踵を踏んで履く、引きずったり擦ったりして歩く、お手入れを怠るなどをしていると寿命は短くなってしまいます。
その点に注意し、傷んできたら早めに修理に出すことで寿命は延びますので、ぜひお気に入りの靴を長く履くためにも意識してみてくださいね!
岡畑興産では、真面目に靴をつくっている会社のブログ「くつナビ」を運営しています。
靴に関するさまざまな知識を発信していますので、ぜひご参考ください!