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岡畑の熱い人々

OKAHATA PEOPLE

2023.03.10

熱いリーダー

人は変わることが出来るのか?

こんにちは!岡畑興産マネージメントサポート部門です。
熱い人々ブログ企画第2弾!

今回は岡畑の管理職の頭の中・マネジメント側の中身を少しだけ公開します!

前回に引き続き、(株)シーブリーズの藤原さんにインタビュアーになっていただきました。

 

<プロフィール>

萩田良一

岡畑興産株式会社

機能化学品事業部

事業部長

 

 

入社年月日:1994年4月1日

趣味:ゴルフ、テニス

 

藤原:こんにちは、ご無沙汰してます。相変わらずお忙しいですか?

 

萩田:色々とやること多くてバタバタしてます汗

 

藤原:ゴルフも含めて・・・ですね?(笑)

 

萩田:確かに、そうですね。(笑)

 

藤原:確か、ゴルフは相当な腕前と聞いていますが、運動は得意なほうでした?

 

萩田:相当な腕前ではないですよ。中学からテニスをしていたので、運動は得意というか、好きですね。

ゴルフは、その当時、父に練習場に連れて行ってもらったのが初めてですね。

本格的に始めたのは社会人になってからです。

 

藤原:ということは、30年弱くらいですね?結構長くされていますが、ずっと我流で上手くなったとか?

 

萩田:初めは100%独学でした。ただ、がむしゃらにクラブを振って、練習場に通って、負けず嫌いな性格もあるので、ひたすら練習練習でしたね。

 

藤原:いわゆる「気合い」と「根性」で上手くなった感じですね?(笑)

 

萩田:いやー、実はそうでもなくて。ある時、独学で上手くなるには限界があることに気が付きまして。(笑)

初めてのコースデビューのスコアは126だったのですが、そこから飛躍的に伸びないのでもっと理論的にゴルフを考えようと思って。

 

藤原:コーチをつけて?

 

萩田:いや、そんな時間的余裕もないので、本やビデオで勉強して、スイング理論や戦略的なことを 学んでいくうちに色々な気づきや発見があって、ベストスコアが75までになりました。今では平均85前後で回れるようになりました。

 

藤原:75!仕事されてます?(笑)

 

萩田:と、思います。。。(笑) しかし、私は仕事もゴルフも似ているなぁ〜って、前から思っているんですよ。

 

藤原:というと?

 

萩田:私はいわゆる「THE 昭和」の人間ですから、社会人になって、「明け方まで働く」とか「気合いで乗り切れ」とか、「先輩の技術を盗め」とか、いわゆる「根性論」で育ってきた世代です。「自分自身が頑張ること」が「会社の実績」に繋がるとずっと思っていました。

 

でも、今の時代なかなかそれでは通用しないことだらけです。

 

藤原:確かにそうですね。いわゆる「THE 昭和」のガンバリズムっていうんですか?

あの頃はまだ、日本経済が元気で社員一丸が根性でやり抜くみたいな時代だったからこそ通用したことなのかもしれません。

 

萩田:だから、ゴルフも「気合で練習すれば上手くなる」って思ったんですよね。でも、今は、VUCAの時代で、世の中の動きや変化のペースがとにかく速いですし、社内・外のコミュニケーション、コンプライアンス、SNSなど、企業としての取り組みや手法も随分変わりましたから。

 

藤原:時代のスピードや情報量への対応も大変じゃないですか?

 

萩田:大変というより、調べものがあるなら、AIの方が速いとか、とにかく我々世代は学ばないといけないことが多いですね。

 

困ったことに、学んだことの陳腐化も速くて。

だからこそ、知っていることがアドバンテージではなくて、何度でも学び直せる、学び方のコツを知っていることこそが、アドバンテージなんですよね、きっと。

 

藤原:その“学び方のコツ”をゴルフがきっかけで取得したということですね?

 

精神論→学びの原理原則へ

 
萩田:ゴルフでも、「学び方」を変えて、少しは上達が出来たように、仕事も「学び方」を変えたり、「学びの原理原則」をきちんと理解すると、上達出来るんじゃないかと思ったのです。
 

藤原:興味深いです。

 

萩田:それまでは、とにかく企業様に顔を出して、走り回って、先輩の見よう見まねで、がむしゃらに営業して、なんとか結果には繋がっていたんですけど、「精神論」から「原理原則論」というか、もっと、「本質的な考え方」に変えた方が結果的には、早くたどり着く「近道」だと気が付いたんです。

 

 

藤原:現場派から論理派に?

 

萩田:全くその通りで、これまでの脳の思考は「過去の体験」だけだったものがその思考を書き換えることにしたのです。換えるというか、上書きするというか。

 

藤原:確証バイアスをなくしていくということですか?

 

萩田:そうですね。例えば、若い人は脳が柔軟で、変われるきっかけやチャンスがたくさんあるんですよ。でも、日々の、仕事に追われて人間成長のチャンスを逃す人が多いんですよね。入社数年までにそのチャンスをものにする人は、仕事が出来るというより、人として素晴らしい人財になっていきます。

 

藤原:歳をとってくると、仕事にも慣れて、考え方を変えることが難しくなりますね。

 

萩田:でも、我々世代も考えを変えるだけで十分に変われるんです。何か新しくチャレンジする時とかは特に自分を変えれる千載一遇のチャンスなんです。脳の基本回路は、興味あるものには気が惹かれますし、負荷を感じるものには逃げる傾向があります。

 

藤原:耳が痛い話です。

 

萩田:歳をとると、知識や知恵なんかもついてきて、今までのスタイルでいる方がずっと楽だし、人間の本能的な行動だと思います。でも、現実はそういう考えではなかなかうまくいきません。例えば、このコロナでビジネススタイルもライフスタイルも大きく変わりましよね?

 

藤原:リモートワークやライフバランスの大切が重視されてきました。

 

萩田:昔はお客様のところに足を運んでこそ営業だ!みたいなものがありましたが、いまだに、その考えを持って営業する人間になるか、時代の変化を受け入れ、お客様のことも考えながら営業する人間になるか、ここの考えの分かれ目が、どんな年齢の人でも、その人の成長を変えます。

 

藤原:確かにそうですね。営業の基本である「押し売りをしない」とか「今、何を求めているか」を常に探求するサービス心というか。

 

萩田:おっしゃる通りで、人というのは、感じ方や考えの違いは当然あるのですが、それを埋めるにはコミュニケーションで解決するしかないんです。

 

話す側、聞く側の関係性、お客様の考えを理解してから行動することが大切です。

 

藤原:頭ではわかっていても、なかなか簡単には上手くいかないような気もしますが、何か秘策みたいなものがあったりするのですか?

 

無意識的有能とギターの話

 
萩田:NLPという考え方の一つに脳の思考プログラムというものがあって、

 

1 無意識的 無能:(知らないし出来ない)

2 意識的 無能: (知っていても出来ない)

3 意識的 有能: (考えると出来る)

4 無意識的 有能:(考えなくても出来る)

 

という、脳と行動のパターンがあるんです。

最後の「無意識的 有能」に持っていくために、まずは、行動し、習慣づけるという原理原則が重要なんですね。

 

藤原:「考えなくても出来る」?

 

萩田:例えば、車の運転なんかが一番いい例ですね。

 

藤原:確かに。

 

萩田:必死に免許を取って、いざ、車に乗ってみると、10時10分でのハンドルで。(笑)

 

藤原:手に汗かいて。(笑)

 

萩田:それが、数年もすると、何も考えずに、エンジンかけて、音楽聴きながら、運転してます。まさに、それが「無意識的 有能」の考えなくても出来ている状態です。初めは出来なくてもいいんです。でも、考えて出来ているようではまだまだです。考えなくても出来ている状態になっていることが人間の成長に繋がると思います。

 

藤原:なるほど。理論的に考えるとそうですね。音楽もそうですね。ピアノやギターとか。コードやリフを覚えるまではすごく練習して、ある一線を越えると、何気なしにパッと弾いている感覚は確かにありますね。あんなに苦労していたFのコードやB♭のコードを何も考えずに押さえていますね。(笑)

 

萩田:ギターされるんですね?

 

藤原:あ、趣味です、趣味程度です。(笑)お話を戻すと、「考えなくても出来る」っていうのは、最初の一歩からの次のステップに行くところも大事ですね。

 

萩田:なかなか自分を変えれないと言われる方がいらっしゃいますが、実はそれは変えれないのではなくて、変えていないんですよね。まず、初めの一歩の思考さえ変えることが出来て、次のステップを確実に一歩づつ進んでいくと、人って間違いなく変われます。そうすると、結果的に新しくチャレンジしていることも苦ではなくなるし、楽しくなってきます。そのチャンスは誰もが持っているんですよね。

 

藤原:確かに、仕事の悩みはお酒じゃなくて、仕事でしか解決しないですし、人の思考って、論理的に考えると面白いですね。

 

萩田:仕事の悩みも、結局「脳のストレス」なんですよね。ストレスは仕事では付きものですし、初めての仕事や嫌な仕事なんかはストレスのかたまりです。そのストレスを無くすのは、まず、その考えを変える「行動を起こす事」が最初の一歩なんです。

 

藤原:経験を重ねて、ベテランになればなるほど、考え方を変えるのはとても難しいですからね。としたら、商社の人は毎日が勉強ばかりで大変じゃないですか?

 

萩田:特に岡畑は専門性の高い商社ですし、大企業さんもとても多いので、いろいろなことを学ばないと前には進んでいけないです。大変と思っているってことは、まだ無意識じゃないということです。

 

藤原:なるほど!バタバタしている理由がよくわかりました。(笑)

 

萩田:お恥ずかしいです。(笑)

 

藤原:それだけ、たくさんのことを学んだり、考えを上書きするにも限界があるようにも思えますが。

 

萩田:それで言うと、「人」こそが最大の重要ポイントだと思っています。「個で動く」のではなく「組織で動く」という考えを持つと、「強い組織」が生まれます。その結果、個人も成長し、会社も成長すると思うんです。

 

藤原:まさに「人材育成」ですね。そのお話は「次回に続く・・・」にさせてください。

 

萩田:もちろんです。

 

藤原:まずは私はゴルフを始めることにします。(笑)

 

萩田:じゃ、私はギターを(笑)

 

藤原:今日は貴重なお話とお時間いただき、ありがとうございました。

 

萩田:こちらこそ、ありがとうございました。

 

編集部より

次回は「萩田流の人材育成論」になりましたね。この続きは次の回で!
 
岡畑興産では萩田と一緒に仕事をしたい人を絶賛募集中です!
 
少しでも自分を変えたいと思っている方がいらっしゃれば、いつでも、ご連絡ください。

 

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