岡畑香港のきのしたです!
ワールドカップやサッカーの試合を見ると、楽しみつつも、選手の靴ブランドが気になってしまうのは職業病でしょうか。
スポーツシーンの靴のトレンドも常に変化しています。
今大会では、大手メーカーがこぞってピンク色のスパイクを発売し、緑の芝生に映える鮮やかな足元が印象的でした。
また、ナイキとアディダスの圧倒的な“2強″が見て取れましたが、それは世界の靴市場全体のシェアにも通じるところがあるんです。
今回は靴ブランドの世界市場シェアについて、靴市場全体の現状とあわせてご紹介していきます!

目次
靴ブランドの世界市場シェアをご紹介
靴・シューズ・フットウェア業界の世界市場シェアを見てみると、2025年は1位が「NIKE(ナイキ)」で6.19%、2位が「adidas(アディダス)」で3.47%、3位が「Skechers(スケッチャーズ)」で1.97%となっています。
1位のナイキは、ランニングやバスケットボールなどのスポーツシューズを中心に、高いブランド力を持ちフットウェア市場で大きなシェアを占めています。
一方で、2025年5月期の売上高は前期比9.8%減となるなど、近年は業績面で苦戦も見られます。
特に中国市場では引き続き苦戦しており、ナイキを取り巻く競争環境は厳しさを増しています。
2位のアディダスは、サッカーやランニングをはじめ、スポーツシューズから日常使いできるスニーカーまで幅広く展開しています。
近年は業績が回復しており、ナイキが苦戦する一方で、アディダスは存在感を高めています。
特に中国市場では回復が進んでおり、2025年のブランド売上は前年から伸びています。
3位のスケッチャーズは、ウォーキングシューズやスニーカーなど、快適性を重視したフットウェアを幅広く展開。
ナイキやアディダスと比べると、手に取りやすい価格帯の商品も多く、機能性と履き心地を両立した商品が幅広い層から支持されています。
なお、世界のスポーツ市場では、ナイキとアディダスが依然として大きな存在感を持つ一方、近年は中国勢やプレミアムスポーツブランドの成長により、勢力図にも変化が見られます。
世界シェアについても4位が「New Balance(ニューバランス)」1.72%、5位が「Deckers Brands(デッカーズブランズ)」1.05%、6位が「ASICS(アシックス)」1.02%、7位が「ANTA(アンタ)」0.97%と続きます。
前年、2024年の市場シェアとは3位以下の顔ぶれや順位が変わっており、スポーツメーカーの勢力図にも目まぐるしい変化が見られます。
世界のスポーツブランド2025年度売上高ランキング
続いて、靴・フットウェアだけではなく、アパレルやスポーツ用品なども含めた世界のスポーツメーカーの売上高を見てみましょう。
1位 ナイキ(アメリカ)
2位 アディダス(ドイツ)
3位 アンタ(中国)
4位 ルルレモン(カナダ)
5位 VFコーポレーション(アメリカ)
6位 ニューバランス(アメリカ)
7位 プーマ(ドイツ)
8位 アメアスポーツ(フィンランド)
9位 デッカーズブランズ(アメリカ)10位 アシックス(日本)
※靴以外も含む
特に注目されるのが、3位となった中国のANTA(アンタ)です。
ANTAは、自社ブランドだけでなく、「FILA(フィラ)」や「DESCENTE(デサント)」「KOLON SPORT(コーロンスポーツ)」などの中国・アジア地域での事業も展開しています。
世界のスポーツ市場における中国勢の台頭を示す存在と言えるでしょう。
靴業界全体の現在の状況も確認!

靴業界の世界市場規模は、2025年の数字で4,955億ドルといわれています。
今後の世界的な人口増と経済発展に伴い、市場規模の平均成長率は年7.04%、2034年までに9,121億ドルにまで成長すると見られています。
日本の靴市場に目を向けますと、2024年の市場調査では1兆2,367億円。
コロナウィルスの影響もあり、大きく落ち込んだ2020年(1兆688億円)と比較して、インバウンド消費や円安による価格高騰などから売上高が回復し、近年は横ばい傾向となっています。
日本の靴業界・靴専門店の市場動向は?

日本の靴専門店で依然として国内首位を走り続けているのは、「ABCマート」です。
2026年2月期の決算では、売上高3,786億万円(前期比1.7%増)、営業利益632億万円(同1.2%増)と、増収増益を確保しています。
国内では郊外のショッピングセンターを中心に33店舗を新規出店し、期末店舗数は1,107店舗に。
2位の「チヨダ」は「東京靴流通センター」や「シュープラザ」などの屋号で店舗を展開していますが、売上規模ではABCマートに大きく差をつけられており、1強状態が続いています。
商品面では、スニーカーを筆頭にカジュアルなデザインが好まれる傾向が続いており、婦人靴・紳士靴といったフォーマル系のアイテムは苦戦が続いています。
人気のベルクロスニーカーについてのコラムもあるので、ぜひチェックしてみてください。
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靴ブランドの世界市場シェアや靴業界の現在の状況を知ろう!
世界の靴業界の市場規模は、2025年で4,955億ドル。
今後も年7%前後のペースで拡大が見込まれる成長市場です。
世界市場ではナイキやアディダスが高いシェアを維持する一方、3位以下では中国のアンタをはじめとした新興勢力が急速に存在感を高めています。
また、日本国内の市場も一時の落ち込みからは回復を見せています。
靴業界の勢力図は、決して固定されたものではありません。
こうした市場環境のなかで、靴メーカーが競争力を高めるには、ブランド力だけでなく、消費者のニーズに合った商品開発を進め、世界により目を向けて販売を伸ばしていく必要がありそうです。
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