豆知識

靴職人の仕事をご紹介!靴職人になるにはどんな資格やスキルが必要?

こんにちは、 岡畑興産のこじろうです。

 

皆さんは靴職人というとどんなイメージをお持ちでしょうか。

 

具体的な仕事内容だけでなく、どんな資格やスキルが必要になるのか、詳しくは知らないという方も多いと思います。

 

靴のメーカー工場で働いている熟練の方も靴職人と言えますが、今回はオーダー靴を作る、靴職人の仕事についてご紹介します。

 

 

 

靴職人の仕事内容を詳しくご紹介!

靴職人を簡単に言うと、最初から最後まで手作りで1足の靴を作る職人のことを指します。

 

その靴職人の仕事内容はどんなものでしょうか?

 

メモ

靴作りの工程

木型作り → パターン作り → 材料裁断 → アッパー縫製 → 吊り込み(成形) → 底付け → 仕上げ

 

大量生産の靴工場では工程によって分業されていますが、オーダー靴を作る工房の靴職人はほとんどの仕事を1人でこなすため、作業それぞれに技術が必要です。

 

また、オーダーメイドであれば実際に注文内容を聞き、お客さんの好みを理解して材料やデザインを提案するためのセンスや知識も求められることになります。

 

そのような理由で、靴職人には「手先が器用」「ファッションに興味がある」「こつこつと細かい作業ができる」「手先の器用」な人が向いています。

 

さらに、色々な技術を身につけるための「努力ができる」こと、お客さんの希望を靴にできる「コミュニケーション力がある」ことが望ましいといえるでしょう。

 

新海誠監督が「君の名は」「天気の子」に先だって製作し、2013年に公開された「言の葉の庭」という映画がありますが、その中で主人公15歳の少年タカオは靴職人を目指しています。

 

靴作りの道具や型紙、採寸シーンなど靴職人の仕事をわかりやすく描いていますので、興味があればぜひチェックしてみてください。

 

余談ですが、タカオがヒロイン雪野先生からプレゼントされる本は「Handmade Shoes」 という実在する有名なイギリスの手作り靴のバイブル的な本です。

イギリスの靴の聖地と呼ばれるノーザンプトンにある「ノーザンプトン靴学校」の入学要項書類も出ていました。

くつナビとしては、にやにやする場面がたくさんありましたよ。

 

雪野先生が履いているパンプスや少年が小さいころに母親へプレゼントするパンプスはDIANAの製品で、ロードショーに合わせてDIANAでコラボキャンペーンが行われたそうです。

 

そして、この映画では実写映画同様にスタイリストが登場人物のスタイリングをするこだわりっぷりです。

そんなポイントを踏まえながらこの映画を見ると楽しいかも知れませんね!

 

 

 

靴職人になるための資格やスキルは?

靴職人になるための国家資格などはありません。

 

経験や技術があれば資格は必要ではありませんが、足や靴関連の資格といえばシューフィッターという民間資格が有名でしょう。

 

シューフィッターとは、それぞれの足にぴったりと合う靴を提案する、靴のプロフェッショナルです。

足の疾病予防の観点から正しい靴選びをサポートする技術を認定してくれる資格です。

 

「足と靴と健康協議会」認定の民間資格で、2022年2月1日現在で3,530名が認定されています。

認定されるには3年以上の実務経験が必要です。

 

 

そして、靴職人になるためには以下のような靴作りの工程があり、それぞれにスキルが求められます。

 

 

採寸

お客様の足の寸法を計測、もしくは足型を取ります。

 

既成靴ではできない高いレベルのフィッティングを実現できるのがオーダー靴の醍醐味。

足の長さ・幅・高さ・土踏まずの形など全て、お客様の足の情報を正確に把握する必要があります。

 

靴職人にとっても、大変重要な作業です。

 

 

木型製作

ラウンドトゥ、スクエアトゥなど爪先の形状、Eウイズ、EEウイズ、EEEウイズなど足幅のバリエーションから、採寸した寸法をもとに近いベース木型を選択。

お客様の足に合わせてパテを盛ったり削ったりして、オリジナル木型を製作するスキルも必要です。

 

 

パターン製作

デザインのベースパターンを木型に合わせて調整する必要があります。

デザインを描いた紙を木型に貼り付けてパターンを起こすスキルも求められます。

 

 

材料選定と裁断

靴は複数のパーツで成り立っていますので、それぞれのパーツに適した材料を選ぶスキルとその材料をパターンに合わせて裁つスキルが必要です。

 

 

アッパー縫製

平面のパーツを立体に縫い上げるスキルです。

硬い材料、厚みのある材料などを重ねてミシンをかけるには相当の技術を要します。

 

 

吊り込み(成形)

アッパーを木型にかぶせて成形するスキルです。

 

アッパーを木型に釘で仮止めをして、ハンマーでとんとん叩きながら馴染ませていきますが、下手な人が行うと凸凹した靴になるため技術が必要です。

 

 

底付け

アッパーとソールを貼り付けるスキルです。

ぴったりと貼り付けるのは意外と難しく、熟練の技が必要です。

 

 

仕上げ

表面にワックスを掛けたり、光沢を吹き付けてデザイン性を出すスキルです。

木型を抜いて、完成になります。

 

 

 

靴職人になるために学べる場所もある?

どんなレベルで靴作りを学びたいか、将来何を作りたいかによって、学ぶ場所を選びましょう。

 

 

靴作り教室

数日から数ヶ月で1足の靴を完成させるコースであることが多く、靴工房の機械を使って職人から直接指導を受けることができます。

趣味での靴作りをしたい人向けの教室です。

 

 

ファッション専門学校

ファッション専門学校の中には靴に特化したコースを設けているところがあります。

ただし、靴作りというよりは靴のデザインを学ぶ場合がほとんどです。

靴メーカーやスポーツブランドなどで靴のデザイナーになりたい人向けの学校です。

 

 

靴作り専門学校

数は多くありませんが、靴のデザイン・制作技術を2〜3年で学べる専門学校があります。

例えば、ヒコ・みづのジュエリーカレッジのシュー&バッグメーカーコースでは、靴作りだけではなく、商品知識やマーケティングのノウハウなども学べるようです。

 

 

整形靴の学校

整形靴とは外反母趾や扁平足、左右の脚の長さの違いなど、足にトラブルがある方の歩行をサポートする靴のことです。

足の骨構造や歩行原理を元に、靴でトラブルを軽減させる技術を学べる学校です。

 

 

海外の靴職業訓練学校

イギリスではノーザンプトンの靴職業訓練学校などが有名ですが、イタリアにも多くの靴学校があります。

靴職人を目指して海外留学するならば、イギリスかイタリアが良いでしょう。

 

まずはある程度の語学習得が必要です。

 

 

そして最近では、靴磨き職人になるための靴磨き専門学校なるものもあるようです。

 

 

 

靴職人になるには資格は必要ないが経験とスキルは重要!

靴職人のあれこれをご紹介しましたが、職人と言えど、お客様とのコミュニケーションも重要で、靴づくりには知識と経験とたくさんのスキルが必要です。

 

そして良い靴職人になるには、集中力と根気、ひたむきな打ち込む努力と熱い思い(!?)も必要なんですね。

 

靴職人になるための国家資格はありませんが、シューフィッターという足の疾病予防の観点から正しい靴選びをサポートする技術を認定してくれる資格を取る方もいます。

 

 

また、靴の技術を学べる教室や学校もありますので、興味のある方はぜひ調べてみてくださいね。

 

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※岡畑興産株式会社は化学品事業靴受託事業が連携し、SDGsに貢献できる材料開発・用途開発を進めています。

 

 

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