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靴の豆知識

2025.06.13

雨対策グッズを活用して靴を守ろう!お手入れ方法・雨の日の靴の選び方もご紹介

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こんにちは、岡畑興産のいまふくです。

 

これからの梅雨の季節は、大切な靴が濡れてしまったり、また濡れた後もなかなか乾かなかったり・・とお手入れが大変ですよね。

 

しかも靴を濡れたまま放置すると、雑菌が繁殖してカビや臭いの原因にもなります。

 

そんなお悩みを抱えている方へ、今回は靴の雨の日対策グッズのご紹介とお手入れ方法、そして雨の日の靴の選び方についてもご紹介していきます。

雨対策グッズで大切な靴を守ろう!

まずは、持っている靴を雨から守る、雨対策グッズをご紹介していきます。

防水・撥水スプレー

手軽に対策できるグッズとして防水・撥水スプレーがおすすめです。

防水だけではなく、防汚効果もあるので購入後すぐ防水スプレーをしておくと安心です。

スニーカーなど靴紐がある場合には、事前に取り外し、ホコリや汚れを払い落としてからスプレーを吹き掛け、その後しっかり乾燥させましょう。

防水スプレーは、できれば2~3回重ね塗りすることをおすすめします。

重ね塗りをすることで、防水効果の持続力が高まります。

また、エナメルやスエードなど一部専用の防水スプレーが必要な素材もありますので、事前に確認してから使用するようにしましょう。

 

ちなみに防水とは、その名の通り水の侵入を防ぐ機能のことを指し、撥水とは生地の表面に付着した水を球状にしてはじく機能を指します。

下記記事で、靴の防水機能・撥水機能の違いやメリット・デメリットについてご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

靴の防水・撥水とは?特徴やメリット・デメリットを比較!|くつなび

 

シューズカバー

普段履いている靴の上に被せるだけで雨から守ってくれるシューズカバーも、雨の日の対策として人気のアイテムです。

デザインや色・丈などもさまざまなタイプのものが出ていますが、防水対策用としては「完全防水」仕様を謳った商品を購入されることをおすすめします。

商品説明に記載がない場合は、水を弾きやすいPVC素材や、丈夫で厚みのある生地が使われているかを一つの判断基準にすると安心です。

そのほか、雨の日に長時間歩くことが予想される場合は、滑りにくさにも注目しましょう。ラバー製のアウトソールで凹凸があるタイプなら、雨や雪の路面でも安定して歩けます。

また、使い捨てタイプも出ているので、急な雨対策としてカバンに入れておくのも良いのではないでしょうか。

 

 

足を濡らさない方法としては、レインソックス(防水靴下)もおすすめです。
もし靴内に水が染みても足が濡れないので、履いておくと安心でしょう。

雨で濡れた靴のお手入れ方法は?乾かし方も確認

雨対策をしていても、外出先での急な大雨などで靴がびしょ濡れになってしまうこともありますよね。
そんな時の乾かし方・お手入れ方法についてご紹介します。

乾かす前の事前準備

①汚れを落とす

雨に濡れた靴は、泥はねなどで汚れている場合も少なくありません。

きれいに乾かす為には、乾かす前にまず泥などの汚れを落としましょう。

②靴紐やインソールを外す

靴紐やインソールを外すことで、早く乾かすことができます。

靴の乾かし方

次に靴の乾かし方についていくつかご紹介します。

取り入れやすいものから試してみてくださいね。

①靴の中に紙を丸めて詰める

靴の中に新聞紙などを丸めて入れることで、入れた紙が水分を吸収してくれます。
水分をある程度吸収したら放置せずに、新しい紙に交換すると、より早く乾かすことにつながります。

紙を詰めることは水分を吸収すると同時に靴の型崩れ防止にもなり、一石二鳥です!

②乾燥剤・除湿剤を使う

お菓子や乾物などに入っている乾燥材のシリカゲル、こちらも水分を吸収してくれますのでぜひ試してみてください。
シリカゲルはキッチンペーパーや新聞紙などで包んで入れると、吸水効果がより高くなります。

また、靴の大きさや形状に合わせたさまざまな靴用乾燥剤・除湿剤も出ていますので、靴専用の乾燥剤を使用するのもおすすめです。

③コインランドリーの靴乾燥機を利用する

お近くに靴専用のコインランドリーがある場合には、靴を入れるだけで洗濯から脱水まで行ってくれるのでとても便利です。
また、その後乾燥機に入れればスッキリきれいな状態に仕上がります。

④ドライヤーを使う

ドライヤーで乾かす方法もありますが、その場合は脱水を掛けたり、紙などで水分を吸収させるなど、ある程度乾いてから行うことが重要です。

また、ドライヤーで乾かす場合には、変形や劣化等を防ぐために以下の2点も注意しましょう。

  • 「冷風」を選んで行う
  • ドライヤーを近づけ過ぎないようにする

 

「靴の乾かし方」について、下記の記事で詳しく説明していますので、こちらも参考にしてみてください。

 

靴の乾かし方を解説!乾かす際に注意すべきポイントも

雨の日におすすめの靴の選び方

 

ここまでは、今お持ちの靴への防水対策や濡れた場合の対処法をご紹介してきましたが、お出かけする時に既に雨が降っていたり、大雨が予想される時などは「雨の日用」の靴を履いて行きたいですよね。

ただ、雨の日用と言っても「ビジネスシーンで長靴はちょっと・・・」という場合や「コーディネートに合わせて靴を選びたい!」という日もあれば、今日は絶対濡れたくない!という日もあるでしょう。

ここでは、それぞれのシーンでのおすすめの靴の選び方をご紹介致します。

 

ビジネス用におすすめの靴

営業職などでお客様と接する機会の多い方は、普段から革靴やパンプスなどを購入する際に撥水・防水加工されたものを選ぶと良いでしょう。
晴れている日〜雨の日まで幅広く使用できて便利です。

カジュアルな装いとしておすすめの靴

休日や、出勤時でもカジュアルなスタイルが基本の方には、撥水・防水加工されたスニーカーやレインシューズがおすすめです。

最近では、タウンユースのスニーカーでも撥水・防水加工されたものが出ており、雨の日でもおしゃれを我慢せずに楽しめるようになりました。
また、シンプルなデザインのものを選べばビジネスシーンでも使うこともできます。

長時間の外出や大雨時におすすめの靴

あらかじめ長時間雨の中歩かなければならないことが分かっている場合や、台風などの大雨の時には、「完全防水」仕様のレインシューズがおすすめです。

「完全防水」の靴とは、ソールとアッパー部分が完全に一体となったレインシューズ・レインブーツなどを指します。

一体成型されて縫い目が無いため水が浸入しない構造だったり、靴全体を防水フィルムで覆うことで水の侵入を防いだりする構造のものなどがあります。

 

「ニットなのに、完全防水」という珍しい防水シューズの記事も、ぜひ併せて読んでみてください。

 

台湾発、完全防水靴下シューズ… ?

 

靴の雨対策を知って、快適な足元をキープしよう!

今回は梅雨の季節や台風などで雨に濡れ、靴がびしょ濡れになってしまった時に役立つ、雨対策グッズのご紹介と濡れた靴の乾かし方・雨の日の靴選びについてご紹介しました。

 

今持っている靴を守るためには、防水・撥水スプレーやシューズカバーを活用するのがおすすめです。

また、もし濡れてしまった場合はお手入れも重要です。
靴の中に紙を丸めて詰めたり、乾燥剤・除湿剤を入れて乾かしたり、コインランドリーの靴乾燥機を利用したり、ドライヤーの冷風で乾かしたりする方法があります。

これから靴を購入する場合は、撥水・防水加工された靴や「完全防水」のレインシューズを選ぶと良いでしょう。

 

雨で憂鬱な気分になる事も多いかと思いますが、しっかり対策をして、雨の日も快適に気持ちよく過ごしましょう!

岡畑興産では、真面目に靴を作っている会社のブログ「くつナビ」を運営しています。

靴や靴の素材だけでなく、製造や市場についてなど、さまざまな知識を発信していますので、ぜひご参考くださいね!

 

※岡畑興産株式会社は、化学品事業靴受託事業が連携し、機能性素材の材料開発・用途開発を進めています。

この記事を書いた人

岡畑興産株式会社・靴受託事業部いまふく

主にシューズOEMの営業サポートとして海外生産品の納期管理、輸入業務などを担当しています。
シューズにつけるタグやシール、箱のチェックなどお客様のこだわりが詰まった副資材の調達業務も重要な仕事です。

腰痛を予防するリカバリーインソールやサンダルのように、健康に繋がるシューズに関心あり!

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