CUSTOMER VOICE

ソール金型はクラフトマンシップと最新機器で作られている

今回は、岡畑興産靴受託事業部・その生産管理部門である個会社台湾岡畑ととてもなじみの深い金型製作会社 DONG GUAN JUNXIONG PRESISION MOLD CO.,LTD(東莞市峻雄精密製模有限公司)の胡社長にお話を伺いました。

 

岡畑興産
まずは、 DONG GUAN JUNXIONG PRESISION MOLD CO.,LTDさんがどんな会社か教えて頂けますか?

 

 

2011年に設立した中国広東省東莞市厚街にある金型製造の会社です。

靴関連専門の金型設計開発チームを持ち、主にRB、EVA、PU、TR、TPU、射出EVA金型を開発生産しています。 社員は56人います。

3Dプリンター、CNC精彫機、三次元スキャナー、CNCフライス機、サイドフライス機、スピンアームドリル機、溶接機、ドリルマシン、平面彫刻機、放電加工機などの設備を持っています。

峻雄・胡社長

 

 

岡畑興産
実は、私たちも2011年の設立当初から靴ソール回りの金型でお世話になっていて、失礼にも社長のことを『モールド屋のお兄さん』と呼ばせてもらってりしています笑。

改めて御社について詳しいお話を聞かせてもらうの楽しみにしていました!

早速ですが、峻雄さんが作っているのはどのような金型ですか?

 

ソール回りのパーツに使われるRUBBER、EVA、射出EVA、TPU、PU、TRそれぞれの材料に合わせた金型を作っています。

金型自体の材料は大きく分けると、鋼、鉄、アルミ3種類です。
具体的言うと、TPU射出金型は鋼材S136、718、P20を使います。製品表面の光沢によって、鋼材を使い分けます。
RBとTR金型は鋼材35#、PU金型は鉄材#20、EVA射出金型(IP)はアルミ7075#、EVAプレスとPU金型はアルミ6063#、TRは鋼材とアルミを使用します。

詳しすぎてわかりづらいでしょうか?笑

峻雄・胡社長

 

岡畑興産
いえいえ。
パーツの素材によって金型に使う材料も変わるとか、金型材料によって光沢など製品の外観が変わってくるとか、とても参考になります!

ところで、金型を作るのにどれくらいの期間が掛かるのでしょうか?

 

お客さんの指示を受けて、2D図面完成まで2~3日間掛かり、お客さんが2D図面を承認してから、3D製図をしてもう一度お客さんに確認して頂き、1:1のモックアップ(模型)を作るのには5日間ほど掛かります。
すぐにお客さんの確認が取れたとして、早くてもだいたい10日くらいは掛かります。

そしてモックアップ確認後、正式に金型作製に入ります。
サンプルサイズの金型作製には10~25日間掛かり、量産フルサイズの金型作製には30~55日間掛かります。

峻雄・胡社長

 

メモ

金型製造プロセス:

2D製図→3D製図→3Dプリント(収縮モック)→鋳造→3Dスキャン→CNC加工→機械加工→組立→初めての試作(金型工場内試作/検査)→校正→検査→顧客側シボ確認→校正→メッキ加工、テフロンスプレー→EVAエア抜き穴開け→出荷

 

 

岡畑興産
図面から模型、金型と手順を踏んでいくので時間が掛かりますね。
すぐ金型ができるとイメージしているお客さんもいるので、作製期間については私たちも丁寧に説明するようにしています。

金型作製を依頼するときには、何が必要ですか?

 

新しい設計の金型にはラストとデザイン画が必要です。

もちろんラストはアッパーにぴったり合うソールを作るためですが、デザイン画はお客さんの希望するイメージと細部の認識合わせに必要なんです。

峻雄・胡社長

 

 

岡畑興産
認識合わせって大事ですね、意図しないものができあがるのは困りますし。

話しは変わりますが、いままでにどんな国のどんなブランドの金型を作りましたか?  お話できる範囲でお聞かせください。

 

フランスのゴムで有名なM社、アメリカのゴルフブランドC社、日本市場向けではバドミントンの大手ブランド、ゴルフのグルーバルブランドなどの実績があります。 
峻雄・胡社長

 

 

岡畑興産
金型開発で苦労をするところはどんなところですか?

 

 

特に苦労するのは3D製図です。平面の2Dデザインからお客さんが希望する立体的な形を作るのが金型開発で一番難しいポイントです。
3D製図の技術者がデザイナーのコンセプトを理解することがとても重要になります。
そして金型外観修飾のペンチ加工(旋盤加工)は100%手作業なので、ワーカーの腕が試されます。
峻雄・胡社長

 

岡畑興産
うわぁ~、金型って匠の技を集結して作るものなんですね。まさにクラフトマンシップですね!

 

 

弊社には15年以上のキャリアを持った技術者からなる開発チームがありますが、それに加えて最新設備を導入して加工作業の自動化を進め、効率化も図っています。
峻雄・胡社長

 

 

岡畑興産
すばらしいです!

さて最後になりますが、今後弊社岡畑興産・台湾岡畑に期待することがあれば教えてください。 

 

創業当初からお付き合い頂いている岡畑グループの皆さんにはとても感謝しています。

これから更に緊密な協力関係を築いて、一緒に新しい金型構造を開発したいです。そして弊社の金型で成型されたソールを使ったシューズがたくさん作られるといいですね。

多くのブランドさんが新しいシューズ・金型をどんどん開発してくれることを期待しています。

峻雄・胡社長

 

岡畑興産
本日は貴重なお話を聞かせて頂きどうもありがとうございました。

これからも金型開発で無理を言うと思いますが、引き続きよろしくお願いします! 

 

 

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