こんにちは、岡畑興産のこじろうです。
ある日、お気に入りのスニーカーや革靴を履いていたら靴底が剥がれてしまった経験はありませんか??
修理したらまだ履けそうだけど何使えば良いかわからず捨ててしまった、どうすれば良いかわからず未だに靴棚に眠っている、、とお悩みのアナタのために今回は靴用接着材についてどんな物が良いか、ご紹介します!
靴の修理にはどんな接着剤が使えるの?
靴が壊れて接着剤を使って直すときに注意点をお話します。
靴底が剥がれたからといって、いきなり接着剤を塗るのは実は良いことではありません。
接着剤を塗る前に、靴に残っている接着剤のカスを除去しないと、接着剤の上に接着剤を塗ることになってしまうため、接着力が十分に発揮出来ないからです。
【残った接着剤を取る方法】
・接着剤が塗られている場所をドライヤーなどで温める
・サンドペーパーを使って接着剤を取る
サンドペーパーを使えば、接着面に凹凸が付くため、接着剤がより絡みやすくなり、強固に接着されるのでオススメです。
ここで紹介した工程は、絶対にしなければならない訳ではありませんが、丁寧にやりたい方は是非お試しください。
靴に使える接着剤は色々な会社から販売されていますが、靴専用の接着剤と他の用途にも使える汎用タイプとがあります。
どちらが優れているということはありませんが、接着剤を選ぶポイントをご紹介しますので、参考にしてみてください。
接着剤を選ぶポイントは3つ
*靴の材料に合わせて選ぶ
紳士靴で革のソールにゴム用の接着剤では効果がでません。
革用の接着剤では金属などには効果がでないことがあります。それぞれ靴の材質に合う接着剤を選ぶようにしてください。
*靴の色に合わせて選ぶ
靴用接着剤の色は透明、黒、白がほとんどです。
黒い靴の白の接着剤、逆に白の靴に黒の接着剤を使ってしまうと仕上がりが不自然な感じになります。 迷った場合は透明を選ぶと良いでしょう。
*靴の種類に合わせて選ぶ
スニーカーのようにある程度のクッション性が必要な場合は、固まった後に厚みのでるものを選ぶ事ができます。
雨に濡れることが多い場合には、耐水性の高いものが適しています。
靴の接着剤のオススメは?
コロンブス ボンド 靴 補修 修理 接着剤
靴補修・修理専用の速乾・強力接着剤で、ゴム、硬質プラスチック製カカトや靴底の修理に適しています。
速乾性があり、あっという間にくっついてしまうので、手に付いたり、接着と関係ない部分についてしまわないように気をつけましょう
※出展元:(株)コロンブス オンラインショップ
アイメディア(Aimedia) 靴底補修剤
ソール剥がれの補修以外に、ソールのすり減り、削れ、ひび割れた時の肉盛りにも使えるタイプです。 スニーカーなどのゴム底の補修に適しています。
乾くのに少し時間が掛かるのでソール全体を丁寧に修理したい時にお勧めです。
セメダイン 靴用瞬間接着剤 シューズドクター スリム
1分で応急補修ができる靴専用の瞬間接着剤。
外出先で突然剥がれた靴底に対応できそうです。 雨水にも強く剥がれにくく、24時間後には接着強度が10倍になるそうです。
※出展元:セメダイン(株)HP
アロンアルファのゼリー状EXTRA
ゼリー状の為、液だれしにくく扱い安いのが特徴です。
靴特化型の接着剤ではありませんが、スニーカーにも革靴にも使えますし、何より靴以外にも多用途で使えるので、これ一本あれば何にでも対応でき、用途ごとに何本も揃える必要がなくお財布にも優しいです。
※出展元: 東亜合成/アロンアルファ
靴底がはがれてしまったら、専門業者にお願いして修理してもらうのが一番ですが、時には新しい物が買えるほどのコストが掛かります。
急に壊れて応急処置が必要な場合などにも、今回のご紹介した方法、接着剤を使って試してみてはいかがでしょうか?
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※岡畑興産株式会社は、化学品事業と靴受託事業が連携し、SDGsに貢献できる材料開発・用途開発を進めています。