こんにちは、岡畑興産のたなかです。
日本に住んでいる我々にとって、地震や台風、豪雨災害、火山の噴火などの自然災害は常に隣り合わせであり、防災グッズを備えておくことは重要です。
近年、ワイドショーなどでも特集が組まれるなど、注目の防災グッズ。
非常食やヘルメット、懐中電灯など基本のものはもちろん、あると便利なグッズも増えています。
そんな中で、意外と抜けがちなのが避難をするときの「靴」です。
災害時は避難所に歩いて向かう場面が想定されますが、そんなときに役立つのが「防災靴」です。
あまり馴染みのないワードですが、意外と重要な防災靴について、今回はさまざまな角度からお伝えしていきます。
選び方のほか、おすすめの防水靴もご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
防災靴とは?
防災靴とは、地震や台風などの災害時に、私たちの足をさま様な危険から守るための特別な靴です。
また、「安全靴」とも呼ばれることもありますが、通常の安全靴は災害時専用というわけではなく、足先への危険を伴う作業場で着用する靴であり、工事現場や重機、重量のある部品を取り扱う工場内などでも着用されています。
災害時にもっとも多いケガは、ガラスや釘などを踏みつけて、足の裏に突き刺さってしまう「踏み抜き」です。
防災靴はスチール製や樹脂製の硬い先芯を入れて補強されていたり、踏み抜き対策がされていたり、滑りにくくなっていたりとさまざまな機能が備わっています。
瓦礫や鋭利な破片、滑りやすい路面など、予測不能な状況下で足を保護し、安全な避難をサポートします。
次でどんな機能を備える防災靴を選べば良いか、詳しくお伝えしていきますね!
防災靴の選び方もチェック!
普段あまり目にすることのない防災靴。
どうやって選べば良いの? と悩んでしまいますよね。
そんなときは以下のポイントを参考に選んでみましょう。
JIS規格(日本工業規格)やJSAA規格(日本保安用品協会規格)を確認
JIS規格では、つま先保護性能、耐滑性能など様々な性能について安全基準が定められています。
また、JSAA規格は、JIS規格ほどの高基準は定められていませんが、使用可能素材が多く、デザイン性に幅があるのが特徴です。
まずは、基本として防災靴にJISマークやJSAAマークが付いているかを確認しましょう。
これらのマークは、その靴が一定の安全基準を満たしていることを示す証です。
これらの基準を見た上でこれからご紹介する性能に注目してみると良いでしょう。
つま先保護性能があるもの
鋼製先芯、樹脂製先芯など、様々な種類があります。
重い物体が落下した場合に、つま先を保護します。
耐滑性能があるもの
雨水や凍結などの滑りやすい場所でも一定のグリップでサポートしてくれます。
踏み抜き防止性能があるもの
中底に鋼板や樹脂板が入っているものがおすすめです。
ガラスや釘などを踏んでしまった際に、靴が貫通するのを防ぎます。
足元が見えないときや瓦礫が散乱しているときなどに安心して避難できます。
履き心地の良いもの
長時間履いても疲れにくい、快適な履き心地のものを選びましょう。
ハイカットや長靴も視野に
足首を守る&固定できるハイカット型や長靴型も移動や作業時に適しています。
ただし、長靴型は中に水が入ると重たくなるので、浸水時の使用には不安が残る点には注意が必要です。
このほか、災害時の避難だけでなく、普段使いもできるデザインを選ぶのもおすすめです。
また、普段から履いて慣らしておくのもいざというときに歩きやすくなるポイントです。
防災靴は機能性と快適性を両立したものが良い!おすすめを紹介
防災靴の中でも特におすすめな3足をご紹介します。
ミドリ安全社「SL-603P-5」
JSAA規格の踏抜き防止板・樹脂先芯入りスニーカー。
安全衛生保護具業界ではトップシェアを誇るミドリ安全のシューズです。
ステンレス板を内装することで、踏み抜き防止性能があり、長時間の歩行でも疲れにくいカップインソールも内装しています。
ASICS社「ウィンジョブCP309 BOA®」
JSAA規格であり、デザインもおしゃれでスポーツシューズ感覚で普段履きができるシューズです。
衝撃吸収性を多くの素材で取り入れており、避難時の長時間歩行でも疲れにくそうです。
そして、BOAシステムを採用しているので、着脱が容易にできます。
一刻を争う避難時もすぐに出発できるのではないでしょうか。
防災靴の用意はおすすめ!災害に備えて準備を
防災靴はヘルメットや非常食などと同様、いざという時のために必ず準備しておきたいアイテムです。
防災靴を選ぶポイントをまとめると以下のようになります。
・JIS規格やJSAA規格の有無を確認する
・素材、機能、サイズ感、履き心地などを総合的に判断する
・普段使いできるデザインを選ぶのもおすすめ
今回の情報を参考に自分に合った防災靴を選び、万が一の事態に備えられると良いですね。
また、このほかにも防災靴だけでなく他の防災グッズと一緒に着用して避難訓練を実施することも重要です。
防災グッズの定期的なメンテナンスも怠らないようにして、いざというときに備えましょう。
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