こんにちは、岡畑興産のこじろうです。
近頃はゲリラ豪雨のような予測の難しい雨が増えていますね。
激しい雨で靴の中が濡れてびしょびしょになった経験を、みなさんもお持ちだと思います。
今回はそんな雨の日でも安心な防水と撥水の靴について、ご紹介していきます。
防水と撥水の違いとは?その特徴やメリット・デメリットを紹介
水を防ぐ防水と、水をはじく撥水にはどのような違いがあるのでしょうか?
メリット・デメリットも合わせて説明していきますね!
防水とは
防水とは、水の浸入を防ぐ構造のこと。
表からだけではなく、生地の裏側からも水が入ってこない機能のことを言います。
防水のメリット
水をほぼ完全に防げるため、雨の日でも安心して履くことが可能です。
構造から違うので、経年により機能が落ちることはあまりありません。
防水のデメリット
一般的なデメリットとしては、通気性が悪く蒸れやすいことでしょう。
また、撥水加工の靴と比べると値段が高いものが多いようです。
撥水とは
撥水とは、生地に付着した水を球状にしてはじく加工のこと。
なぜ水が球状になるかというと、水より表面張力の小さい溶剤を生地に付着させることで、表面張力の差が大きくなり、水分が玉になって弾かれるからです。
撥水性があることで水が生地に染み込みにくくなり、靴が濡れるのを防ぐことができます。
撥水のメリット
防水に比べて蒸れづらく、通気性を維持することができます。
撥水スプレーなどで機能を後付けすることも可能です。
撥水のデメリット
長時間の雨や水圧がかかる環境では、水を防ぐことができません。
材料表面に施された加工なので、着用や経年によってコーティングが剥がれて効果が薄れていきます。
生地のつなぎ目などの隙間に撥水加工がかかっていないと、そこから水が浸入することもあります。
靴に使う防水・撥水の具体的な素材は?防水・撥水シューズも紹介!
完全防水の素材の靴といえば、ゴム製などの長靴でしょう。
生地の上にゴムのような密閉性の高い材料を貼り合わせて、内からも外からも水を通さなくする方法です。
長靴以外では、透湿性・防水性がある「メンブレン」という薄い膜状の素材をアッパー材料に挟み込むことで、水の浸入を防ぐ方法があります。
このタイプの完全防水ではGORE-TEXが有名です。
GORE-TEXのメンブレンは1㎠センチに14億個の小さいな孔が開いていて、水蒸気は通すけれど、水は通さないという特性があります。
余談ですが、このGORE-TEXのメンブレンは蛍石(ほたるいし)という鉱石からできているそうですよ。
GORE-TEX以外ではTHE NORTH FACEの【FUTURELIGHT】や、COLUMBIAの【アウトドライ】【オムニテック】などがあります。
また、撥水シューズとして「超撥水」という表現が使われているものがありますが、これは撥水が高い状態を示す場合に付けられているようです。液体と固体表面との接触角が150°を超えた状態を表します。
どの程度の防水性が必要か、どれくらいの頻度で靴を履くのかを考えて、防水タイプか撥水タイプかを選ぶのが良いでしょう。
そして岡畑興産では台湾発 完全防水 靴下シューズを取り扱っています。
ご興味がありましたら、ぜひお問い合わせくださいね!
防水・撥水の違いを知って靴選びに活かそう!
防水とは水の浸入を防ぐ構造のこと、撥水は生地に付着した水を球状にしてはじく加工のことを言います。
完全防水の素材の靴ではゴム製の長靴が代表的で、長靴以外では「メンブレン」という薄い膜状の素材をアッパー材料に挟み込んで水の浸入を防いだ靴があります。
防水の方が水は防げますが、それぞれにメリットデメリットがあるため、踏まえた上で選ぶと良いでしょう。
完全防水の靴でも撥水加工をした靴でも、靴と足の隙間から水が入ればもちろん濡れてしまいます。
靴以外のレインウエアなどでも対策してくださいね。
「くつナビ」では靴や材料の豆知識を発信しています。
あわせてご参考くださいね!