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靴の豆知識

2022.05.12

昔流行った靴・靴の変遷を解説!今はリバイバルブームが来ている!

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こんにちは、岡畑興産のこじろうです。

 

最近の若者たちのトレンドの一つに、昔流行ったモノというのがあるのをご存知でしょうか?

昭和歌謡の名曲や、90年代のファッションが現代の学生たちにも一周回って「ナウい・エモい」ということで、注目を集めています。

 

というわけでこの流行に乗っかり、今回は90年代を中心に「昔はどんな靴が流行っていたのか」「現在の靴にも共通していることはあるのか」などを調査していきたいと思います!

 

当時の流行を思い出して懐かしむも良し、このコラムから新たな発見をして明日からのファッションに取り入れるも良し。

ぜひ、ご参考ください!

昔流行った靴を振り返り!どんな靴が人気だった?

90年代の定番ファッションといえば、デニムやラフに着こなせるTシャツ、ネルシャツなどの羽織り物を着崩す、ストリートファッションが全盛期。

 

今は定番になったスニーカーが若者の間に浸透し始めた頃でもあり、海外の映画や音楽からの影響が大きいと言われています。

 

この年代のスニーカーの中心となっていたのは、今でも根強い人気のある「ローテクスニーカー」でした。

 

90年代はとにかく女子高生や男子高生など、高校生にスポットライトが当たっていた時代で、高校生発信のトレンドを求め、渋谷のセンター街にはマスコミ関係者が毎日のように取材に行っていたそうです。

 

特に、女子高生のギャルたちの中でルーズソックスの人気は絶大で、安室奈美恵のアムラーブームも重なって厚底ブーツが大流行しました。

 

今は、当時と違った形の厚底シューズのリバイバルブームが起こっています。

 

では、昔は実際にどのような靴が流行っていたのか次でご紹介していきましょう。

 

 

 

昔流行った靴を詳しく紹介!今流行っている90年代の靴も

ひと目見ただけで「懐かしい!」とテンションが上がる昔の流行靴。

 

実は、現在でも長らく販売されているデザインもあり、リバイバルとして注目され、復活したデザインの靴もあります。

眺めているだけでも楽しいので、ぜひチェックしてくださいね!

 

 

90年代に流行ったスニーカー

 

 

ナイキ エアマックス95

 

これを履いている人は襲われて盗まれる”エアマックス狩り”が社会問題になるほど人気が出た、もはや説明不要のエアマックス95。

 

今でも復刻版として何度も作られるほどで、特に黄色いビジブルエアーを搭載した通称「イエローグラデ」と呼ばれるカラーが定番です。

 

 

 ナイキ エアジョーダン5

 

90年代より前からジョーダンシリーズは始まっていますが、90年代に入って初めて発売されたのがこのジョーダン5。

 

暗闇で光るリフレクター素材のタンが、クラブに通うアフリカ系アメリカ人にとってのステータスで、激しい争奪戦が繰り広げられたそう。

 

その熱が日本にまで届き、このモデルから日本でジョーダンシリーズの人気に火が着いたと言われています。

特に黒×シルバーは大人気で、当時でも1足10万越えの値がついたとか。

 

 

リーボック インスタポンプフューリー

 

今でもストリートシーンで最も人気があるモデルの一つである、ポンプフューリー。

発売されたのは1994年です。

 

元々のポンプシステムは、アッパーの空気の部屋に空気を送り込んでフィット感を調整できたのですが、空気の部屋自体をアッパーにしてしまったことで、軽量化とフィット感の向上に成功。

奇抜なデザインも相まって、ファッション界で大人気になりました。

 

 

ニューバランス M1400

 

M1400は元々1985年に発売されたM1300の後継として開発されましたが、当時では高度なテクノロジーだったので、量産化を断念。

そのため、正式に発売が開始されたのは1994年で、M1500というモデルが先に発売されました。

 

一度は消えた企画を、当時の日本支社が技術的なサポートをして製品化に成功したので、日本から発売がスタートしました。

さすが「日本の技術力」ですね!

 

メイドインアメリカモデルのため高価ではありますが、その完成度の高さから、当時も現在も、売れ筋上位をキープしているモデルです。

 

 

アディダス スーパースター

 

1969年から発売されているロングセラー。

耐久性と履き心地の良さ、と一目でアディダスとわかるデザイン性のおかげで、90年代にスケートボーダーたちに愛され、そのままストリートファッションでも主役に。

 

アディダスといえばスタンスミスかスーパースター、このどちらもを履いたことがない当時の若者を探す方が難しいでしょう。

 

 

スケッチャーズ D’LITE

最近では、高級ブランドのバレンシアガがダッドスニーカーを発売し、その人気の火付け役となりました。

その元祖といえるのは「スケッチャーズのD’LITE」というダッドスニーカーと言えるでしょう。

 

ダッドスニーカーとは、その名の通りDad = お父さんや年配の男性が履く、底が厚く幅が広いダサいスニーカーという意味ですが、ダサかっこいいと言うことで90年代に注目を集めました。

 

 

 

厚底シューズの昔と今

ご紹介したスニーカーたちは今の時代も相変わらず人気で、良い意味で変わり映えがありませんが、厚底シューズは昔と今で少し変わっています。

 

昔流行った厚底ブーツと言えば、以下の2つでしょう。

 

 

エルダンテス 厚底ブーツ

 

95年頃から本格的に厚底ブームが到来したのですが、その立役者は歌手の安室奈美恵さん。

 

愛用のエルダンテスのブーツでキレのあるダンスを踊る姿は話題を呼び、”アムラー”と呼ばれる彼女と同じファッションをする人や、”コギャル”と呼ばれたギャルの間ではマストアイテムでした。

 

 

 ヴィヴィアンウエストウッド ロッキンホースシューズ

 

渋谷系の”コギャル”に対し、原宿系は木馬に似た木底の、ヴィヴィアンウエストウッドのロッキンホースシューズが大流行しました。

 

当時の人気アーティスト達が履いていたことで、価格が高価にもかかわらず日本でも爆発的な人気を得ました。

 

 

 

 

一方現在では、厚底による足長効果や、韓国で一躍人気が集まったことも相まって、若い女性を中心に「フィラ」の厚底スニーカーが人気を得ており、日本でも同様にトレンドとなっています。

 

 

当時厚底といえばブーツやサンダルが主流で、厚底サンダルやウェッジソールが人気を博しましたが、厚底スニーカーが注目されだしたのは2000年代に入ってからです。

 

90年代のブームがそのまま戻ってきたわけではないのですが、形を変えて厚底が2022年注目のアイテムなのは間違いなさそうです。

 

 

 

昔流行った靴は今でも愛されつつ進化している

靴は時代とともに形を変えていきます。

 

過去を振り返るのはあまり良くないことと言われたりもしますが、特にファッションの世界ではリバイバルブームなども普通に起こるので、昔流行ったものを振り返るのも面白いですよね。

 

ストリートファッションが全盛期だった90年代では、海外の映画や音楽からの影響で、スニーカーが若者の間で注目の的に。

 

その結果、 アディダスのスーパースターやニューバランスのM1400など、今でも人気のあるデザインが生まれました。

 

女子高生のギャルを中心に火がついた厚底の靴が、今では形を変えて人気があるというのも、興味深いです。

 

今回は90年代でしたが、80年代、70年代と時代を区切って振り返っていくと、また違った、過去からの新たな発見があるかもしれませんね。

 

 

岡畑興産では、真面目に靴を作っている会社のブログ「くつナビ」を運営しています。

靴や靴の素材、豆知識などさまざまな知識を発信していますので、こちらもぜひご参考ください!

 

※岡畑興産株式会社は、化学品事業靴受託事業が連携し、SDGsに貢献できる材料開発・用途開発を進めています。

 

 

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