メッシュ素材とは？特徴やメリット、用途について解説！

こんにちは、靴のOEM商社「岡畑興産」のこじろうです。

 

日々の生活の中で色々な場所で使われているメッシュ（MESH）素材ですが、元々は英語で篩い（ふるい）の網目という意味だと知っていましたか？

篩いの網目をメッシュという単位で表すことをご存知の方はほぼいないのではないでしょうか？

 

今回はそんなメッシュ素材の特徴について、使われる用途や似た素材である「ダブルラッセル」との違いもあわせてご説明します。

メッシュ素材とは？その特徴からチェック！

元々は英語で篩い（ふるい）の網目という意味がある、メッシュ構造。

簡単に言うと、何かを『通過させる』ということです。

 

メッシュの穴より小さいもの、例えば風や汗を通してくれるのが最大の特徴です。

 

メッシュ素材は網目状で隙間があるため、穴から風を通して熱を逃がすのでムレにくく、軽量であるという特徴があります。

風通しが良く速乾性があるので、暑い夏に向いている素材と言えるでしょう。

 

また、伸縮性にも富んでいるので身体を動かすスポーツの場面にもぴったりな素材です。

 

素材としてはナイロンやポリエステルなどの化学繊維がほとんどです。

 

 

メッシュ素材はどんな用途で使われる？

 

風通しが良く蒸れにくいメッシュ素材は、熱がこもりやすく蒸れやすいところに使われています。

 

例えば帽子の裏地、スポーツウェア、ベビーカーや赤ちゃんの抱っこ紐などです。

最近では、布マスクの裏に使われているのを見ることも多くなりました。

 

軽量なため、バッグパックやエコバッグ、ハンモックなどに使われることも多く、「通しやすい」という機能面では音を通すスピーカーにも使われています。

 

靴の材料としても、ライニング（裏地）、アッパー材など色々な部位へ使える素材です。

通気性と軽量性からランニングシューズなどの競技用にも、一般的なスニーカーにも重宝されています。

 

そして、網目や糸の色、太さを工夫して見た目のバリエーションを無限に広げることができます。

 

スニーカーの素材について、こちらのコラムでも詳しくご紹介しています。

 

 

メッシュ素材に抗菌機能、防臭機能、接触冷感などの調温機能を付加させれば、靴の材料としてだけではなく、アパレルを含めた日用的な機能商品へ活用の幅を広げることができます。

 

ただしメッシュ素材のデメリットとして、水もよく通すため防水性はないという点はあります。

そのため、雨の日には避けて使うことになるでしょう。

 

 

メッシュ素材に似た「ダブルラッセル」という素材もある

メッシュ素材に似た網目状の素材に、ダブルラッセルというものがあります。

 

ダブルラッセルは、縦方向に連続したループを作っていく経編（タテアミ）構造になっていて、トリコット編みとラッセル編みに分類されます。

 

ラッセル編みは一般的にゲージが粗く、層の数が多いため厚めの生地になります。

このラッセル編みを多重にしたものが、ダブルラッセルです。

 

メッシュ生地とダブルラッセル生地は見た目がよく似ていますが、メッシュを3層構造にし、よりクッション性・通気性を高めたダブルラッセル生地は「メッシュラッセル」「ダブルラッセルメッシュ」とも呼ばれます。

 

メッシュ素材と比較して、見た目に複雑感や高級感があり、スニーカーのアッパー材・ライニング材に多く使われる高機能素材です。

 

 

メッシュ素材の特徴を知って選ぶ際の参考に

メッシュ素材は網目状で隙間があるため、穴から風を通して熱を逃がすのでムレにくく、軽量であるという特徴があります。

 

風通しが良く速乾性があり、暑い夏におすすめの素材と言えるでしょう。

 

伸縮性にも富んでおり、メッシュの穴より小さい風や汗を通してくれるため、帽子の裏地、スポーツウェア、ベビーカーや赤ちゃんの抱っこ紐などに多く使われています。

 

また、軽量なためバッグパックやエコバッグ、ハンモックなどに使われることも。

 

靴の材料としてもライニングやアッパー材など色々な部位へ活用でき、にも、一般的なスニーカーだけでなく、ランニングシューズなどの競技用にも重宝されています。

 

 

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