• TOP
  • 海外情報
  • オセアニアのオーストラリアやニュージーランドは裸足で外を歩くって本当?

海外情報

2024.09.06

オセアニアのオーストラリアやニュージーランドは裸足で外を歩くって本当?

facebook

twitter

line

こんにちは、岡畑興産靴受託事業部のなかうえです。

年々暑くなっているように感じる夏ですが、地球には反対に夏に涼しくなる地域もありますよね。

 

そう!「クリスマスにはサンタさんがサーフィンでやってくる」でお馴染みの、オーストラリアとニュージーランドです。

 

実は、オーストラリアとニュージーランドでは、きれいなビーチを裸足で駆け回り、そのままショッピングして散歩して…と「裸足」で歩くことが多いのをご存じですか?

日本ではなかなか無い光景なので、なぜ裸足で歩くのか気になってしまいますよね。

 

今回はオセアニアにあるオーストラリアとニュージーランドの裸足生活事情についてご紹介します!

 

オセアニアのオーストラリア・ニュージーランドで裸足で歩く人が多い理由は?

オーストラリアとニュージーランドでは、裸足で街歩きをしている人が多いとのこと。

都市部ではさすがに多くはないようですが、特にビーチや公園の周辺地域では多く見られる傾向があるようです。

 

たしかに、日本でも海水浴場や芝生広場では何も履かずに駆け回りたくなりますよね!

ビーチだと砂浜の温かさと砂による天然のマッサージ。

芝生だとひんやりした冷たさと地面を踏みしめるときの感覚がクセになる感じ…わからなくもないです。

 

わからなくもないですが、ショッピングや街歩きにも裸足なのはどうしてなのでしょうか。

 

調べてみると、「暑い気候で靴の中が蒸れる」「道路が汚れていない」「毒性生物が少ない」「靴を履く行為が面倒」「雨で靴が汚れるのがイヤ」など、十人十色な要因があるようでした。

 

要はこれといった理由はなく、「個々人が自分らしく生きているのであれば、そこに理由は求めない」そういった国民性からきているものなのではないでしょうか。

 

その他、先住民族であるマオリの文化も関与しているかもしれません。

 

彼らの文化には、以下の2つがあります。

 

①「裸足」で自然と共に生活することで、土着の植物や動物と繋がることができる

②神聖な場所で靴を履く行為は冒涜行為につながるから「裸足」になる

 

このことからも、「裸足」は彼らにとって文化的側面で大きな意味があることがわかります。

 

先住民族の文化が後の移民や植民地化の過程でも影響を与え、裸足で外を歩く習慣が一部の人々に受け継がれていった可能性も考えられますね。

一方、日本では土足文化が根付いており、家庭や他人の家では履物を脱ぐことが一般的です。

これは畳の文化や清潔を重んじる、日本人の伝統の習慣といえますよね。

 

また、海外では家の中が土足であることが多いことにも理由があります。

以下のブログも面白いのでぜひ読んでみてくださいね!

 

海外の土足文化の理由は?土足厳禁なのは日本だけ?

 

 

 

裸足で外を歩くメリットやリスクは?

 

オーストラリアやニュージーランドに行ったら、裸足で歩いてみよう!と思った方もいるのではないでしょうか。

 

また、日本であってもビーチや河原、草原などで裸足になる機会はあります。

裸足で歩くことにはどんなメリットがあるのか、また、どんなリスクがあるのかも知っておくと、より安心して歩けるかもしれません。

 

裸足で外を歩くメリットは?

メリットとしては以下が挙げられます。

足裏感覚の向上

裸足で地面を直接感じることで、足裏の感覚が磨かれ、脳とのつながりが強化されるという研究があります。

これにより、身体のバランスや姿勢を維持するための情報がより正確に伝わり、ケガのリスクが低減します。

 

足の筋肉強化

裸足で歩くことで、足の裏の筋肉が活性化され、強化されるという研究結果があります。

また、足全体の筋肉も、靴を履いて歩く場合と比べてより効果的に働き、バランスや姿勢の改善にもつながります。

 

心身のリラックス作用

裸足で地面を歩くことで、地面との直接的な接触があります。

これにより、地面の温度や質感などの情報が脳に伝わり、自然とのつながりを感じることができます。

このような自然環境との接触が、ストレスの軽減や心身のリラックスにつながるといわれています。

 

裸足で外を歩くリスクも確認!

リスクとしては以下が挙げられますので、裸足で歩く場合は場所や時期に気をつけましょう。

 

ケガや感染症が起こる可能性

裸足で歩く場合、ガラスや岩などで足をケガするリスクはあるでしょう。

 

また、地面や床にはさまざまな微生物が存在するため、歩く環境によっては感染症のリスクが上がる可能性も少なからずあります。

特に公共の場や汚れた環境下では皮膚感染症や寄生虫感染症のリスクが高いといえます。

過去には保健省から裸足外出アラートが発令されたとかなんとか。

 

熱中症ややけどの危険

砂浜やアスファルトなどは夏場には非常に熱くなることがあります。

裸足でこれらの表面に接触すると、熱中症ややけどになりやすいため、注意が必要かもしれません。

 

足への負担

裸足で長時間歩くことにより、足の皮膚が厚くなったり、ひび割れたりすることがあります。

また、特に土や砂浜などの不安定な地面では、足首や膝などの関節に負担がかかる可能性もあります。

 

 

素足に近いベアフットシューズもおすすめ!

 

裸足で歩くのには少し抵抗があるけれど、裸足の開放感にも憧れる! という方には、『ベアフットシューズ』もおすすめです。

 

ベアフットシューズは裸足や素足の感覚で走れることをコンセプトとした靴のことで、足本来の自然な動きを妨げないデザインになっています。

 

薄いソールで柔軟性があり、かかとからつま先までの高低差が小さいもしくはドロップが無いのが特徴で、足型に近い形状をしています。

 

裸足で歩いているような感覚になれる他、足の機能を最大限生かす自然な走り方ができるのも魅力です。

 

以下のブログではベアフットシューズの魅力や使われ方、履くときの注意点まで詳しくご紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

 

 

ベアフットシューズで得られる効果とは?メリットや注意点もご紹介

 

 

オーストラリア・ニュージーランドの裸足文化を体験してみるのも良いかも!

以上のようにオーストラリアとニュージーランドでは裸足で歩く文化がある。ということがわかりました。

 

 

オーストラリアやニュージーランドの裸足文化と日本の土足文化は、地域の環境や文化的背景に根ざした異なる特性を持っています。

 

どちらもその土地ならではの独自性を感じられ、それぞれの地域の文化や歴史、価値観を反映していて面白いですね。

 

健康上のメリットもあるので、安全を確保しながら「裸足」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

また、裸足になることに抵抗がある方はベアフットシューズをぜひ試してみてください!

今までにない感覚を味わえるので、世界がきっと広がりますよ♪

 

 

岡畑興産では、真面目に靴を作っている会社のブログ「くつナビ」を運営しており、靴や靴の素材、世界の市場についての豆知識など、さまざまな知識を発信しています。

ぜひ、他のブログも読んでみてくださいね!

 

※岡畑興産株式会社は、化学品事業靴受託事業が連携し、機能性素材の材料開発・用途開発を進めています。

この記事を書いた人

岡畑興産株式会社・靴受託事業部なかうえ

今年入社の新入社員です。
靴のこと、靴材料のことを猛勉強中です。
くつナビではみなさんと共有したい靴やトレンドやその他諸々をお伝えしていきますので、よろしくお願いします!

facebook

twitter

line