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2025.05.23

【海外拠点インタビュー】台湾から日本へ!台湾岡畑社員の日本駐在奮闘記

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こんにちは!岡畑興産の伊集院です。

海外個会社メンバーへのインタビュー第一弾!

今回は、台湾岡畑から岡畑興産株式会社に駐在員として来日したばかりのMARUさんにインタビューを行いました。台湾岡畑への入社の経緯から日本駐在の理由、日台の仕事文化の違いまで、グローバルキャリアの魅力についてお話を伺いました。ぜひ最後までご覧ください!


 

台湾岡畑は日本向けを中心とする靴受託事業部において、”Material Excellence”を掲げ、ゴルフシューズやバイクシューズなど専門性の高い特殊靴の受託事業を展開しています。厳選した工場パートナーと連携し、高度な開発技術と厳格な品質管理により「道具としてのこだわりの靴」を実現。30年以上の経験を活かした直接営業により、日本向けを中心としつつ海外クライアントとの取引も拡大しています。

また、岡畑興産グループは、日本を拠点に韓国や台湾、アメリカなどにネットワークを展開し、化学品事業や材料販売、靴受託(OEM)事業などを手がけています。グループ各社は常に緊密な連携を取りながらビジネスを展開し、国境を越えた人財交流によって組織の活性化と事業の発展を実現しています。

 
[MARUさんプロフィール]
名前:MARU
入社年月日:2023年10月20日~
日本駐在開始日:2025年4月21日~
入社当時の所属部署:台湾岡畑 材料販売/新規開発事業
現在の所属部署:岡畑興産株式会社 靴受託事業部 大阪本社勤務

「ヒカルの碁」から始まった日本語の旅

Q:日本や日本語に興味をもったキッカケは何かありますか?

ある日、「ヒカルの碁」という日本のアニメを見て日本や日本語に興味を持つようになりました。それをキッカケにどんどん日本語の勉強のハマっていき、本気で日本語の勉強がしたいと思い、当時高校は情報科学の学部に通っていましたが、途中から日本語学科に編入しました。その後は、日本語教師になるために大学院の3年間は日本語の研究をして修士号を取得し、論文は「目的節」について執筆をしました。またその後、大学院の日本語教育課程で応用言語学を6年間学び、単位を取得しました。

なので、今までの人生は「日本語に捧げた」といっても過言ではない、かなりの日本語マニアです。

Q:台湾岡畑に入社した理由を教えてください

就職活動をする上で「日本語が活かせる」という点は必ず重視していました。

最終的には台湾の複数企業から内定をいただきましたが、最終的に台湾岡畑に入社を決めました。理由としては3つありました。

  • 日本語が活かせる仕事がしたかった
  • 岡畑興産のHPが魅力的だった
  • 面接を担当してくれた人に心引かれ、この人と一緒に仕事がしたいと思った

これらをキッカケに、台湾岡畑に入社しました。

入社当初の苦労

Q:材料販売の営業として大変だったことと、やりがい、達成感を感じたことを教えてください

業界知識ゼロからのスタートだったので、テキスタイルの知識が全くなく、初めは、上司からアドバイスや指摘を受けても、何も理解できないという日々が続きました。なので、取引先に行って、取引先の社長から色々教えてもらったり、自身でも色々ネットで調べて、必死に勉強しました。その際にいつもサポートしてくれていたのが、上司のQさんです。入社当初から現在にいたるまで、二人三脚で仕事を支えてもらっていました。

Q:材料販売の面白みを教えてください

工場の方やメーカーの方と話をしていて、自分の知らなかった製品を知ることが出来たり、お客さんに対して、どういう風に材料の紹介をして、商品のことを分かってもらい、購入してもらうのかを考えて実行に移すのが面白かったです。特に、商品について「知ってもらう」のと「買ってもらう」のは違うので、どうコミュニケーションをとって購入までに繋げるのか?を常に考えていました。難しいですが、面白い部分です。

Q:材料販売をする上で、何を大切にされていましたか?

材料販売の営業は、時間と正確さの勝負だと考えています。

限られた時間のなかで優先順位を考えて行動し、営業として、お客さんにちゃんと正確な情報をお伝えしなくてはいけないのと、お客さんにとって価値ある情報を伝えることが大切だと思っています。

社内表彰式での思わぬ受賞

Q:Okahata Awardsにて賞を受賞されましたが、いかがでしたか?

入社してから2回目のOkahata Awards参加でしたが、正直、受賞できると思っていなかったので、びっくりしました。自分の仕事が評価されて賞をもらい、「次も頑張ろう!」という気持ちになりました。

岡畑興産の社内表彰式、Okahata Awardsについてはコチラをご覧ください。
社内表彰式 Okahata Awards 2024レポート!

突然の日本駐在

Q:日本に駐在が決まった時の心境はいかがでしたか?

2023年の10月入社で、2025年の2月に駐在が決まり、2025年の4月には日本駐在していました。日本での駐在自体、突然決まったことですが、決まった時は「やってみよう!頑張ろう!」という前向きな気持ちでした。学生時代から色々な所に住んでいた経験もあり、駐在や引っ越し自体、全く抵抗がありませんでした。

Q:日本でのお仕事はどうですか?何が一番大変ですか?

毎日引き継ぎ業務の連続で大変ですが、毎日新しい気づきがあって楽しいです。

台湾での材料販売から、日本では靴受託(OEM)の仕事に変わり、初めての分野で分からないことも沢山ありますが、先輩達に助けてもらいながら日々学んでいます。また、同僚との会話も毎日楽しいです。一方で、大変なことと言えば、長年日本語を「学問」として勉強してきたせいか、自身が日本語を話すときも聞くときも色々考え過ぎてしまうことに悩んでいます。

日台の働き方の違い

Q:労働文化は日本と台湾でどのように違いますか?日本に来て何か変わったことはありますか?

日本と台湾での労働文化の違いとしては、大きく分けて2つあると思います。

1つめは、コミュニケーションの取り方。台湾人同士だと、仕事中でもジョークが飛び交うことがよくあります。一方、日本では社員みんな真面目に仕事をしている印象があります。また、台湾人はハッキリものを言う傾向がありますが、一方日本では、遠回しに伝えることが多いと感じます。

2つめとしては、昼寝の文化です。台湾のオフィスでは、13:00~13:30の間に昼寝の時間が必ずあり、みんな自席で昼寝をとるという習慣がありました。

また、日本に来てからの変化としては、日本に来てからオフィスでシャツを着ることが多くなりました。台湾のオフィスでは、襟さえあれば服装は何でもOKでした。

一日のスケジュール日台比較

台湾での1日(例)

8:30 出社

9:00 メール確認/優先順位を決めて案件のフォロー

10:00 上司と打ち合わせ

12:00 ランチ(台湾は出前を取って皆で食べていました。タピオカを皆で飲むこともあります)

13:00 30分間のお昼寝

13:30 午後の業務スタート(午後も案件のフォローを進めます)

17:00 定時(時々残業して、会社を出るのは19時頃のこともありました)

 

日本での1日(例)

9:00 出社

9:30 メールチェック

10:00 引き継ぎ業務

12:00 ランチ

13:00 午後の業務スタート

14:00 勉強会

15:00 客先訪問

17:20 定時(大体いつも18:30ぐらいまでは残っています)

Q:アフター5や、お休みの日は何をされていますか?

日本に駐在に来てから間もないので日本でこれと言った趣味はまだ出来ていませんが、台湾にいた時はよく舞台を見に行っていました。舞台鑑賞は大学生時代からの趣味で、これからは日本でも舞台を観に行くつもりです。

岡畑グループの社風

Q:岡畑興産グループの社風や、雰囲気はどうですか?

岡畑興産社員の印象は、個性的な人が多いなぁと感じました。会社自体の雰囲気も良く、相談事もしやすい雰囲気かと思います。台湾岡畑も雰囲気的に安心して仕事ができる職場でした。

岡畑グループ全体の話であれば、グループのメンバー皆よくお酒飲むなぁと思います。自分も含めて、皆お酒に強いですね。また、台湾に限って言えば、毎年の忘年会は忘れられません。賞金を立てて皆でゲームをして、大の大人が本気で賞金を奪い合うのが印象的です。

今の目標

Q:今後の目標を教えてください

今現段階での目標は、OEMの仕事に一日でも早く慣れて、仕事に貢献出来るようになることです。個人的には3年後5年後はどうなっているか分からないので、今を全力で頑張りたいと思っています。

おわりに

台湾岡畑から日本に来たMARUさんのインタビュー、いかがでしたか?

岡畑興産グループでは、国や拠点を越えた人財交流が日常的に行われています。私自身、入社してから様々な国のメンバーと仕事をする機会があり、その度に新しい視点や考え方に触れることができました。異なる文化や価値観を持つメンバーが一緒に働くことで、思いもよらないアイデアが生まれたり、問題解決の糸口が見つかったりすることも少なくありません。

MARUさんのインタビューを聞いていて特に印象的だったのは、未知の環境に飛び込む勇気と適応力の高さです。台湾から日本へ、材料販売から靴OEMへと、仕事内容も生活環境も大きく変わる中で、前向きな姿勢を保ち続けているところが素晴らしいと思いました!

岡畑興産メンバーも、常に前向きな姿勢で色々なことに挑戦していきたいです!

最後までご覧いただきありがとうございました!

 
 
岡畑興産では、真面目に靴を作っている会社のブログ「くつナビ」を運営しており、靴や靴の素材、世界の市場についての豆知識など、さまざまな知識を発信しています。

ぜひ、他のブログも読んでみてくださいね!

※岡畑興産株式会社は、化学品事業靴受託事業が連携し、機能性素材の材料開発・用途開発を進めています。

この記事を書いた人

岡畑興産株式会社・靴受託事業部伊集院

シューズOEMと機能材料営業
ランニングサンダル、バイクシューズを担当しています。新しい技術、材料をお客様に提案し、喜んで頂くことが何よりも嬉しい。
お客様のご要望があれば、デザイン提案も行います。

海外勤務経験を活かし、現場の雰囲気をブログでお伝えしていきます。

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