• TOP
  • 靴の豆知識
  • スニーカーの二つ穴の使い方(結び方)は?メリット・デメリットも確認

靴の豆知識

2024.06.27

スニーカーの二つ穴の使い方(結び方)は?メリット・デメリットも確認

facebook

twitter

line

こんにちは、岡畑興産のたなかです。

 

突然ですが、普段スニーカーを履いていて「ここの紐通し、いる?」と思った経験ありませんか?

 

スニーカーによって付いている、1番上に並んでいる二つ穴について、何のためにあるかわからない方もいるのではないでしょうか。

 

実は1番上の二つ穴は「二段ハトメ」といい、使い道があるんです。

 

履き心地を格段にアップさせることができるので、使っていない場合はめちゃくちゃ損しているかもしれません。

 

今回はそんな二つ穴(二段ハトメ)について、使い方やメリット・デメリットをご説明してまいります!

 

スニーカーの二つ穴の使い方(結び方)をご紹介

スニーカーの1番上にある二つ穴「二段ハトメ」。

このほか、ダブルアイレット、ヒールロックと呼ばれることもあります。

 

二つ穴は、元々アシックスさんが考案して権利を保持していましたが、現在は保護期間が終わったため、さまざまなブランドの靴で採用されるようになっています。

 

実は、この二つ穴は履き心地をアップさせるために重要な役割を担っているんです。

二つ穴の利点は後ほど詳しくお伝えしますが、二つ穴を用いて靴紐を締めると、かかととヒールカウンターがしっかりと固定されます。

 

では、どのように使う(結ぶ)のか、ご紹介しましょう。

 

1.2つ穴の前方の穴に、内側から外側に紐を通します
2.前方の穴からで、た紐を、後方の穴の外側から内側に通して輪を作ります

3.これを両側で行います

4.反対側の紐を、その輪の中に通し、外側に紐を引っ張ります

5.上側に引いて足首周りを固定し、紐を結んで完了です

 

締めすぎると足の関節が動かしにくくなるので、適度に固定するのがポイントです。

 

二つ穴があるスニーカーはどのような方が選ぶと良いのか、メリットデメリットも次でお話していきます。

 

 

二つ穴があるスニーカーを履くメリット/デメリット

二つ穴のあるスニーカーを履くメリット・デメリットは以下の通りです。

 

メリット

・フィット感の向上

・安定感の向上

・捻挫などのケガ予防

・靴紐がほどけにくい

 

デメリット

・靴紐の通し方が少し複雑

・フィットが向上するが、逆に脱ぎにくくなるので、着脱が多いシーンでは不向き

・結ぶための紐の余りが短くなるので、場合によっては長い紐に交換する必要がある

 

 

デメリットもあるので検討は必要ですが、足首・足幅・かかとの幅が細い方、スポーツをしていて脱げにくさや安定感を求める方には、二つ穴のあるスニーカーが特におすすめです。

 

フィット感や安定感が増すことで、履き心地だけでなく、パフォーマンス力もアップする可能性もあります。

 

歩いたり走ったりしていて足が遊びやすい、浮きやすい、脱げやすいと感じる場合、パフォーマンス力を上げたい場合は、ぜひ二つ穴のあるスニーカーを試してみてくださいね!

 

 

スニーカーの二つ穴は履き心地アップとケガ防止に効果的!

スニーカーの1番上に付いている二つ穴は「二段ハトメ」と呼ばれ、その穴に通す紐の結び方は、履き心地や安定感の向上、スポーツ時のケガ予防、パフォーマンスアップのために効果的です。

 

特に、足首やかかと、足幅が細い方、靴がゆるく感じる方、スポーツをしている方にはおすすめといえます。

 

紐の通し方を工夫するだけで、シューズの性能を最大限に発揮することができるかもしれないなんて、試してみる他ないですね!

 

今まで試したことがない方は、もしかしたら自己ベスト更新出来てしまうかも!?

 

ご自分にあった紐の通し方を見つける一助になれば幸いです。

 

 

岡畑興産では、真面目に靴を作っている会社のブログ「くつナビ」を運営しており、靴や靴の素材、世界の市場についての豆知識など、さまざまな知識を発信しています。

ぜひ、他のブログも読んでみてくださいね!

 

※岡畑興産株式会社は、化学品事業靴受託事業が連携し、機能性素材の材料開発・用途開発を進めています。

この記事を書いた人

岡畑興産株式会社・靴受託事業部田中航樹

シューズOEMと機能材料営業
野球、ゴルフ、バイク、ランニングなどアスレチックシューズ全般を担当しています。より良いパフォーマンスのために機能性材料を提案します。

樹脂加工は知れば知るほど奥が深く、その上日進月歩で新しい技術が生まれています。そういう色々をみなさんにも共有させてもらいます。

facebook

twitter

line