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靴の豆知識

2024.02.21

扁平足の足に合う靴選びのポイントをご紹介!おすすめのインソールも

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こんにちは、岡畑興産株式会社のうえだです。

 

みなさん「扁平足」という言葉を耳にしたことはありますか?

現代では幼少期から昔より家の中で過ごすことが多く、外で遊ぶ機会が減少していることから扁平足の方が増えています。

 

また、年を重ねるにつれて活動量が少なくなることでも、扁平足になってしまいます。

扁平足の症状が酷くなると外反母趾を引き起こしてしまったり、ひざ痛や腰痛を引き起こしてしまったり、数々の身体の不調の原因になることも…!

 

扁平足を悪化させないためには、靴選びも重要です。

 

今回は扁平足の原因や扁平足の足に合う靴、インソールのご紹介をしていきます!

 

 

扁平足とは?

扁平足とは土踏まずのアーチ部分がなく、足の裏全体が地面にべたっと着いてしまうような足のことです。

 

裸足で床に立ったときに、土踏まずのアーチにペンなどが入る隙間があれば、扁平足ではありません。

入る隙間がない方は、扁平足の状態です。

 

土踏まずのアーチがある方は踵から着地し、つま先に向けて体重移動をさせて歩きます。

 

一方、扁平足の方は足の裏全体で着地をさせ歩くことが多いです。

 

地面からの衝撃を直接足の裏で受け止めてしまうため、長時間歩いた場合に足が疲れやすく、ふくらはぎや膝、腰にまで痛みが出てきてしまいます。

 

扁平足になる原因は?運動や靴・インソールで改善も可能!

扁平足になってしまう原因は主に2つです。

 

1つは体重の増加です。

平均体重以上あると身体を支える膝や足に負担がかかってアーチが潰れてしまい、扁平足になりやすくなってしまう恐れがあります。

平均体重以上ある方はダイエットから始めてみると良いかもしれませんね。

 

20代にピークを迎え、年を重ねるにつれて筋肉量が低下することも原因の一つ。

 

ただし、扁平足になってしまっても改善は可能です!

 

日常的に走ったり歩いたりすることを心掛けたり、足の指だけでタオルをたぐり寄せるなどのアーチを鍛える運動を行いましょう。

あわせて、アーチサポート機能がついているインソールを使ったり、扁平足をサポートする靴を選ぶことでも、悪化を食い止めることができます。

 

では、次から扁平足の方に向けた靴選びのポイントや、おすすめの靴・インソールをご紹介していきます!

 

 

扁平足の場合の靴選びのポイント4点!

 

前提として、靴を選ぶ際には必ず試し履きを行いましょう。

自分の足のサイズに合っていない靴を履き続けてしまうと扁平足が悪化するだけでなく外反母趾の併発を招き兼ねません。

 

また、靴を選ぶ際にはこの4つの点を意識して選んでみてください!

 

  1. クッション性が優れた靴
  2. 安定したバランスの取れる靴
  3. 靴の幅が広くラウンドトゥのもの
  4. 靴紐やベルクロなどで調整出来る靴

 

それぞれご説明していきますね。

1.クッション性が優れた安定する靴

人間が歩くときは、本来土踏まずのアーチで歩行時の着地の衝撃を吸収します。

そのため、アーチが十分にない方は、靴のクッション性で衝撃を吸収させることが重要。

インソールは柔らかすぎず固すぎないものを選び、靴は底が薄くなく多重構造で厚くなっているクッション性のあるものおすすめです。


2.安定したバランスのとれる靴

扁平足の方は歩く際に踵が不安定になることが多いです。

踵が内側に倒れてしまい、しっかりと踵から着地できないと、扁平足の悪化だけでなく膝や腰への痛みにつながることがあります。

 

そのため大きすぎるサイズを履いてしまうと、さらに踵が固定されず靴の中で倒れてしまいかねません。

歩行時に安定したバランスで踵から着地できるような靴を選ぶことをおすすめします。

 

また、パンプスを選ぶ際にはヒールが細いものよりも太いものを選んでみてください。

靴底が地面に安定して接するものを選ぶことで、扁平足に負担をかけずに歩けます。

 

3.靴の幅が広くラウンドトゥのもの

足の長さは把握していても、足の幅を意識したことがない方は意外と多いです。

扁平足の方はアーチがないため足の幅が広くなっている場合があります。

 

足の幅に合わない幅が狭い靴を選んでしまうと、扁平足が悪化する原因になります。

扁平足の方がパンプスを選ぶ際は、ポインテッドトゥより幅が広いものが多いラウンドトゥタイプのものがおすすめです。

 

4.靴紐やベルクロなどで調整ができる靴

1日中靴を履いて外出していると、夕方頃に足がむくんできたという経験は1度はあるのではないでしょうか?

 

むくみなどでサイズが変わったまま歩き続けてしまうと、足に負担がかかり、扁平足を悪化させる一因にもなってしまいます。

 

そのため、靴紐やベルクロなどサイズの調整ができる靴もおすすめです。

 

 

扁平足の足におすすめの靴・インソールもご紹介!

靴の選び方をお伝えしましたが、実際にどのような靴やインソールが出ているのか、どれがおすすめなのかも知りたいですよね。

 

靴を作っている岡畑興産が選ぶおすすめの靴、そしてインソールの選び方もご紹介します。

 

 扁平足の方におすすめの靴3選

ニューバランス  DynaSoft Nitrel v5 LK5

画像引用: ニューバランス 公式ホームページ

 

ニューバランスから発売されているDynaSoft Nitrel v5 LK5。

幅広いサイズ展開があり、ソールも3層構造になっていてクッション性もあります。

足へ負担をかけたくないけれど普段履きやランニングなどでも履きたいという方におすすめです!

 

ニューバランス WW585 BK

 

画像引用:ニューバランス 公式ホームページ

 

こちらもニューバランスが発売しているWW585です。

先ほど挙げたDynaSoft Nitrel v5 LK5は男性用ですがこちらは女性用向けのサイズ展開のものになります。

靴幅も標準、幅広、超ワイドの3種類。

通気性や防水性にも優れているので季節を問わず履けます。

 

マーレマーレ サムWX191110

マーレマーレから発売されているサムWX191110です。

 

足先の丸みが特徴的なシューズです。独特なフォルムや可愛らしいカラーリングが目を引きます。

靴自体も幅広に作られているので扁平足の方にもおすすめです。

 

画像引用:マーレマーレオンラインストア

 

 

扁平足をサポートするインソールの選び方

ご自身の足に合う靴を履くことも大事ですが、インソールにも足の負担を和らげる効果や土踏まずのアーチのサポートをしてくれるものがあります。

 

 

基本的には、足裏のアーチに沿ったデザインのインソールを選びましょう。

 

 

パンプスはクッション性がないものも多く、痛みが起きてしまいやすいです。

そのため、インソールは土踏まずのアーチにぴったりフィットするようなクッション性があるものを選んでみてください。

 

部分用のインソールや洗えて衛生的に使えるインソールもおすすめです。

スポーツ時に使用するインソールは軽さやクッション性があるものを選ぶことが大切です。

衝撃吸収のためのジェルが内蔵されていたり、違和感のないくらい薄型のものもあります。

 

スポーツ用といってもハードなスポーツ用から軽めのスポーツ用と種類も豊富なので、ご自身の使用用途にあったものを選んでみましょう。

 

また、インソールで足の負担を軽減させたい場合は、軽い靴を選ぶことをおすすめします。

重い靴に入れることも可能ですが、足が疲れやすくもなるので注意が必要です。

 

 

扁平足の状態や靴選びのポイントを知り、自分に合う靴を選ぼう

扁平足とは、土踏まずのアーチ部分が無く、足の裏全体が地面にべたっとついてしまうような足のことです。

 

扁平足の方は地面からの衝撃を直接足の裏で受け止めてしまうため、長時間歩いた場合に足が疲れやすく、ふくらはぎ、膝や腰にまで痛みが出てきてしまいます。

 

扁平足の悪化を防ぐためには、ご自身のサイズに合うものはもちろんですが、「クッション性が優れた靴」「安定したバランスのとれる靴」「靴の幅が広くラウンドトゥのもの」「靴紐やベルクロなどで調整ができる靴」がおすすめです。

 

 

また、インソールでも足の負担を軽減することができます。

靴の種類や利用シーンによっておすすめのインソールが異なりますが、クッション性や土踏まずのアーチをサポートしてくれるインソールが良いでしょう。

 

ぜひ、これらの選び方のポイントを参考にご自身の足に合う靴やインソールを見つけてください。

 

 

岡畑興産では、真面目に靴を作っている会社のブログ「くつナビ」を運営しており、靴や靴の素材、世界の市場についての豆知識など、さまざまな知識を発信しています。

ぜひ、他のブログも読んでみてくださいね!

 

※岡畑興産株式会社は、化学品事業靴受託事業が連携し、機能性素材の材料開発・用途開発を進めています。

この記事を書いた人

岡畑興産株式会社・靴受託事業部うえだ

主にシューズOEMと材料販売のデリバリーを担当しています。
国内外のお客様のニーズに合わせた色々な材料を扱っています。

おしゃれが大好きなのに、外反母趾気味で足に合うシューズをなかなか見つけられないのが悩み。

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