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2024.02.14

野球のスパイクの歴史をわかりやすくご紹介!スパイクの種類も確認

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こんにちは、岡畑興産のたなかです。

 

突然ですが皆さん、野球は好きですか?

2023年はWBC優勝で日本が久しぶりに野球で熱狂した一年と言えるでしょう!

 

大晦日の特番まで野球番組がやっていて、驚いたのは私だけでしょうか。

というのも近年、野球の人気が落ちているとささやかれていました。

 

私が幼い頃の野球中継といえば試合のある日は毎日必ず巨人戦が放送されていて、長引くと放送時間が延長され、夜9時から楽しみにしていたドラマが遅れて放送されたり…野球に興味のない人からしたら大迷惑でしかないほど野球で視聴率が取れる時代もありました。

 

最近の大谷翔平選手を筆頭とした日本人メジャーリーガーの活躍、またWBCでの熱狂ぶりを見ると、野球人気にまた勢いが来たと感じる今日この頃です。

 

野球をするのに欠かせないスパイクに関して、靴を生業にしているのにも関わらずあまり知らないことに気づいたので、今回は野球のスパイクの歴史や、スパイクの種類についてお話しします!

 

野球を最近楽しいと思い見始めた人、私のようにやっていたけど過去のことを知らない人たちに読んで頂けるような記事にしたいと思いますので、最後までぜひ読んでください。

 

野球のスパイクの歴史をわかりやすくご紹介

日本での野球スパイクの歴史を見てみると、初めて発売されたのは今から100年以上前の1910年。

 

ミズノさんから発売された物のようで、当時はわずかな技術と知識で作られたため、現在のような鋲はついておらず、全体が革で覆われた重いブーツ形状のものでした。

 

【ミズノ 初の野球シューズ】

画像引用:MIZUNO公式ホームページ/歴史

 

 

それから時は流れ、野球スパイクは革底+6本の歯が主流となりましたが、1996年にはまたミズノさんから当時は画期的だった9本歯の商品が発明され、今ではそれが当たり前に。

 

 

【ミズノ 9本歯のスパイク】

画像引用:MIZUNO公式ホームページ/歴史

 

 

そして1973年にはアシックスさんから初めての樹脂底で金具の取り替えも可能にした商品が、SSKさんからはゴム底のスパイクが発売されるなど、進化を遂げていきます。

 

 

【アシックス ゲーリックシリーズ】

画像引用:ASICS公式ホームページ/歴史

 

 

【SSK合成ゴム底スパイク】

画像引用:SSK公式ホームページ/歴史

 

 

古くからだと100年前からはじまり、色々な形に変遷、進化をたどってきていますが、現在の野球スパイクはどんな感じになっているのでしょうか。

 

次は現在の野球スパイクの種類を紹介していきますね!

 

 

 

野球スパイクの種類もチェック!

現在の主流の野球スパイクは大きく2つです。

 

昔と変わらぬ金属の金具が使われたスパイクと、金具のない樹脂製のポイントスパイクに

分かれます。

 

 

金具スパイク

金具スパイクはよりグリップ力がありますが、金具を使っているので危険があり、少年野球では禁止なことがほとんどで、中学生から使うのが一般的です。

 

中学生からOKというのは、安全性もそうですが、足への負担が少ない年齢になったということがいえるでしょう。

 

また、金具スパイクの中でもいくつか種類があり、金具の取り替え式か、取り替えられない埋め込み式か、ソールは革底か樹脂底か、などのバリエーションがあります。

 

ただ、革底は足なじみが良い一方で耐久性が低く、足への負担も掛かるため樹脂底が多いです。

金具も埋め込み式の方が構造上、耐久性が高いので、樹脂底+埋め込み金具が主流といえます。

 

 

ポイントスパイク

元々主流とはいえなかった樹脂製のポイントスパイクですが、最近では性能も上がってきており、大人でも使う人が増えています。

プロ野球選手にも選ぶ人がいるほどに浸透しています。

 

メリットには、軽量でクッション性に優れていること、地面を選ばず使えることがあげられます。

 

 

上記2種類のスパイクに加え、アッパーのローカット・ハイカットも選べます。

好みで組み合わせて、自分にあったスパイクを履くようにしましょう。

 

 

高校野球では白スパイクが使用可能に!

 

最後に、高校野球の話です。

 

高校野球では、高校野球連盟のルールで、公式戦では黒のスパイクしか認められていませんでしたが、真夏の暑い中の黒のスパイクは熱を吸収して靴中が燃えるように暑くなります。

 

そのため、熱中症対策の一環として、2020年度から白のスパイクの使用が認められました。

 

表面温度が20℃も変わるというデータもあり、実際に体感できるほどの差があるので、今では甲子園出場校の9割近くが白スパイクを選択しているそうです。

 

 

 

野球のスパイクの歴史や種類を知って興味を持ったら靴屋へGO

野球スパイクの歴史や種類について紹介して参りましたが、興味を持っていただけたでしょうか。

 

野球スパイクが初めて発売されたのは今から100年以上前というのも驚きですよね。

 

徐々に進化を遂げていき、現在は性能も格段にアップ!

金属の金具が使われたスパイクと、金具のない樹脂製のポイントスパイクの2種類があります。

 

プロ野球や国際試合、甲子園をテレビで見る際は、選手たちの華やかなプレーだけでなく、その足元にも注目してみてはいかがでしょうか(なかなか映りませんが…泣)?

 

最近野球に興味が出た・始めた、という方々に届けば幸いです。

 

岡畑興産では、真面目に靴を作っている会社のブログ「くつナビ」を運営しており、靴や靴の素材、世界の市場についての豆知識など、さまざまな知識を発信しています。

ぜひ、他のブログも読んでみてくださいね!

 

それでは、大谷翔平選手がグローブを全国の小学校に寄贈した際に同封したメッセージと同じ締め方をしたいと思います。

 

野球しようぜ。 たなか

 

 

※岡畑興産株式会社は、化学品事業靴受託事業が連携し、機能性素材の材料開発・用途開発を進めています。

この記事を書いた人

岡畑興産株式会社・靴受託事業部田中航樹

シューズOEMと機能材料営業
野球、ゴルフ、バイク、ランニングなどアスレチックシューズ全般を担当しています。より良いパフォーマンスのために機能性材料を提案します。

樹脂加工は知れば知るほど奥が深く、その上日進月歩で新しい技術が生まれています。そういう色々をみなさんにも共有させてもらいます。

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