こんにちは、岡畑興産のうえだです。
ぽかぽかと暖かくなり春本番ですね。
春といえば卒業式、入学式のシーズンです。
制服を着て出席する学校もあれば、そうでない学校もありますよね?
なかには袴を着た方もいるのではないでしょうか?
袴に合わせる履物と言えば草履が一般的 ですが、近年ではブーツを履く方も多くいます。
また、意外とそれ以外の靴でも合わせられるものがあるので、実は選択肢の幅は広いんです。
今回は袴に合う靴の種類をご紹介し、草履やブーツを選ぶメリット・デメリットもお伝えします。
袴と一緒に履く靴の種類別の注意点についてもお話しますので、選ぶ際の参考にしてくださいね!
目次
袴に合うのは草履、ブーツだけ?それ以外の選択肢は?
冒頭でも触れたように、和装の際は草履が基本というイメージがありますが、最近ではブーツを合わせる人も多いです。
ブーツを合わせると見た目もハイカラに見えておしゃれなのと、例えば寒冷地なら3月頃でもまだ雪が残っていたりするので、実用的であることから、その割合は増えているといえます。
ただし、近年は着こなしが多様化しており、その2つ以外の靴を合わせる方もいらっしゃいます。
例えば、袴に合わせて洋風の足元を楽しみたい場合は、パンプスを選ぶのもおすすめです。袴に使っている色と同じパンプスを選んで、統一感のあるカラーコーディネートにしたり、和柄のパンプスを選んで個性を出すのも良いですね。
カジュアルな和装スタイルを楽しみたい場合は、ローファーを選ぶのもありでしょう。
シンプルなローファーならどんな袴とも相性も良く、モダンでおしゃれな足元を演出できます。
試着をして快適さを確認すること、場所やイベントの雰囲気にも合わせて選ぶこともポイントです。
お好みやシーンに合わせて、最適な靴を選んでくださいね。
袴に草履を合わせるメリット・デメリットは?選ぶ際のポイントもご紹介
袴といえば、やっぱり草履を合わせたいという方も多いのではないでしょうか?
伝統的な和装にマッチし、足元を華やかに演出できることも魅力的ですよね!
しかし、歩きにくさや季節や天候を考えると他の履物と迷うな……という方に向けて、草履を選ぶメリット・デメリットと選ぶ際のポイントをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
草履を合わせるメリット
どんな種類の色・柄の袴でも合わせやすい
袴と草履の組み合わせは古典的で上品なイメージを与えることができます。
また、草履は和装の足元として古くから使われており、袴との相性が良いです。
そのため、どんな色や柄の袴でも選ばず合わせることができちゃいます!
脱ぎ履きに手間取らない
草履は脱ぎ履きがスムーズにできるので、靴を脱ぐ場面でも楽に脱いだり履いたりができます。
袴は普段着と違って動きにくいので、靴を脱ぐ場面がある方にはおすすめです。
草履を合わせるデメリット
人によっては歩きにくい
草履は足元の安定性が低く、歩きにくい場合があります。
特に初めての方は慣れるまで時間がかかり、普段より疲れやすくもなります。
また、鼻緒部分がこすれて痛くなる可能性もあるので、長時間草履を履くときは注意が必要です。
寒さや雨、雪に弱い
草履は足指が露出しているため、季節や天候によっては寒さや雨に弱いという点に注意が必要です。
ただしビニール製の草履用雨カバーなどもあるので、ある程度対策は可能です。
草履を選ぶ際のポイントもチェック
草履を選ぶ際は下記の3つのポイントに注目してみてください!
①デザインと色の調和
袴のデザインや色味に使用されているカラーに合わせて草履を選ぶとバランスが取れます。また、和柄や装飾が施された草履を選ぶと袴姿を一層引き立ててくれますよ♪
②試着と歩きやすさの確認
草履は足の形に合わせて選ぶ必要がありますので、試着をして自分の足に合うかどうか確認しましょう。
また、歩きやすさも重要なポイントですので、試着した際に歩いてみて快適かどうかも確かめてください。
③防寒対策
季節や場所によっては草履だけでは足元が寒い場合があります。
寒い時期や屋外でのイベントでは、防寒性のある足袋や靴下を合わせるなどの防寒対策も考慮しましょう。
袴に草履を合わせる際には、歩きやすさや季節・天候の対策に注意しながら、デザインや色の調和も考えて選んでみてください!
自分に合った草履を選び、袴姿をより一層引き立ててくださいね。
袴にブーツを合わせるメリット・デメリットは?選ぶ際のポイントもご紹介
袴にブーツを合わせるメリット・デメリットも気になるところですよね。
ブーツを選ぶメリット・デメリットと、選ぶ際のポイントもまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください!
ブーツを合わせるメリット
季節や天候に左右されにくい
まだ寒い日もある卒業シーズンや天気が優れない日でもブーツは左右されません。
雨や雪で濡れても問題ない素材や、足首の上まで覆われているブーツを選ぶと防寒対策にもなります。
安定感のある歩行ができる
ブーツは足元をしっかりサポートしてくれるため、歩きやすさや安定感があります。
高いヒールが苦手な方は2-3cmの高さで、太めのヒールを選んでみてくださいね◎
ブーツを合わせるデメリット
脱ぎ履きに手間取ってしまう
靴を脱ぐ場面がある時に編み上げのブーツ等を履いていると脱ぎ履きに手間取ってしまいます。編み上げではないブーツを選ぶなど対策はできますが、普段通りに身軽には動けないので注意が必要です。
ブーツの紐がほどけてしまう
編み上げのブーツでは紐がほどけてしまう場合があります。
その際に袴を着ていて紐を結び直そうとすると、袴が着崩れてしまったり、裾が汚れてしまったりすることも…!
編み上げのブーツを履く際は、紐の結び直しにも気をつけてくださいね。
草履を選ぶ際のポイントもチェック
袴に合わせるブーツを選ぶ際は下記の3つのポイントが重要です。
①ブーツのデザイン
紐ありのブーツや紐なしのブーツなど、デザインによって印象が異なります。
袴のデザインや雰囲気に合わせて選ぶことが大切です。
紐はあってもなくても問題ありません。
ただ、ロングブーツやサイドゴアなどカジュアルなブーツは避けたほうが無難です。
②ブーツの色
袴との調和を考えて、色の組み合わせを考えましょう。
ベーシックなカラー(黒、茶など)であれば、袴に合わせやすいです。
あえて鮮やかな色や柄のブーツを選ぶことでも、個性的なスタイリングを楽しむこともできます。
③ヒールの高さ・ブーツの長さ
ヒールの高さも重要なポイントです。
袴の裾とのバランスを考慮して、適度な高さ(3~6cm程度)を選ぶことがおすすめです。
ヒールが太いものを選ぶと歩きやすいので、ヒールが苦手な方は選んでみてくださいね◎
また、ブーツの丈は、袴の裾が上がっても素足が見えないものを選びましょう。ブーツが袴の裾に隠れないように注意しましょう。
15~20cmくらいの長さで選ぶと、袴とのバランスの取れた組み合わせになります。
袴にブーツを合わせる際には、デザインや色、ヒールの高さとブーツの丈、袴とのバランス、和装の趣を損ねないように注意しながら選んでみてください。
自分のスタイルや好みに合ったブーツを選び、袴姿をよりおしゃれに演出してみてくださいね♪
袴に合わせる靴の種類別に注意点をご紹介
合わせる靴の種類別に注意点をまとめてみました。
参考にして選んでみてくださいね。
草履
選ぶ草履の台の厚さに合わせ、袴の裾丈をくるぶしが見えないくらいの丈に着付けましょう。
フォーマルな場面ではカジュアルなデザインは選ばない(台が4cm以上の草履を推奨)こともポイントです。
ブーツ
ブーツを履く際は裾から足首が見えるよう、少し短めになるよう着付けます(ただし素足が見えないよう注意)。
また、フォーマルな場面ではカジュアルなデザインは選ばないようにしましょう。
パンプス、ローファー
袴の丈は、靴の高さやデザインに合わせて足首が見えるよう調整します。
同じく、フォーマルな場面ではカジュアルなデザインは選ばないようにしましょう。
袴に合わせる靴の種類によって袴丈の調整が必要です。
靴を選ぶ際には袴の丈とのバランスや袴を着ていく場面に考慮し、自分に合ったものを選んでみてくださいね。
袴に合う靴の種類を知り、自分に合うものを選ぼう!
袴に合わせる靴は、草履やブーツはもちろん、パンプスやローファーなどを選ぶのもありです。
自分に合った靴を選ぶ際には、袴に合うデザインや色、ヒールの高さ、袴の丈とのバランス、季節や天候、快適さを考慮してみてくださいね。
袴と靴の組み合わせで、おしゃれで快適な足元を演出しつつ、素敵な思い出をつくってください!
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