• TOP
  • 靴の豆知識
  • トウシューズとは?バレエシューズとの違いや履くための条件もご紹介

靴の豆知識

2024.04.22

トウシューズとは?バレエシューズとの違いや履くための条件もご紹介

facebook

twitter

line

こんにちは!岡畑興産のすねやです。

 

大人の習い事としても人気の高いバレエ。

バレエを習っている方のすらりとした美しい姿勢や整った筋肉、柔軟性に憧れてしまいますよね。

 

実は、日本はバレエ大国と呼ばれているほど教室やスクールが非常に多く、幅広い年齢層の人々がバレエを楽しんでいるのをご存じですか?

 

今回はバレエ専用の靴「トウシューズ」について解説していきます。

バレエシューズとの違いや履くための条件もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!

 

トウシューズとは?バレエシューズとの違いも解説

バレエと聞くと、つま先で立って踊る姿をイメージしますよね?

 

トウシューズは、まさに「つま先で立つために作られた靴」のこと。

そのため、つま先部分が平らで、硬い芯が入っているのが特徴です。

 

つま先で立つことを「ポアント」と言い、トウシューズは「ポアントシューズ」とも呼ばれます。

 

トウシューズとバレエシューズの違いは?

バレエ専用の靴には、「バレエシューズ」と「トウシューズ」があり、それぞれ異なる目的や用途に合わせて作られています。

 

主な違いは次のとおりです。

 

構造の違い

トウシューズ:つま先に硬い芯と、硬いインソールが内蔵されており、つま先立ち(ポアント)をサポートします。足首でクロスさせる長いリボンがついていることも特徴です。

 

バレエシューズ:トウシューズのようなつま先の硬いインソールがなく、一般的には革かキャンバス地で作られていて(両方を使用することも)、柔らかい履き心地です。

 

用途の違い

トウシューズ:: つま先立ちをするために特別に設計されており、足の指先を支え、バランスを取るのに役立ちます。

 

バレエシューズ:つま先立ちをしない、一般的なバレエの動きや練習に適しています。

 

トウシューズはつま先立ちをするための強い足首や足指の筋力、バランス感覚などが必要な上級者向けで、バレエシューズはバレエ経験の浅い初心者や子ども向けのシューズといえますね。

 

 

 

トウシューズを履くための条件は?注意点も確認

 

トウシューズを履くことは、美しいポーズや華麗な動きを表現するための重要なステップです。

 

トウシューズを履いて練習を始める時期は、バレエ教室やスクールの先生が生徒一人ひとりの状況を見て判断しますが、履けるようになるにはいくつかの条件が必要です。

 

ここでは、トウシューズを履くための条件と共に、注意点をご紹介していきます。

 

 

バレエの基礎が身についていること

まず、トウシューズを履くためにはバレエの基礎をしっかりと身につける必要があります。バレエのポジションや基本的な動き、身体のバランス感覚などが重要です。

 

筋力と柔軟性が十分であり、バランスが取れること

トウシューズを履くということは、足首や足の筋肉にかなりの負担がかかります。

体を支えるポイントが指先だけになるため、しっかりとした筋力と柔軟性が必要になります。

 

バレエの練習によって筋力や柔軟性を高め、太ももの内側の筋肉や腹筋・背筋などを使って、正しく体を引き上げられるようになることも履くための条件です。

体を引き上げることができ、軸が安定すればトウシューズを履いて踊ってもバランスを取ることができます。

 

もう少し細かくお伝えすると、骨盤をまっすぐに安定して保っていられる、足の甲を真っ直ぐに伸ばすことができる、ルルベやフォンデュで傾かずに安定したポーズを取れることなどが挙げられます。

 

専門家の指導があること

トウシューズを履くためには、専門家の指導が欠かせません。

信頼できるバレエの先生やフィッターから正しい履き方やトウシューズの選び方を学ぶことが大切です。

 

特に12歳以下の子どもがトウシューズを履く場合は注意が必要です。

 

日本では10歳以上から履くケースもあるようですが、海外の基準やガイドラインでは12歳以上となっています。

 

子どもの足や足首はまだ成長途中であり、早い段階でトウシューズを履くことで、骨に負担がかかり、成長に悪影響を与える可能性があります。

 

トウシューズを履く時期や方法については、必ず専門家のアドバイスを求めるようにしましょう。

 

子どもの健康と安全を最優先に考えることが大切です。

 

 

バレエシューズからトウシューズへの移行には条件がある

バレエに必要な靴には、バレエシューズとトウシューズがあります。

 

バレエシューズは、練習や一般的なレッスンで使用されます。

柔らかい素材で作られており、つま先立ち(ポアント)を行わないため、履くための特別な条件はありません。

 

一方、トウシューズはつま先に硬い芯が内蔵されており、つま先立ちをサポートします

 

トウシューズを履けるようになるためには、基礎ができていること、筋力や柔軟性が十分であること、身体を正しく引き上げられてバランスが取れること、専門家の指導のもとトウシューズを履いても良いという判断をもらうことが必要です。

 

特に12歳以下の子どもの場合は、成長と発達に配慮しつつ、適切なタイミングでトウシューズを履くようにすることが重要です。

 

トウシューズは美しいバレエのパフォーマンスを可能にする素晴らしい道具ですが、十分な経験や適切なトレーニング、そして体の準備が必要です。

安全かつ健康的な練習を心がけ、バレエの世界を楽しみましょう!

 

 

 

岡畑興産では、真面目に靴を作っている会社のブログ「くつナビ」を運営しており、靴や靴の素材、世界の市場についての豆知識など、さまざまな知識を発信しています。

ぜひ、他のブログも読んでみてくださいね!

 

※岡畑興産株式会社は、化学品事業靴受託事業が連携し、機能性素材の材料開発・用途開発を進めています。

 

この記事を書いた人

岡畑興産株式会社・靴受託事業部すねや

主にシューズOEMの生産管理を担当しています。
海外関連会社、工場との連携で納期と品質面でお客様に満足頂けるように頑張っています。
今の関心事はSDGs。マイクロプラスチック気になります…

facebook

twitter

line