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靴の豆知識

2024.05.09

バレーボールシューズの選び方をご紹介!サイズ選びのポイントも確認

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こんにちは、岡畑興産のたなかです。

 

本日はバレーボールシューズに関するお話です。

 

バレーボールといえば、ナショナルチームは男女ともにパリ五輪への出場を決めており、男子は「龍神NIPPON」、 女子は「火の鳥NIPPON」の愛称があるのをご存じでしょうか?

 

最近ではあまり見ませんが、私が学生時代のころはバレーボールの国際大会がテレビのゴールデン帯で度々放送されており、見ているうちにどんどんハマり、かじりつくように見ていたのを覚えています。

 

この夏、パリ五輪でバレーがあの頃のように日本全体を熱くしてくれることを祈りながら、先取りするつもりで書いていこうと思います!

 

それではいきましょう!

 

バレーボールシューズの種類・機能から確認!

一口にバレーボールシューズといっても、ポジションごとに動きが違うため、求められる性能はそれぞれ違います。

選び方については、後ほど詳しくお伝えしますね。

 

まず基本として、固定方法には靴紐の通し方・締め方で調整できる「シューレースタイプ」と楽に着脱できる「ベルト(マジックテープ)タイプ」があります。

シューレースタイプが一般的ですが、初心者や子ども、テーピングをよく巻き直す方にはベルトタイプもおすすめです。

 

では、カットの種類とバレーボールシューズに備わっていることが多い機能についても、確認していきましょう。

バレーボールシューズのカットの種類

カットの主な種類は以下の2つです。

ローカット

軽量で動きやすいので、俊敏に動くことが可能で、初心者にもおすすめなのがこのタイプ。

バレーの基本的な動きには全て対応できます。

 

足首が覆われていないので制限があまりないのですが、逆に覆われていないことによる不安定さで、着地時の負荷は大きいので、ジャンプの多いポジションには不向きと言えそうです。

 

ミドルカット・ハイカット

足首まで覆われていて、ソールも厚くクッション性が高いものが多いので安定感があります。

しかし、その分重量が重いのが一般的です。

動きにくいと感じる場合もあるそうですが、骨、関節、腱などへの負担軽減、怪我防止に

役立ちます。

 

 


バレーボールシューズに求められる機能

バレーボールシューズには安定性や動きやすさ、ケガをしにくい構造が求められます。

ポジションによって重視される機能は多少異なりますが、代表的な機能は以下の5つです。

 

クッション性

ジャンプやレシーブといった動きをする際に足へ負担がかかりやすいため、バレーボールにおいてクッション性は大変重要です。

特にアタッカーはジャンプを繰り返すポジションなので、衝撃を和らげ足への負担を軽減するために、各社がさまざまな素材を開発しています。

軽さ

重くなりがちなミッドカットでも、重すぎるとジャンプなどの動作に影響がでるので、できるだけ軽いほうが良いとされています。

柔軟性

ジャンプだけでなく、走ったり、しゃがんだりなど、さまざまな動作に対応するために、靴の柔らかさも重視されます。

そのため、素材が柔らかめでしなやかさを備えているシューズが多いです。

グリップ力

体育館などのインドアの地面でも滑らないようなグリップ力がないと、より高いジャンプや、左右への瞬時な動きが難しいです。
地面をしっかり捉えられる、滑りにくいソールであることも重要です。

高低差

前屈みになることが多いので、つま先が低くかかとが高いという「高低差」のあるデザインもポイントになります。

つま先部分に高低差を作ると、素早い動きも可能になります。

 

 

バレーシューズの選び方

バレーボールシューズの種類や機能についてお話ししましたが、お伝えしたようにポジションによって選び方が多少異なります。

 

カットを選ぶ基準やポジションごとに重視したい機能、サイズの選び方についてもご紹介しますので、選ぶ際の参考にしてくださいね!

 

カットの選び方

セッターやリベロの方は、共にローカットがおすすめ!

 

セッターやリベロは正確なボールコントロールやボールに追いつく俊敏さが必要なため、軽くて動きやすいローカットが使いやすいでしょう。

リベロはリベロ専用シューズなどもあるそうなので、チェックしてみてくださいね。

 

また、ローカットはポジションが決まっていない初心者の方にも向いています。

 

 

ジャンプすることが多いアタッカー、ブロックの多いセンター(ブロッカー)やウイングスパイカーの方は、衝撃吸収や足首の安定性が求められるので、ミドルカットやハイカットを選ぶことが多いです。

 

 

ポジションや目的ごとの選び方

セッターやリベロの方はスピード感が重視されるので、軽さや動きやすさ、そしてグリップ力を追求したシューズが良いでしょう。

 

アタッカー、ブロックの多いセンター(ブロッカー)、ウイングスパイカーの場合は、安定性があるほか、特にクッション性を重視される方が多いです。

 

また、長時間トレーニングする場合はメッシュ素材など通気性も重視すると使いやすいです。

長く使用したい、トレーニングが頻繁である方の場合は、耐摩耗性のある丈夫な素材を選ぶことも必要でしょう。

 

サイズの選び方

ボールを追いかけて走る、受け止める時に踏ん張る、ジャンプするなど動きが激しいバレーボールでは足に合っていない靴は怪我に繋がるリスクが大きいため、サイズフィッティングはとても重要なポイントです。

 

サイズが合っていないシューズは靴ズレなどの身体的な苦痛だけではなく、精神的にも大きなストレスを感じるものです。 ストレスを感じながらのプレーではパフォーマンスを発揮することができません、 自身の足に合うサイズの靴を選びましょう。

 

足長(足の長さ)は1cm程度余裕があると良いでしょう、長さだけではなく足囲(足の幅)も大事です。 スリムタイプ・ワイドタイプを扱っているメーカーもたくさんありますので足に合う幅をチェックしてみましょう。

 

 

おすすめのバレーボールシューズもご紹介!

調べてみると、日本ではバレーボールシューズはMIZUNO(ミズノ)、ASICS(アシックス)の2強のようです。

 

そのほか、NIKE(ナイキ)、 ADIDAS(アディダス)、DESCENTE(デサント)なども人気があります。

 

くつナビ的におすすめの靴を、厳選してご紹介します。

 


ASICS:ROTE JAPAN LYTE FF 2

画像引用元:amazon

 

軽量かつ俊敏に動くことができるアジリティサポートを追求した一足。

 

クッション性・優れた反発性を備えたミッドソール、アッパーにメッシュを採用した通気性も魅力です。

 

アッパーの縫い目が少ないことで、フィット感や安定性も向上しています。

 

初心者や、部活生にもおすすめです!

 

DESCENTE:【VOLLEYBALL】STELLADIVALO6

 

画像引用元:DESCENTE 公式ホームページ

 

通気性と軽量性に優れる立体構造のメッシュを採用したアッパーが特徴。

 

軽量であること、バレーの動きに基づき開発されたアウトソールであることも魅力です。

 

MIZUNO ウエーブライトニング Z8

画像引用元:MIZUNO 公式ホームページ

 

MIZUNO ENERZY NXT搭載で反発性を追求したハイパフォーマンスモデル。

 

高いクッション性・安定性があり、バレーボール女子代表「火の鳥NIPPON」でも高い使用率を誇るシリーズです。

スムーズにロスなくジャンプにつなげるヒール形状も採用。

ミッドカットもあります。

 

ADIDAS FORCEBOUNCE VOLLEYBALL

画像引用元: ADIDAS 公式ホームページ

 

アッパーにリサイクル素材を50%以上使っていて、サステナブル!

 

内側からのサポートと外側のオーバーレイ、長めのミッドソールにより、軽量かつ足をぐらつかせない安定性も備えた一足です。

 

難しい動きでもグリップ力を発揮し、全方向への動きをサポートできるラバーアウトソールも搭載しています。

 

 

バレーボールシューズポジションや目的に合った選び方が重要!

今回はバレーボールシューズについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

固定方法やカットの種類、競技者のレベルやポジション、目的によって、選ぶべき靴があるということをおわかり頂けたかと思います。

 

これからプレーを始める方、いまバリバリやっている方、昔やっていたけどこれからまた始める方など、さまざまなタイミングがあるかと思いますので、ご自身の環境に合わせて選んでみてください。

 

そして、この夏のパリ五輪での日本代表の活躍を祈り、みんなで応援しましょう!

 

 

岡畑興産では、真面目に靴を作っている会社のブログ「くつナビ」を運営しており、靴や靴の素材、世界の市場についての豆知識など、さまざまな知識を発信しています。

ぜひ、他のブログも読んでみてくださいね!

 

※岡畑興産株式会社は、化学品事業靴受託事業が連携し、機能性素材の材料開発・用途開発を進めています。

この記事を書いた人

岡畑興産株式会社・靴受託事業部田中航樹

シューズOEMと機能材料営業
野球、ゴルフ、バイク、ランニングなどアスレチックシューズ全般を担当しています。より良いパフォーマンスのために機能性材料を提案します。

樹脂加工は知れば知るほど奥が深く、その上日進月歩で新しい技術が生まれています。そういう色々をみなさんにも共有させてもらいます。

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