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靴の豆知識

2024.04.03

靴の中の蒸れを防ぐ対策は?蒸れてしまった場合の解消方法もご紹介!

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こんにちは、岡畑興産のいまふくです。

 

みなさんは「靴の中の蒸れ」に不快感を感じたことはありますか?

靴の中で足が蒸れてしまって気持ちが悪いと感じたり、外出先で靴を脱ぐ時に足の臭いが気になる・・・という経験をされたこと事がある方も多いのではないでしょうか?

 

今回は靴の中で足が蒸れる原因と対策、そして蒸れてしまった場合の解消方法についてもご紹介していきます。

 

 

靴の中で足が蒸れる原因から知ろう!

まずは靴の中で足が蒸れる原因について確認していきましょう。

 

靴のサイズが小さい

靴のサイズが小さいと足の指が動かせない状態になり、汗をかきやすく蒸れの原因になります。

また、靴の中が窮屈になり、通気性も悪くなることから余計に蒸れやすくなります。

 

通気性が悪い靴を履いている

足は多くの汗腺を持っており、日常的に汗をかいています。

 

そのため、通気性の悪い靴を履いていると汗が靴の中で蒸発せず、蒸れやすくなります。

冬場のブーツの他、素材としてはゴム製、合皮などは通気性が良くないため気を付けましょう。

 

靴下の選択

靴下の選び方も蒸れに影響します。

薄手のものや汗を吸わないような素材の場合、蒸れやすくなります。

 

また、靴下を履かず素足で靴を履くのもNGです。

靴下を履かないと汗を吸収してくれないので蒸れやすくなってしまいます。

 

靴の中の蒸れ防止対策をご紹介

 

それでは、次に靴の中の蒸れ防止対策についてご紹介します。

 

通気性の良い靴を選ぶ

メッシュ素材やニット素材の靴は通気性が良く、内部が蒸れにくい仕様です。

ビジネス用の革靴を選ぶ際は、本革を選ぶことで内部の熱を逃がしやすくなりますよ。

 

蒸れを軽減する中敷きを使う

靴のサイズ調整や、クッション性などの履き心地改善、疲労軽減などさまざまな用途で使われる中敷き。

 

足の蒸れが気になる方は、吸水性・速乾性の高い中敷きを選んでみましょう。

靴の中の汗や湿気を吸い、快適に履くことができます。

靴の中の臭いが気になる方は、抗菌消臭効果のある中敷きを選ぶのもおすすめです。

 

厚手の靴下や通気性・吸水性の高い靴下を選ぶ

厚手の靴下を履くことで汗を良く吸ってくれるため、蒸れを軽減することができます。

通気性の良いコットンやリネン素材、メッシュ素材の靴下や、汗を吸収しやすい5本指ソックスもおすすめです。

 

毎日同じ靴を履かない

1日中履いて汗を吸った靴は、数時間置いただけでは完全に乾燥させることはできません。しっかり乾燥する前にまた履いてしまうと、すぐに蒸れてしまいます。

特に湿度が高い夏場では、完全に乾燥するまでに2~3日はかかるといわれています。

 

蒸れた状態の靴は、足の蒸れや臭いだけではなく、靴の劣化の原因にもなるため、同じ靴を連続で履くのは控えましょう。

 

足用の制汗剤を使う

靴を履く前に足全体に制汗剤を使用することで、蒸れの原因となる発汗を抑えましょう。

 

足用の制汗剤にはいくつかタイプがありますが、ロールオンタイプやクリームタイプの制汗剤を使用する場合には、足の指の間まで均等に塗るようにすると効果的です。

 

 

靴が蒸れてしまった場合の対処法もチェック!

靴の蒸れ対策をしていても完全に防ぐのは難しいもの。

そこで、もしも蒸れてしまった場合の対処法もご紹介します。


靴に除湿剤を入れる

お菓子や乾物などに入っている乾燥材のシリカゲルを入れても良いですが、靴の形状や大きさに合わせた靴用の除湿剤もたくさん出ています。

靴用の除湿剤には消臭機能が付いているタイプが多く、またプラスαで除菌機能が付いているタイプなどもあるので、大きさや機能に合わせて購入してみてはいかがでしょうか?

 

 

重曹を使用する

お掃除グッズとしても活用される重曹は、ストックされているご家庭も多いと思います。

実はこの重曹、靴の臭いと湿気対策にも有効です。

 

お茶パックや使い古しの靴下などに重曹を入れ、口を縛って靴の中に入れておくと、嫌な臭いと湿気の両方を吸い取ってくれます。

 

靴用乾燥機を使う

短時間で靴の中を乾燥させたい場合には、靴用の乾燥機を使用するのもおすすめです。

 

靴の乾燥と同時に消臭や殺菌の効果が得られるタイプ、布団乾燥機としても使える便利な2WAYタイプ、持ち運びに便利な温熱タイプ、革靴が痛んだり縮むのを抑える革靴モードが搭載されたタイプなど、さまざまな乾燥機が出ています。

用途に合わせて購入・使用すると良いでしょう。

 

また、蒸れによる臭いが気になる方は、過去のこちらのブログも参考にしてみてください。

 

靴が臭いときの消臭対策・予防策は?原因もチェック!

 

 

 

靴が蒸れた状態で放置するとこんな悪影響が!

靴の中が蒸れたまま放置してしまうと、さまざまな悪影響があります。

 

以下でご説明しますが、靴を脱いだらなるべく早くに対策を行うようにしましょう。


足が臭くなる

足のにおいの主な原因は、イソ吉草酸と呼ばれる脂肪酸です。

 

このイソ吉草酸は、細菌によって汗や皮脂、垢などが分解される際に発生するため、細菌や雑菌の多い環境下ほど悪臭が発生しやすくなります。

 

細菌や雑菌は高温多湿の環境を好む傾向にあるため、靴の中が蒸れたまま放置していると、においが定着してしまう恐れがあります。

 

足のにおい対策については、過去のこちらのブログでもご紹介していますのでチェックしてみてください。

 

足のにおい対策をご紹介!においの原因や発生する仕組みも確認

 

 雑菌が繁殖して不衛生になる

高温多湿の環境下で増殖するのはイソ吉草酸だけでなく、その他の雑菌も繁殖しやすくなります。

 

雑菌が増えると不衛生になり、足の皮膚に赤みやかゆみ、炎症などのトラブルが起こる原因となります。

特に気をつけたいのが、白癬菌と呼ばれるカビ菌によって生じる水虫です。
白癬菌も他の細菌や雑菌同様、高温多湿の環境を好む性質があり、角質をエサに増殖します。

そうなると水虫の症状を引き起こしてしまうので、注意が必要です。

 

カビにより靴が傷んでしまう

湿気がこもった状態で靴を放置すると、靴内部を中心にカビが生えてしまうことがあります。

 

白カビなら簡単なお手入れで落とせますが、黒カビの場合は素材の奥底まで根を張るため、洗ってもシミが残ってしまう可能性があります。

 

 

靴の中で足が蒸れることを防ぐ対策を知り、快適に過ごそう!

今回は靴の中が蒸れる原因とその対策について見てきましたが、最後に主な原因と対策について簡単に振り返ってみましょう。

 

【主な原因】

  • 靴のサイズが小さい
  • 汗の蒸発
  • 通気性が悪い靴を履く
  • 汗を吸いにくい靴下又は素足で履いている

 

【主な対策】

  • 通気性の良い靴を選ぶ
  • 蒸れを軽減する中敷きを使う
  • 厚手の靴下や通気性・吸水性の高い靴下を選ぶ
  • 毎日同じ靴を履かない
  • 足用の制汗剤を使う

 

不快な靴の中の蒸れ、その原因と対策を正しく知り、しっかりと対策をして快適に過ごせるようにしましょう!

 

 

岡畑興産では、真面目に靴を作っている会社のブログ「くつナビ」を運営しており、靴や靴の素材、世界の市場についての豆知識など、さまざまな知識を発信しています。

ぜひ、他のブログも読んでみてくださいね!

 

※岡畑興産株式会社は、化学品事業靴受託事業が連携し、機能性素材の材料開発・用途開発を進めています。

この記事を書いた人

岡畑興産株式会社・靴受託事業部いまふく

主にシューズOEMの営業サポートとして海外生産品の納期管理、輸入業務などを担当しています。
シューズにつけるタグやシール、箱のチェックなどお客様のこだわりが詰まった副資材の調達業務も重要な仕事です。

腰痛を予防するリカバリーインソールやサンダルのように、健康に繋がるシューズに関心あり!

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