こんにちは。岡畑興産のこじろうです。
最近は在宅勤務が多く、商談もWEB面談になったことでスーツを着る機会も減り、革靴を履くこともめっきり少なくなりました。
就職活動でも多くの企業でオンライン対応をしていますが、 リアル面談ではパリッとスーツを着て、革靴を履くことが多いですよね。
そんなときに、どんな革靴を選べば好印象になるのかを知っておくと安心です。
今回は就活に合う靴のデザインやサイズの選び方、お手入れ方法についてご紹介します。
目次
就活での革靴の選び方は?素材・ソール・サイズ・デザインなどを確認
就活の面接では、服装だけでなく足元の靴を見る採用担当者も多いと言います。
どんな靴が就活にふさわしく、イメージアップにつながるのでしょうか?
また、人生で初めて買う大人の靴が「就活用の革靴」という場合がほとんどではないでしょうか。
革靴にはどんな素材やデザインがあり、どれが就活に向いているのかをご紹介していきます!
就活に向いている革靴のアッパーとソールの素材は?
「革靴=天然皮革」を使った靴という考えが一般的ですが、今は人工皮革を使った革靴もたくさん作られています。
アッパーに使う天然皮革と人工皮革は見た目はほとんど変わりませんが、天然皮革の靴は足になじみやすく、人工皮革の靴は型崩れしにくいという特徴があります。
【天然皮革】
メリット:足になじみやすい・蒸れづらい・耐久性がある
デメリット:値段が比較的高い・手入れが必要
【人工皮革】
メリット:型崩れしにくい・雨に強い・価格バリエーションが多くお手頃なものもある
デメリット:蒸れやすい・物によっては経年劣化で表面がひび割れることがある
好印象を与えたいここぞという時には天然皮革の革靴、雨の日やインターン期間中は人工皮革の革靴と使い分けても良いでしょう。
ソールは、大きく分けて革底・ゴム底・樹脂底の3種類があります。
革底は床の素材や天候によって滑りやすくなるので、ゴム底やEVA、TPUなどの樹脂底をおすすめします。
ゴム底は樹脂底に比べて摩耗に強いので、企業から企業へたくさん歩く就活には一番適していると言えるでしょう。
就活用の革靴のサイズの選び方は?
スニーカーは少し余裕をもったサイズを履いて楽な場合もありますが、革靴の大きいめサイズは見た目にもNGですが、靴を引きずりながら歩くことにより疲れやすくなります。 もちろん小さめサイズでは靴ズレの原因になり、履いていて苦痛を感じてしまうでしょう。
就活は企業から企業へ歩くことも多いので、靴のサイズがあっていないとやる気にも影響するかも知れません。
実際に足のサイズを採寸して、自分の足長サイズと幅サイズ(ウィズ)を確認してみましょう!
まずは固めの床の上に紙を置き、その上に肩幅に足を開いて乗せてください。
一番長い足の指の先端と踵の一番出っ張ったところに印をつけます。印と印を結んだ長さが足長(cm)サイズです。
親指と小指それぞれ一番出っ張った部分を触って確認し、底を通るようにメジャーを回して締め付けずにふんわりと軽い測ります、それが幅サイズ(ウィズ)になります。
正しいサイズの靴を履くことはとても重要です、測ったサイズとウィズにあった靴を選んでくださいね。
サイズについてはUS,UK,EUの靴のサイズを換算!正しい足のサイズの測り方もで詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
就活におすすめの革靴のデザインは?
就活には「ストレートチップ」「プレーントゥ」という、2つのシンプルかつフォーマルなデザインが適しています。
ストレートチップとは、つま先に横一文字に線が入っているデザインのこと。
一般的にフォーマルなデザインとされています。
プレーントゥは、何も装飾がないシンプルでプレーンなデザインです。
つま先に羽のような形のパーツを付けたデザインのウィングチップや、U字型のステッチを施したUチップなどはビジネスシーンで使うことはできますが、就活向きではありません。
バックルを使ったモンクストラップ、学生靴のようなローファーなどのシューレースを使わないデザインも、就活には向いていません。
色はブラック一択です。
ダークブラウン・ブラウンなど靴単体ではとても素敵ですが、就活というTPOではブラック、黒を選ぶのがおすすめです。
また、今回は就活向け靴がテーマですが、紳士用の革靴(ドレスシューズ)の形やデザインのバリエーションはとても豊富です。
就活向け以外でも参考にお伝えしますね!
革靴のバリエーションも詳しくご紹介
靴の形には主に以下の3つがあります。
内羽根式
羽根〈アイレットがついているパーツ〉がつま先パーツの下についているデザイン。 フォーマルから普段のビジネス使用にも適しています。
特に内羽根式のストレートチップはフォーマルやビジネス靴の基本デザインです。
外羽根式
羽根〈アイレットがついているパーツ〉がつま先パーツの上についているデザイン。
プレーントゥ靴は外羽根式が一般的です。
フォーマルでもビジネスでもマルチに着用OKです。
カジュアルなジャケットやパンツ、デニムにも外羽根靴は相性が良いでしょう。
スリッポン
紐がない靴の総称で、代表的なものはローファーです。
紐がないので脱ぎ履きは紐靴より簡単ですが、紐で調整ができないので、フィッティングが重要です。
緩すぎるのはもちろんNGですが、きつすぎると足が痛くなったり、疲れやすくなります。
そのほか、デザインの特徴もまとめましたので、ぜひ参考にしてください!
デザイン | 特徴 |
プレーントゥ | つま先に装飾や切り切り返しがなくシンプルなデザインで、最もフォーマルなデザイン。
内羽根式と外羽根式があるが、外羽根式のプレーントゥが一般的。 |
ストレートチップ | つま先に横一文字のステッチやハギがあるデザイン。
内羽根式外羽根式ともにあるが、内羽根式が一般的。 |
ウィングチップ | つま先にW形状のハギパーツが付いているデザイン。
ステッチや穴飾りなどが多用された華やかな見た目が特徴。 |
Uチップ | つま先にモカと言われるU字型の縫いが施されたデザイン。
カジュアルな見た目が特徴。 |
モンクストラップ | ベルトやバックルが付いたデザイン。
もともとはヨーロッパの僧侶(monk)が履いたことからモンクシューズと呼ばれている。 |
ローファー | 靴紐がなく甲部分に飾りがついたスリッポン。
日本の教育学者がイギリスのパブリックスクールへ見学に行ったときに、学生がローファーを日本で広めたと言われている。 |
革靴の選び方では試着も重要!
革靴の購入場所は、デパートや百貨店、革靴専門のショップ、スーツショップ、量販店などさまざまです。
ネットで靴を買うこともできますが、初めて革靴を買うときにはお店でフィッティングをすることをおすすめします。
あまり伸び縮みしない革靴は、サイズ感が合っていることがとても重要なんです。
靴のサイズが同じでも、メーカーのサイズ規格やデザイン、シルエットなどの要因によってサイズ感やフィッティングが変わります。
フィッティングによって、つま先や足の指の当たり方、幅感や踵周りの収まり具合を確認しましょう。
フィッティングする時間は、夕方がおすすめです。
朝起きたときはすっきりしていた足も昼間動いているうちに疲れ、夕方にはむくんだ状態になります。
1番足が大きくなっている時にフィッティングを確認すれば、足がパンパンにむくんだ夕方でも靴がきついということにならないでしょう。
就活用革靴の靴紐の結び方、お手入れ方法もチェック
靴紐を結ぶ際は、アイレット(ハトメ穴)に靴紐が平行に並ぶと、とてもきれいに見えます。
靴紐が横一線に並ぶ革靴に適した結び方には、靴紐の一方をジグザグと通す「シングル」と両側の靴紐を順番に通す「パラレル」という方法があります。
パラレルは靴紐がほどけにくく、長く歩く場合に向いています。
面接の時に靴紐がほどけていないように、事前にチェックしましょう!
また、面接で汚れた靴やくたびれた靴を履いていては、自己管理ができないマイナスイメージになりかねません。
日々の手入れをして清潔な靴で就活に臨むようにしましょう。
天然皮革の靴は履いたら布で汚れやほこりを取り、靴用のクリームで保湿を。
こういった普段のお手入れによって、靴を長持ちさせることもできます。
人工皮革の靴は、水やぬるま湯で濡らしたタオルで汚れを拭き取りましょう。
雨の日に履いた時は、丸めた新聞紙を入れて水分が早く抜けるように乾燥を促してください。
ソールに付いた泥や汚れは、ブラシを使って取り除いておきましょう。
撥水効果が欲しい時は軽く撥水スプレーを吹き付ければ、汚れ防止の効果も期待できます。
長く保管する場合は型崩れや変形防止のためにシューキーパーを使い、直射日光が当たらない風通しのある場所に保管すれば良い状態を保つことができます。
就活用革靴の選び方を知って、好印象を与えよう!
就活のための革靴は、黒のプレーントゥかストレートチップがおすすめです。
ソールは大きく分けて革底・ゴム底・樹脂底がありますが、たくさん歩く就活には摩耗に強いゴム底が適していると言えるでしょう。
また、デザインや素材でフィット感が違うので購入前には足入れが重要です。
フィッティングは1番むくみやすい夕方に行い、つま先や足の指の当たり方、幅感や踵周りの収まり具合を確認しておくと、違和感なく長く履くことができますよ。
面接では、汚れやくたびれ感のない清潔な靴が好印象です。
天然皮革の場合は布で汚れやほこりを取る・靴用のクリームを塗る、人工皮革の場合は水やぬるま湯で濡らしたタオルで汚れを拭き取る・早めに乾燥させる、といった日常のお手入れもお忘れなく。
正しく革靴を選んで、就活を頑張りましょう!
岡畑興産では、真面目に靴をつくっている会社のブログ「くつナビ」を運営しています。
靴や靴の素材、豆知識などさまざまな知識を発信していますので、こちらもぜひご参考ください!