こんにちは!新入社員のかげやまです!
ヒコみづのジュエリーカレッジと岡畑興産の産学協同プロジェクト記事の第六弾!
本日はモックアップ発表日です。くつナビでは、モックアップについてご説明します。
モックアップとは
靴作りにおけるモックアップ(Mock-up)は、実際の靴の製作前に試作品として作成される模型やプロトタイプのことを指します。これは、デザインや機能性、フィット感などを評価するために使用されます。モックアップは、靴のデザインやパターンの概念を視覚化し、実際の材料や製法による制約を考慮して、アイデアやデザインの妥当性を確認するのに役立ちます。靴のアッパーやソールの形状、縫製の配置など、さまざまな要素がモックアップに反映されることがあります。
モックアップは、靴のデザイナーや製造者が最終的な製品を作成する前に、試験的な段階で問題や改善点を特定し、修正を加える機会を提供します。また、顧客やマーケットへのプレゼンテーションやフィードバックのために使用されることもあります。
今回のプロジェクトでは、サッカースパイクのテーマでモックアップが制作されました。学生の皆さんは、前回の発表で靴のコンセプトを披露してくれました。そして、それを初めて形にするのがモックアップ制作です。
岡畑興産は靴の職人集団ではなく商社です。そこで、弊社事業部の靴作りのスペシャリストであり顧問でもある九頭見さんにゲストとして参加していただき、学生たちのモックアップにコメントしていただくこととなりました。それが今回のモックアップ発表です!
モックアップの様子は以下動画からご覧ください!
モックアップ発表を終えて
約5時間の怒涛の発表会を終えて、学生たちの顔にも笑顔が戻ってきました。今回のモックアップ発表は真剣な雰囲気の中で行われ、緊張感がありました。
モックアップの制作は、本制作に備えた下準備です。靴にする上で問題となる箇所はこのタイミングで解決しておかないと、本制作でコンセプトを形にした靴を作ることはできません。九頭見さんは、その重要性をよく理解しています。彼らのモックアップには、学生たち自身が気付かなかった問題点が見つかり、改善案が提案されていました。
九頭見さんのコメントは的確であり、私たちにとっても非常に学びのある内容でした。彼のコメントは厳しいものでしたが、現実を突きつけるものであり、説得力がありました。学生たちも緊張感を持ちながらも、自分たちが納得いくまで質問を繰り返しました。
熱い、熱い瞬間でした!新入社員の私、かげやまは学生たちの発表を見守ることしかできませんでしたが、時折涙腺が熱くなりました。何かに真剣に取り組む姿はなぜこんなにも美しいのでしょうか。
モックアップ制作を終えると、約二か月後には授業の最終日がやってきます。その日は学生たちの最終作品発表です。モックアップ発表を無事に乗り切った皆さん、自信を持って最後まで全力で取り組んでいきましょう!
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