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ベトナム靴工場 出張日記

【Okahata News Letter23号(2022年06月)抜粋記事】

 

前回までのあらすじ:

ONL18(21年11月号)では、ベトナムの寸断された靴サプライチェーンの様子をお伝えしました。

 

 

今回は、その続報:

弊社の品質管理マネジャー(くつナビ編集長!)が、海外出張の先陣を切って現地を突撃訪問。

結論から言うと、プレコロナの活況に戻ったようで、完全復活。大手海外ブランドの大規模工場が集中するホーチミンのほほ全ての工場がキャパに対して9割方埋まっている状況。半年前のロックダウンから力強く復活していました。

当社の主力工場が位置するハイフォン地区も、完全に元通り。半年前の、靴材料も届かず、労働者もいなかった惨状がウソのように、人もモノも、完全復活。

 

コロナ鎖国の2年間でさえ、イオンモールやら大型ビルがニョキニョキ建設され、経済活動(カネ)もちゃんと動いておりました若き新興国の力強さは、別次元でした。。。

 

 

ベトナムのほぼ全ての靴工場はビジターを受け入れ、規制もなく訪問可能。我々のライバルの台湾、韓国の材料メーカーなどは堰を切ったように売込訪問していますし、ホーチミンでは、韓国人、台湾人が闊歩するのをよく見かけましたので、海外ビジネス出張、往来も以前の状態にもどっているよう。

 

 

久々の工場訪問:バーチャルと比較して

 

この2年間、ベトナムでの靴開発や生産現場の仕事を、無理矢理バーチャルでこなしてきましたが、現地に赴 いて、自らの“広角な“目線とセンサーで、現場/空気/人を感じないと、見誤ることが多い事を、改めて実感しています。

 

 

@エ場現場

分かってはいましたが、バーチャルでは、相手が見せたい現場をピンポイントでしか見せてもらえず、結局、相手の目線(往々にしてその低さ)に依存していますが、我々が足を運べば、目に飛び込んでくるもの全てから、我々目線で気になることを“根掘り葉掘り‘'が可能!

人間の持つ“広角な“目線とセンサーはやっぱり優秀でバーチャルで拾いきれてなかった課題と改善点が見つかった、実りある訪問となりました。

 

 

 

@人

画面を通じたコミュニケーションだけでは、人間性の本質はやっぱり掴めていませんでした。海外工場とのバートナーシップは、繊細な綱渡り。

相手の性格に合わせて、押したり引いたりするには、バーチャルのみでは、限界あり。相互に分り合うには、後は野となれ山となれ(後述)」式な宴会もやっぱり重要です。

 

ちなみに、コロナ中に現地採用したスタッフと今回初対面してみたら、イメージが全然違ってびっくり(寡黙だと思ってたら、活動的でちゃきちゃきした人でした)。

 

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暑さと笠帽子と、「野となれ山となれ」

 

工場内もマスク着用義務はありませんが、我々が訪問時はほとんどの方が着用していたことから、工場管理者が指示したものでしょう。

 

今の季節、亜熱帯性気候のベトナムは、何もしなくてもモワッと蒸し暑く、工場内は更に高温高湿で、生産現場を回るとすぐにマスクが汗で湿ってしまいます。工場内の至るところに大小様々な換気扇が設置されており、感染がほほ1周して集団免疫を獲得しつつある安心感も手伝ってか(実際にバートナー工場では4月以降、コロナ感染による欠勤者ゼロ)、マスク着用は本人に委ねられているのも頷けます。

 

マスクをしないけど、笠帽子はかぶっているエ員さんもいたりして、その理由はまだ調査中ですが、ベトナム感たっぷりで微笑ましかったりします。

 

 

レストランや公共の場所もマスク着用義務はなく、以前の状態にまるっきりもどった状態。

高温多湿の地域ですので、マスク常時着用ももうしんどいのかもしれません。レストランに入れば、接客係から厨房までノーマスクで、料理を取り分ける箸がなく直箸。戸惑ってる間に、どんどん料理を取り分けてくれるので、覚悟を決めて「あとは野となれ山となれ」です(苦笑)。

 

 

column

日本人目線での驚きは、手指消毒用アルコールも非接触体温計も、市中にはほぼ皆無。(ホテルやイオンモールに散見されるくらい。)

ノーマスクで密密な状態のモールには、「なかなか凄いところに来たな」と違和感。

ビジネスシーンでは、挨拶でのガッツリ握手にもドギマギな、まだまだコロナ中な日本人を感じるのでした。

 

 

復活からのリスタート&アップデートが鍵。

フル稼働かそれ以上の需要が舞い込んできているべトナム靴工場の活況を目の当たりにするにつけ、ソーシングを仕事にする弊社としては、生産枠の確保に頭を悩ませそうです。

 

昨年夏以降、欧米からの旺盛な需要はありましたので、あの時の機会損失を取り戻すぞとばかりに、各工場ともフル稼働以上でどんどんいきまっせ状態と鼻息の荒さ(と景気の良さ)がジンジン伝わってきます。

輸送面でも荷物はさばけており、ベトナムの靴産業はもう完全復活といってもよいでしょう。

 

米本から、最後のひとこと

世界の三河屋/岡畑興産は、精力的に活動開始!米本は2020年2月以来のポートランドヘ渡航予 定。
化学品坂出はソウルヘ。来月は、ポートランド、ソウルからの生レポをお届けする予定です!

 

景気がいい時こそ、地に足つけて。More  Business, More  Issuesがこの業界の常。お客様の手元により良い製品を安全確実にお届けするために気を引き締めている次第です。

 

 

 

文:Hiroshi Yonemoto

取材協力:犬塚りつ子、松井裕志、Joanna  Lei.

 

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