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岡畑の熱い人々

OKAHATA PEOPLE

2025.11.19

リアルトーク

化学女子×韓国コスメ愛—営業未経験から化粧品原料営業へ

  • #入社を希望される方へ
  • #藤原さんシリーズ
  • #若手社員

社長から
“韓国コスメ愛”のひと。その没入は、どこに向かうのか?本人以上にリーダーの腕も試される、ハイ・ポテ、自由奔放インタビュー。個人的にツボったのは、悩みのマルチタスクができない/1つ前の悩みはすぐ忘れるエピソード。

PR:就活生に告ぐ:化学専攻は、未来を切り拓くスーパーパワー(特殊能力)。くれぐれも大切に。化学専攻で人が好き、未経験でも営業やってみたい方は、ぜひ岡畑興産に!

 

 

<プロフィール>

小池 ゆい
岡畑興産株式会社
機能化学品事業部
東京チームⅠ

入社年月:2024年4月
趣味:スキンケア
ツミキ:

Okahata Awards 2024では「Welcome to Okahata」「学んでます」賞を受賞。「学んでます」は化粧品検定、化粧品成分検定1級のW取得(インタビュー後述)を讃えて。


 

お肌を焼かない化学好き

藤原:初めまして。本日はよろしくお願いいたします。

小池:こちらこそ、よろしくお願いいたします。

藤原:すごく緊張しているように見えますが、大丈夫ですか?(笑)

小池:大丈夫じゃないですよー。こんなに上司が揃って、面接みたいですよ。

藤原:確かに、普通のインタビューで、こんな状況はないですよね。(笑)

小池:あー、緊張するー。

藤原:あははは。(笑)そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ。ちなにみにご出身どちらですか?

小池:横浜です。

藤原:神奈川と言わない、横浜出身ですね?

小池:あはは、そうです。

藤原:学校もずっと横浜で?

小池:そうですね、中学受験を受けて、中高も実家から通ってましたし。

藤原:中学受験!?

小池:はい、普通の女子校で、運動が得意のどこにでもいる学生でした。(笑)

藤原:女子校だったのですね。何のスポーツを?

小池:バトミントンです。

藤原:へー。何か理由があったのですか?

小池:んー、肌が焼けないスポーツだったからですかね。

藤原:あははは、お肌命ですね?

小池:そうですね、肌は焼くより焼かない方が好きです。スキンケアにはいいので。

藤原:化粧品原料のご担当と聞いていますが、その頃からスキンケアに興味を持っていたんですね。大学はどちらに?

小池:青山学院大学です。

藤原:へー。学部は?

小池:理工学部の化学・生命科学科です。

藤原:なぜ化学・生命科学?

小池:私はただ、化学の勉強がしたくて、選んだだけなんです。青学には化学・生命科学科がそれにあたるところだったんですよ。

理系ではなく、化学系

藤原:どうして、化学に興味を?

小池:んー、中学の時に、文系より、理系科目が好きだったのが大きいです。いわゆる文系の国語、社会が嫌いの理系ではなく、化学が一番、興味を持てたというか、面白かったんです。

藤原:いわゆる「リケジョ」の始まりは中学の時だったんですね?

小池:理系ではなく、化学ですね。

藤原:「理系ではなく」というと?

小池:理系って、数学とか化学、物理、生物みたいなイメージがあるじゃないですか?私はそうではなくて、化学が好きだったんですよね。

社長:確かに、理系の人でも「物理は得意じゃない」とか、「動植物好きで生物専攻だった」とか、小池さんのように「化学が好き」みたいに分かれるね。

藤原:なるほど。その「物理」「化学」「生物」の中でも「化学」が面白かったという理由は何かあります?

小池:そうですね、化学って不思議なんですよね。温度や湿度が少し変わるだけで、物が固まったり、色が変わったり、七変化しちゃうって、なんかマジックみたいじゃないです?でも、そのマジックの裏には、ちゃんとタネがあって、それが「法則」や「ロジック」になるのかな。そういう「あーなるほどー!」って、感心しちゃう感じが、好きなのかもしれないです。

藤原:表現は、可愛いですが、すごく論理的ですね。(笑)大学では具体的に何を?

小池:イリジウムという希少金属を使った触媒を合成し、その触媒を使って、本来進みにくい反応がどれだけ進むのかを研究したり、毒物の研究もしてましたね。

藤原:毒物ですか?青学女子のイメージではないですね。(笑)

小池:確かに。(笑)文系と理系ってキャンパスの場所も違うところもありますし、正反対かもしれないです。だから、すごく憧れてましたよ。

藤原:何に?

小池:青山キャンパスの文系女子に。(笑)

スキンケアに目覚めた理由

藤原:あははは。(笑)同じ、青学なのにね。そもそも、そういう研究されていて、どうしてスキンケアの方に?

小池:実は、小さい頃からお肌に悩んでいて、色々とスキンケア関連のことを調べていると、いつのまにか興味を持ってしまって。気がついたら、化粧品がすごく好きになっていました。

藤原:悩みから好きになるって、すごいことですね。普通は、コンプレックスがトラウマになったりすることが多いですけど、悩みを好きに変えるって。

小池:そこまで、ロジカルに考えてはいないですけど。(笑)

藤原:論理的な事が好きなのに?

小池:ほんと、そうですね。言われてみないと気付かないです。(笑)

藤原:今は、お肌に悩んでいたとは思えないです。

小池:いやいや、ほんと大変でした。だから、スキンケアについては色々とすごく調べました。あと、もともと私は、“新しいもの好き”なところもあるので、悩みを解消するため調べていくと、どんどん深みに入っていくというか、調べ上げていく性格もあるかもしれないです。で、化粧品が好きになったということかもしれないですね。

藤原:紐解いていきたい性格なんですね。

小池:かもしれないです。

藤原:これまで、インタビューさせていただいた人の多くは「好奇心」から、「化学」を好きになっていくケースだったのですけど、小池さんは、その「好奇心」の元になっている「悩みを解決したい願望」が、「好奇心のタネ」になっていて、調べて、学んで、好きになって、その「タネ」から花が咲いて、好きなになるというすごい流れですね。

小池:そこまで、ロジカルには考えてないかもしれませんが。(笑)

藤原:あははは。(笑)

青学女子に憧れ、韓国コスメにハマる

小池:あと、韓国との出会いも大きかったですね。

藤原:韓国?

小池:先ほどの大学生活の話の続きで、高校までは化粧禁止だったこともあって、大学に入って、化粧するようになったんです。それは、青学キャンパスにいる女子学生が綺麗で綺麗で、あんな女子大生になりたいって、心から思ってました。

藤原:あははは。(笑)

小池:それで、化粧品のことを幅広く、調べていると、韓国に出会ったんです。 

藤原:なるほど。韓国コスメとの出会いですね。

小池:そうです。化粧品はそれぞれ、人に合う合わない商品ってあるのですが、私は韓国コスメのコンセプトが好きなところもあって。

藤原:コンセプトというと?

小池:「開発の速さ」と「安価」ですね。スピーディに次々新商品が出ますし、安価だから、それらを試して、合う合わないを判断し、バージョンアップされていく感じなんです。

藤原:そういうことになっているんですか。

小池:あと、スキンケアとメイクのバランスを考えているところもすごくいいです。

藤原:メイクも関係してくんですね。なるほど。

小池:そういうことをしていると、いつのまにか、誰よりもスキンケア通になってしまっていて。(笑)

藤原:没頭していくうちに、自然と韓国コスメと出会い、プロフェッショナル的な知識を持つようになったわけですね。

小池:日本ブランドは、合うものも、効果が出るものも、たくさんありますが、学生には少々お高いんですよ、

藤原:言われてみると、そういうイメージがありますね。

小池:商品が良くても、買い続けられないんです。でも、韓国コスメは、リーズナブルだし、どんどん新しい商品を出してくれるので、私にとっては、“効果が出るもの”や“お肌に合うもの”などと出会える確率が高くなって、コスメ好きの私にはとてもいいんです。

藤原:試す回数が増えて、出会える確率が上がって、出会う感じですか。。韓国コスメの戦略ってすごいですね。

小池:先ほど、申し上げた、「スピーディーな商品開発」とか「ターゲット別マーケティング」や「パッケージやブランドの差別化」みたいなことがよく言われますが、まさに、“ターゲット別戦略”にはまっていました。(笑)

藤原:あははは。(笑)でも、冷静に分析出来ていますね。

小池:いやいや、企業戦略の細かい事はわからないけど、私にはただ、お肌に合って、安価で持続出来る環境だったことが大切だったんんです。化粧品って個人個人のお肌に合う合わないは、とても大切なんです。 

二度の退職届

藤原:だから、化粧品をもっと極めたくて、岡畑興産に入社されたんですね?

小池:いや、岡畑興産は3社目なんです。

藤原:え、3社目ですか?1社目のコスメ関係の企業さんは合わなかったんですか?

小池:いや、1社目は臨床研究のベンチャー企業に入社しました。

藤原:え?化粧品じゃなく医療系ですか?

小池:人生の視野を広げるために、全く違う業種で、チャレンジしたいと思って、医療系に入社しました。

藤原:学生の時から、新しいもの好きって、言ってましたものね。どうして、医療系を選んだのですか?

小池:臨床研究は世の中のためになるじゃないですか?世の中のために、化学好きが活躍出来るなら、いいでしょ?

藤原:ですね。しかし、大きく舵を切りましたね。で、どうでした?その会社は?

小池:ベンチャーっていうこともあってか、すごく働かされました。(笑)

藤原:あはは。(笑)社会人の洗礼を受けましたか。

小池:だから、2年で辞めました。私は臨床試験で、世の中のためになるって思って入社したのに、内容が全然違っていて、「私、何してるんだろ?」って、思って、すぐに辞めました。

藤原:医療で世の中のためにと思ったのに、それは悔しい思いをされましたね。

小池:ほんとそうです。あと、退社の一番の理由は、自分の未来が見えたっていうのもありました。このまま同じことをしていくんだなーという感じの。

藤原:なるほど。で、岡畑興産ですか?

小池:いえ、ライフバランスを考えて、少しスローに生きたいと感じまして、司法書士の事務で働きました。

藤原:マジですか?よほど、最初の会社で働いたんですね。(笑)

小池:はい!(笑)

藤原:でも、新しいもの好きにも程がありますね。(笑)司法書士の免許は持ってないですよね?

小池:持ってないですよ。(笑)事務なので、要らないんです。

藤原:ひょっとして、新しいもの好きで、かつ、飽き性ですか?

小池:そうかもしれないです。(笑)「過去を振り返らない」、「飽き性の性格」とよく言われます。

藤原:なんか、怖いですね。(笑)

小池:いやいや、そういう性格なんですよ。過去は過去です。振り返っても意味がないでしょ?

藤原:確かにその通りです。(笑)で、事務はどうでしたか?岡畑興産で働いてるから、辞めたんでしょうけど。(笑)

小池:はい、辞めました。(笑)でも、6年も働いたんですよ。

藤原:“も”ですか?

小池:飽き性の私が6年ってすごいんです。

藤原:そのまま続けなかった理由は何かありました?

“心から興味を持てる仕事”を探そう

小池:仕事に対して、心の底から興味が持てないのが、辛くなったのが大きいです。調べないとわからない新しいことがあっても、興味が沸かないし、楽しくないんです。仕事ですから、勉強もして、全力で取り組みますけど、興味ないことや好きじゃないことをやり続けるのが辛かったんです。

藤原:そこが、学生の時にお肌の悩みから韓国コスメに出会って、コスメ好きのプロに近くなったのとは違いますね。

小池:全く、違います。その会社もこのまま仕事しても先が見えましたし。

藤原:同じ感じですね。

小池:その時は、年齢的にも未来の見え方が違ってきて、このままでは心配だなって、感じました。人生の時間が勿体無いという心配です。だから、そう思った瞬間に、「次!」って思いで辞めました。

藤原:ある意味、自分を大切にしてるというか、自己肯定感が強いんでしょうね。

小池:それはあるかもしれないです。割り切った性格ですし、曲がったことは嫌いですし、それは違うと思ったら、黙ってられずに、ビシッと言うところがありますね。

高岡:ある、ある!(笑)

全員:あははは。(笑)

小池:だって、おかしい時はおかしいって言わないと、相手はずっと、わかってくれないじゃないですか。(笑)

藤原:おとなしそうな雰囲気があるんですが、見えない部分では、芯があるというか、自分を持っているんですね。

高岡:持ってる!持ってる!

独特な“小池思考”で勝ち取った岡畑興産への入社

藤原:あははは。(笑)で、いよいよ岡畑興産ですか?

小池:そうです。入社させてただきました。

藤原:どうして、岡畑興産を?

小池:先ほど申し上げた「好きな事を仕事にしたい願望」で、私はコスメがずっと好きですから、色々とネットで調べて、応募させていただきました。

藤原:自分で調べたんですね。どういうワードで検索されたんですか?

小池:確か、「韓国」&「コスメ」で検索していたと思います。

藤原:ここで、コスメですね。

小池:興味のある仕事をしないと、継続しないなって、前の2社で勉強しましたし、岡畑興産は化学の原料関係だから、少しは化学バックグラウンドは活きるかもって。

藤原:そこは「少しは活きる」ではなくて、「かなり活かせる」じゃないですか?化学バックグラウンドは、岡畑興産を受けるには、すごい武器じゃないですか? 

小池:んー、そこは、そういう感覚ではなかったかもしれないですね。私の強みは「韓国コスメが好きで、化学も知ってるよ」って感じで、面接してたかもしれないです。(笑)

藤原:好きなことを強みにして、化学バックグラウンドはおまけなんですか。普通は好きの方がおまけな感じがしますけど。

小池:あー、確かに。でも、その時は、「コスメ」=「化学品」で、「成分表はわかります」くらいの感じでした。

社長:いやいや、こちらからすると、成分表がわかるのは、ものすごく魅力的なパワーワードだよ。

藤原:逆なんですね、発想が。 そもそも、よく「韓国」と「コスメ」で岡畑興産が出てきましたね。「化学」が入っていないですよね。

張:ちょうどその時、いいタイミングで、韓国との化粧品原料関係を伸ばすために、採用募集を始めたところだったんです。HPにも掲載した時でした。

藤原:奇跡的なタイミングだったんですね。他の会社も面接されました?

小池:候補は何社かありましたが、「化粧品のボトル製造」とか、私の「韓国コスメ」とは少し違ってて、岡畑興産は原料ですけど、まだ一番近いかなと思い、岡畑興産だけに絞り、面接を受けさせていただきました。

面接が熱い!

藤原:岡畑興産の面接はどうでした?

小池:びっくりするくらい、とにかく色々と聞いてこられました。(笑)

全員:あははは。(笑)

藤原:誰からですか?何を聞かれました?

小池:萩田さん(笑)

全員:あははは。(笑)

小池:何で、岡畑興産を希望したの?化粧品の研究して、なんで医療関係に行ったの?というか、その後、司法書士ってどういうこと?みたいに。矢継ぎ早に。(笑)

全員:あははは。(笑)

藤原:でも、内容はごもっともな質問ではないですか?

小池:いや、なんか、熱いんです。(笑)家族に聞かれてるみたいに聞いてくるんですよね。

藤原:なんとなくわかります。(笑)岡畑興産っぽいというか、相手に対する熱意というか、優しさというか。

小池:だから、私も素のままで答えてました。

藤原:で、1次試験は通って、2次はどうでしたか?

小池:また、萩田さんがいて、前回よりもすごく聞いてくるんです。(笑)

全員:あははは。(笑)

藤原:まだ、何を聞くことあったんでしょう?

会社が戸惑う“小池思考”

小池:正確には、質問されたというよりも、うちでいいの?本当にいいの?みたいな感じだったと思います。岡畑興産は商社だよ。化学の原料を扱う商社だよ。香粧もあるけど、原料だけど、大丈夫?みたいな感じでした。

藤原:萩田さん的には、小池さんは岡畑興産では合わないって思ったのでしょうかね?

坂出:萩田は、彼女はコスメ愛が強すぎるから、他の化学品は難しいかなとか、長続きしない飽き性を感じ取ってたんです。彼女の人生を考えて、「他で輝ける場所あるんじゃないの?」みたいな会話でしたね。

藤原:そういうとこって、岡畑興産っぽいですよね。

小池:私的には、そういうこと知らないから、普通にだめの烙印押されてると思っていました。

藤原:ですよね。(笑)でも、最終面接に行ったんですよね?というか、受かってるから、今、ここにいるわけですしね。

小池:落ちたと思っていたので、「はい、次!」って思っていたところに、「最終面接に来てください」って。連絡がありました。(笑) 

坂出:根掘り葉掘り色々聞いた末に、小池さんは、“化学構造式を理解している”+“韓国コスメ好き”+“素直なチャレンジャー”だから、うちで伸びる人だぞと判断して、社長の最終面接に進めたんです。

藤原:なるほど。最終面接はどうでしたか?

好きな事が先、専門性は後=“小池式”

社長:いつもとなんか違う人が来たぞ、って感じでした。

藤原:といいますと?

社長:化学品事業の面接では「化学の仕事をやりたい、戻りたい」という、いわゆる“化学愛”の人が多いんですよ。自己PRにおける「化学」と「好き/得意」の比率が、8:2位が普通なんですが、小池さんは、「化学」と「韓国コスメ愛」の比率が2:8だったんです。

藤原:入り口は違うけど、結果は同じという感じでしょうか?

社長:そうですね。持っているカードは同じだけど、差し出す順番が逆だぞと。

藤原:あー、逆のカードを出してくる「小池式」ですね。

社長:履歴書見て、「化学わかる」→「香粧品分野大好き」→「いい仕事しますよ」の順でアピールすると思っていたら、いきなり「コスメ愛」→「韓国愛」→「化学わかります」の順ですよ。“小池式”=“順番が逆”で面食らいました。(笑)

藤原:企業側の論理だと、8:2の8、専門性とか実務経験とかを重視しがちですが、2で押してくる小池さんをどう評価されたのですか?

社長:話を聞いているうちに、「小池式」は伸び代/アップサイドが大きいから、おこがましいですけど、「開花させやすい」って思ったんです。好奇心旺盛で、掘り下げていくための専門性の化学知識はすでにあると。好奇心と専門知識が揃うと、学びも加速するんですよ、何よりも仕事が楽しくなるはずだと。

藤原:なるほど、好きなことを仕事に出来て、楽しいと没頭していきますから、強くなりますね。

社長:全くその通りです。彼女は、営業経験的には、真っ白のキャンバスでしたけど、何かすごいことをやってくれそうだなと。

小池:でも、「大丈夫?」「耐えられる?」みたいなことも聞かれた記憶がありますけど。

藤原:あははは。(笑)

社長:それは、実際問題、香粧品以外の原料とかも扱うし、そういうの大丈夫かなーという意味だったね。

藤原:「小池式」が功を奏したのかもしれないですね。今、働いてどれくらいになります?

小池:1年半くらいですね。

藤原:耐えられてますか?(笑)

小池:もちろんです。仕事にも役に立つからと思って、化粧品検定、化粧品成分検定それぞれ1級を速攻で取りました。

社長:こういうところです。早いんですよ、好きから入った人は。

韓国愛が止まらない

小池:最近では、韓国愛も溢れてきて、韓国語を学び始めました。韓国のお客様と自分の言葉で喋りたいというか、表面だけではなく、ニュアンスや、本質を聞き分けたいので、語学学校に通って、毎日Duolingoで特訓中です。

藤原:韓国愛が止まらないですね。社内でも勉強出来ますよね?

小池:実は、同僚の韓国人である尹さんにも韓国語の勉強を手伝ってもらったりしています。

藤原:楽しんでますね。

小池:楽しいまではいってないかもしれませんが、面白いです。興味のあることばかりなので、集中してしまいます。それに、周りがとてもいい人ばかりなので。

藤原:楽しいまで行っていないのは、業界知識や専門知識の弱さ的なところからですか?それとも、営業的なところですか?

小池:知識の方ですね。営業は最初は心配でしたけれど、仲間に助けられながら、お客様とコミュニケーションとっているのはとても楽しいです。時々、失敗して情けないとか思ったりすることがあるので、そういうところがまだ楽しいまで行ってないのかもしれないですね。

悩みを複数持てない

藤原:落ち込んだりするんですね?

小池:当たり前ですよ。いつも落ち込んで、悩んでます。

藤原:大丈夫ですか?

小池:いや、嫌なことはすぐ忘れるので、引きずらないというか、いつも新しい事で悩んだり、落ち込んだりするので、全然大丈夫です。(笑)

藤原:いい性格ですねー。

小池:仕事で急に忙しくなってきたら、「あれ?さっきなんで落ち込んでたんだろ?」みたいなことが多いですね。(笑)

藤原:え?落ち込んだことを忘れるんですか?上書きされるんですか?

小池:そうですね。どんどん、上書きされて、忘れていきますね。

藤原:羨ましい。私もそうなりたいです。お話をお伺いしていると、穏便というか、すごく優しい感じがするのですが、怒ったり、イラッとしたりすることもあるんですか?

小池:怒りますよー。(笑)仕事でもプライベートでも。でも、次にしないといけないことが出来たら、なんで怒っていたのかは忘れてます。(笑)

藤原:そこも忘れるんですか?すごい強みですね。

高岡:人の話を聞いてないからなんですよ。

藤原:そうなんですか?

小池:イヤイヤ、聞いてないではなくて、他のこと考えてるだけなんです。

高岡:それを聞いてないっていうのよ。(笑)

全員:あははは。(笑)

小池:弱みというか、頭の中で、二つのことを同時に出来ないですね。

藤原:他のこと考えている時は、人の言葉が入ってこないということですか?

小池:何か言われてるのは、わかっているんですけど、入ってこないんです。(笑)

社長:そのエピソード、聞いたことある。決まったと思っていた話を、またするって。(笑)考え事に集中しすぎて決まったことに気づいてないって。(笑)

藤原:聞いてませんね。(笑)

全員:あははは。(笑)

藤原:それは、典型的な「弱み」ですね。

小池:考えすぎて時間がかかってしまうのも弱みです。そんな時、「どうしよ、みんなに迷惑かけてしまうなー」とか、クヨクヨして、落ち込んでしまいます。

藤原:でも、忘れるんでしょ?

小池:忘れます。(笑)

高岡:だから、成長が早いんじゃない?

小池:全然ですよ。でも、悩んでる時は幸せかもしれないですね。成長出来てるかもって、思います。「何くそー」みたいな感じで仕事している時は充実しているというか、幸せな気分になってる感じがします。

藤原:何ですかそれ?(笑)ポジティブな臥薪嘗胆?

小池:ですね。(笑)悔しさとか、悩みをバネにしてると、幸せかもしれないです。

藤原:弱みを強みに変えてますね。すごいです。ひとつ気になっていて、聞いていいですか?

小池:どうされました?

藤原:今って、化粧されてます?

小池:あはは、薄くですけど。

藤原:ですよね。すっぴんみたいなので、ここでは韓国コスメ愛が出ないんだと、思ってました。

小池:仕事で化粧をする必要はないですよね。もちろん、スキンケアはしますが、メイクはあまりしてないです。でも、するときはバシッとします。服も含めて。今はこんな感じで、すみません。

藤原:いえいえ、とんでもないです。そこも切り替えされているのですね。

小池:オンオフは大切ですよね。

藤原:オンは誰に相談するんですか?

小池:菅さんとか吉江さんですかね。もちろん、高岡さんもです。(笑)

高岡:付け足したね?(笑)

小池:いえいえ、とんでもないです。(笑)皆さん、香粧品分野の頼りになる先輩なので。特に、菅さんは同性ということもあり、何かと相談します。女性営業の開拓者としても、すごく尊敬しています。

藤原:先日、菅さんのインタビューさせていただきました。

小池:すごいでしょ?尊敬してます。開拓してる感がすごいというか、女性の先駆者です。もし、私に後輩が出来たら、あーいう風に思われたいです。

高岡:もう、思われてるよ。

藤原:私もわかりませんが、そんな気がします。人が良い上に、芯もあるし、切り替えも早いし、知識もあるし、仕事に没頭しているし。中高一貫の女子校パワーですかね?

小池:え、そこですか?

小池式だから没入できる

藤原:見た目は素直な女子っぽいけど、考えは男子っぽいという感じが。

小池:言われたことはないですが、確かにさっぱりしてるとか、切り替え早いとか、新しいことにチャレンジしてるとか、言われてみると、男っぽいかもしれないですね。

藤原:そういうギャップが小池さんっぽいです。

小池:っぽい?

藤原:お肌に困って、コスメ調べ出したら、いつのまにか、韓国コスメマニアでしょ?

小池:ですね。

藤原:顔はひとつなのに、何十種類ものスキンケア買い揃え、プロ顔負けでしょ?

小池:ですね。

藤原:化粧品原料の仕事を始めたら、化粧品検定、化粧品成分検定1級の2種類を一気に取っちゃったんでしょ?

小池:ですね。

藤原:韓国出張しているのに、さらにプライベートでも韓国に通うんでしょ?

小池:ですね。

藤原:韓国語まで勉強してるんでしょ?

小池:ですね。

藤原:集中したら、人の話聞いてないんでしょ?

小池:ですね。

藤原:ひとつ前の悩みは、覚えてないんでしょ?

小池:ですね。

藤原:没入し過ぎですね。(笑)最初は「肌の悩み」から始まってるのに、今の充実感すごいじゃないですか。

小池:そういう風に整理していただくと、そうかーとは、思うのですが、自分自身は全く気にしてないかもしれないです。好きだから、やっているだけです。好きだから勉強する。苦にならないし、楽しいです。

藤原:先日のONL42でいう「没入」というやつですね。「好奇心」とか「経験」とか「強み」とか「武器」とかでなく、「好きで没入」してるから、苦にはならないし、専門性が高まるという。

社長:読んでいただいてるんですね。

藤原:もちろんですよ。(笑)というか、結構、楽しみにしてます。化学というより、ビジネス面で勉強になるので。

社長:ありがとうございます。

小池:こんな風に整理されて、言語化されると、「あー、そうそう」って感心してしまいます。(笑)

藤原:あははは。小池さんの話です。(笑)ちなみに、その韓国愛で韓国駐在の希望はないのですか?

小池:もっと経験を積まないと無理ですよ。海外は日本より難しいです。仕事の範囲も広いし、専門性も入りますし。

藤原:英語は話せるのですか?

張:TOIECは830点ですよ。

藤原:マジですか?800超えはすごいですね。そういう武器を使わないで、好きな事を武器に使う。勉強になります。「好きこそものの上手なれ」ですね。

小池:今は、皆さんにご迷惑かけないように、没入するだけです。

藤原:新しいことやチャレンジが好きなんだから、韓国に行ける日を楽しみにしてますね。

小池:でも、お酒飲めないんですよ。

藤原:韓国はすぐ乾杯しますね。(笑)

高岡:今は、そうでもないよ。というか、十分飲んでるよ。

小池:そんなことないですよ〜。

藤原:最初から岡畑興産に入社したらよかったですね。

小池:いや、2社で色々経験したのも宝物ですから、そうは思わないです。

藤原:そういうとこは忘れないんですね。

小池:ほんとですね。(笑)

藤原:今日も色々と楽しい話ありがとうございました。「好きなこと」をしてると、「苦にならない」。それは「没入しているから」という「小池式成長論」、すごくためになりました。

小池:私は好きなことを好きにさせてもらっているだけなので・・・。感謝です。

藤原:今日は長時間、お話いただきありがとうございました。楽しかったです。 

小池:こちらこそ、ありがとうございました。頭の整理が出来ました。

編集部より
小池さんのふわっとした感じは、色々な理由があったのですね。
逆から入る「小池式」は、これから仲間になる人にはとてもヒントになるんじゃないでしょうか。

岡畑興産では「好きなことを仕事にしたい人」を絶賛募集中です!

次回は、初の靴受託事業部です。どんな内容になるか楽しみです!お楽しみに!

 

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