【海外駐在】現役韓国駐在社員が語る、海外営業の仕事内容と韓国での生活
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こんにちは。岡畑興産マネージメントサポート部門です。
今回は、Okahata Koreaに駐在している尾﨑さんにインタビューを行いました。
ぜひ最後までご覧ください!
【インタビュイー略歴】
入社年月日:2021年7月
駐在開始月:2024年9月

海外駐在までの道のり
💬 Q:もともと海外駐在を希望していましたか?
🗣A:元々海外駐在を希望していて、社内でめちゃくちゃアピールしていました。例えば、事業部長が東京支店に来たタイミングで「今日2人で飲みに行きませんか」と連絡し、「どうしても駐在したいんですけど、何したらいいですか」みたいなことは言いました。あとは直属の上司にも「やっぱ駐在考えています」という話はして、「海外駐在はそんな甘くないし、まずは言語ができないと話にならない」とアドバイスをもらい、その日の飲み会終わりに本屋へ直行して、韓国語の参考書を買って勉強をスタートしました。
現在の仕事内容
💬 Q:日本でやっていた仕事内容を教えてください
🗣A:日本では、化粧品・ハウストイレタリーという分野の担当をしていて、国内外の原料を日本のお客様に紹介する仕事をしていました。見積書の作成やお客様との値段交渉、納期調節等が多く、どちらかというと、具体に近い仕事です。
💬 Q:現在担当している業務内容を教えてください
🗣A:Okahata Koreaに駐在してからは、主に韓国の現地サプライヤーと既存ビジネスの安定継続に関わる交渉や納期管理、新規原料の発掘・ソーシング業務を担当しています。また、韓国だけでなく、日本・中国・インド・台湾などアジア全体を見ながら、「この原料をどの国でどのように展開するか」など少し抽象度の高い業務が増えました。
韓国駐在の私だからこそできることがあって、例えば、日本と韓国メンバーの間に入って、すれ違いがあればお互いの話を聞いて、韓国サイドに丁寧に説明したり、日本サイドを説得したりということをしています。また、私は日本のお客様の考え方や要望をダイレクトに韓国のサプライヤーさんに伝えて、ビジネスを進めていくこともしています。
はじめの頃は、両サイドに怒られ、両方に謝っているだけの時間が半年ぐらいありました。最近は慣れてきて、お互いの方向性を合わせて、トラブルが起きる前に解決できるような動き方ができるようになりました。
💬 Q:韓国市場ならではの特徴はありますか
🗣A:日本だと取引先とは会社対会社のイメージで、担当間でプライベートまで仲良くなるお客様は少ないと思います。逆に韓国は個人対個人の付き合いを重視しています。
例えば夕方に急に電話がかかってきて「今飲んでいるけど来ない?」のようにプライベートで、全然仕事と関係ない場面でも会ったりすることがあります。韓国では人脈を広げた分、すぐにビジネスの幅が広がります。なので、できる限り積極的に飲み会や面談に参加したり、新しいお客様が会社に来られた際は、自分の担当ではなくても挨拶しに行ったりと、意識して営業しています。
とある一日のスケジュール
9:00 出社
メール確認。日本からの依頼や質問への対応、韓国サプライヤーからの連絡事項を確認し、案件の進捗を整理します。
10:30 顧客訪問
原料価格の交渉や日本・中国・インド市場での提案状況を共有します。最近は中東情勢の影響による供給不安もあるため、どのように安定供給するか、納得するまで話を聞きます。
12:00 昼食
お客様と近くの韓国料理屋で昼食。韓国ではお客様と気軽に食事へ行く文化があり、商談では聞けない話が出ることもあります。
14:00 帰社
メール対応やチームメンバーとの雑談を通じて、案件の課題や市場情報を共有します。こうしたコミュニケーションからトラブルを未然に防ぐことができたり、止まっていた案件が進み出すことがあります。
16:00 来客対応
原料サプライヤーとの面談。日本・中国・インドなどで開催される展示会への出展依頼や販売戦略について打ち合わせ。拡販に向けた価格交渉や品質の改善など、幅広い相談を行います。
18:00 会食
そのままお客様と事務所近くのサムギョプサル屋へ。商談や会議の場では聞きづらい本音やプライベートな話を通じて信頼関係を深めています。
21:00 帰宅
会食がない日は会社近くのジムへ。会社の先輩と一緒にトレーニングをしてリフレッシュしています。
韓国でのビジネス文化
💬 Q:韓国企業での仕事で特に重要だと感じることを教えてください
🗣A:人間関係に言えることですが、特に重要だと感じることは、「仲間意識」と「気遣い」です。とりあえずこの2つは韓国では大事です。
「仲間意識」に関して、韓国では一人でお昼ご飯を食べるのではなく、会社のメンバーみんなで一緒に食べるという文化があります。日本に居た頃はコンビニで適当にカップラーメン等を買って食べていたのですが、韓国は事務所にいるみんなに声をかけて食事に行きます。韓国の人は基本的にあまり一人行動はせずみんな誘って行きます。
少し話は逸れますが、韓国ではご飯をとても大事に考えていて、「時間ないから適当にコンビニでいいや」という考えが無く、ちゃんとお昼ご飯の時間を1時間取って、仲間とのコミュニケーションを大切にしています。これは良い文化だなと思います。
「気遣い」という部分に関しては、例えば食堂というかレストランについたら、我先にと全員分のコップに水を入れたり、お箸やお皿を準備したりと、気遣いがマナーの一部となっているように感じます。そういう文化を分かった上で韓国の方々と接すると、だいぶ韓国での人間関係は良くなると思います。仕事上の視野だけではなく、その場にいる全員が楽しい時間を過ごせるよう物理的な視野を広げて気を遣うことが大切です。
韓国の焼酎(소주)を浴びるほど飲む会食
語学について
💬 Q:韓国に行く前の韓国語レベルと今のレベルを教えてください
🗣A:韓国に行く前はTOPIK(韓国語能力検定)1級レベルだったので、本当に初級でした。韓国に来てからはTOPIK受けていないので比較できませんが、今はTOPIK3級ぐらいまでは到達し、日常会話は問題ないレベルです。
現在は韓国語4割、日本語6割の比率で仕事をしています。Okahata Koreaのメンバーは全員日本語ができるので、社内の雑談は日本語ですが、会議では韓国語しか話しません。月報会や業績会議等の大きな会議は私も韓国語で発表しています。お客様との会話も基本は韓国語です。
💬 Q:どのように勉強しましたか?
🗣A:駐在スタートしてから最初の6ヶ月間は、週に3回程度、午前中の3時間は語学院に通わせてもらいましたが、社内の会議やお客様との会食などが語学力向上に直接繋がったのではないかと思います。例えば、「よく聞かれる質問は韓国語の回答を準備する」や「『釜山港へ帰れ』の韓国語オリジナルVer.を練習する」など、お客様との会話や営業活動を想定した勉強が多かったです。
💬 Q:語学面で苦労したエピソードを教えてください
🗣A:韓国に来た当初はお客様のところへ行く時、Okahata Koreaのメンバーに全部通訳してもらいながら営業をしていました。なので、これは他のメンバーにとって負担になっているなと感じました。その人一人で営業できるのに、わざわざ韓国語ができない日本人を連れて…当初はお荷物感がつらかったです。逆にそれが燃料になって、韓国語で最低限のコミュニケーションは取れるレベルになりました。その際、「じゃあ自分はどんな価値を提供できるのか?」ということを考える時間も長かったです。その中で、韓国側・日本側それぞれの事情を理解した上で、ビジネス全体を前に進めることが自分の役割だと感じるようになりました。
駐在生活について
💬 Q:韓国での生活はいかがですか?どのくらいで慣れましたか?
🗣A:韓国は比較的過ごしやすいかと思いますし、特に不便に感じることはないです。ただ、日本と韓国では、仕事のやり方や会食の頻度が違うため、韓国での生活に慣れるのに1年かかりました。
プライベートでは、ソウルの草サッカーチームに所属してサッカーをしています。ソウル市内は特に高校のグラウンドを借りて一つのチームがそこを拠点にしてサッカーの練習をしたりしています。そこは完全に韓国人しかいないので、韓国語しか話しません。韓国語が分からない時は「パスで気持ちを伝える」「ボールを通してコミュニケーション」、はじめは本当にそんな感じでした。
漢江(ハンガン)沿いのサッカー場で近所のチームと試合をやったりしています!
また、ここ最近やっと家の近所にあるザ・ローカルな飲食店にも一人で行けるようになったり、タクシーの運転手さんと雑談できるようになったりしました。
駐在して成長したこと
💬 Q:駐在して最も成長したと感じることは何ですか
🗣A:メリハリを持って仕事をするようになったことだと思います。Okahata Koreaの就業時間は9-18時なのですが、韓国人はあまり残業をしません。18時過ぎた瞬間にどんどん出て行きます。そのぐらいメリハリがすごく、でも逆に会食などがあれば、お客様が満足するまでは絶対に帰らないというめちゃくちゃ強い営業魂もあります。
💬 Q:日本にいた頃と考え方は変わりましたか
🗣A:韓国に来てから視座が上がったと思います。日本に居るときは具体の仕事が多かったですが、韓国に来てからは言葉の壁もあり、取引先と具体の話ができない、というジレンマがありました。そのため、具体がダメなら視座を高く上げようと考え、抽象度を上げてビジネス全体を見ることを心がけるようになりました。例えば、目の前のお客様との仕事だけではなく、日本・中国・韓国・インドなどアジア全体を見て、「この原料は海外のお客様に展開できないかな」「インド拠点設立に向けた新規事業をどう増やすか」など、広い視野で考える習慣がついてきました。結果的にそれがメンバー全体を動かし、ビジネスの拡大に繋げる仕事ができるようになりました。
+αを言うと、最近ようやく言葉ができるようになってきたので、ずっとやりたかった具体の仕事もできるようになってきました。直接お客様と話して、様々な生きた情報を聞き、それをリアルタイムでメンバーに共有することで、新たなビジネスの機会につながることも増えてきています。
💬 Q:駐在前の自分にアドバイスするとしたら何を伝えますか
🗣A:「来てから頑張れば、なんとかなるよ」と言いたいです。今振り返っても、駐在前になにか準備できたかと言われても言語しかないと思います。もちろん日本での営業経験や知識は必要ですが、その部分を過信すると、現地の商習慣や現地法人のメンバーに対して無意識に上から目線になってしまう危険性があると感じています(実際に私もそうでした・・・)
実際に来てみて、徐々に現地の文化やスタイルに慣れ、「必要な知識や経験を0から積み上げていく(先輩、教えてください!)」くらいのマインドが大切です。
💬 Q:駐在前に不安だったこと
🗣A:駐在前は、自分はどんな価値を提供できるのか?ということにすごく不安を感じていました。その際、岡畑社長から「良い意味で期待されていないから、思い切ってやってこい」と声をかけてもらい、無理に背伸びせず、今の自分にできることは何なのかを冷静に考えることができました。社長の言葉にはすごく救われた思い出があります。今振り返ると、その言葉があったからこそ、言語や文化の壁に直面しても、自分なりの価値を探し続けられたのだと思います。
今後のキャリア
💬 Q:今後の目標を教えてください
🗣A:アメリカに駐在している木下さんと同じ内容になりますが、マネジメント能力を伸ばしていきたいです。日本では営業担当としてお客様へのサポートに最大限フォーカスを当てて取り組んできました。現在は視座が少しだけ高くなり抽象的な課題に直面することも増えてきました。そういった課題は自分一人ががむしゃらに動くだけでは解決できないので、メンバーを適切に動かし解決できるような人財になりたいです。
💬 Q:韓国で実現したいことはありますか
🗣A:ワクワクするビジネスをどんどん作っていきたいです。今までは既存ビジネスの維持拡大というのがメインだったのですが、せっかく韓国に来たので、例えば世界をリードする韓国コスメメーカーとの取り組みや、拡大中の健康機能食品分野などのビジネスを作り、それをある程度軌道に乗せて、日本に戻った時もまだその仕事が残っているという状態を作りたいです。お土産をこう、恩返しのつもりで。
海外駐在を目指す方へ
💬 Q:岡畑興産の海外駐在の魅力を教えてください
🗣A:手を挙げたら選んでもらえる環境、ここが一番大きいと思います。ずっとチャンスを待って、空きが出たところにたまたま選ばれた/選ばれなかったという世界じゃなく、行きたいと言えばちゃんと聞いてもらえます。出る杭は打たれるのでは無く、伸ばしてくれる会社なので、アピールしないと勿体ないです。「行きたいです!」って言って、まだ自分の能力が足りなくても、岡畑興産は「じゃあこのスキルを伸ばそう」「この分野の知識をつけたら可能性あるよ」というアドバイスをくれる会社です。素直に柔軟に長期的な目線を持って頑張っていればチャンスを掴めると思います。
💬 Q:語学に自信が無い人でも挑戦できますか?
🗣A:語学に自信が無い人でも挑戦はできます。しかし、語学を学習する覚悟と努力がないとダメです。駐在スタートした時は「まあ、駐在員だから」とみんな優しくしてくれますが、ずっとみんな優しい訳じゃ無い。行ったからには駐在先で利益を出さないといけないし、利益を生むために何ができるかって考えたら、一番はじめに出てくるのは語学学習だと思います。もちろん得手不得手はあると思いますが、学んでいる姿勢や、継続は絶対に必要です。
💬 Q:海外で働きたい若手へメッセージをお願いします
🗣A:海外に出て、自分の力不足を感じてほしいです。たとえば、日本で当たり前だと思っていた商習慣が海外に行ってみたら全く違った、海外の岡畑グループメンバーさえ納得させられてなかった、ちゃんと意図が伝わっていなかった、など。その経験を活かして、あるべき姿と現状のギャップを埋めていけば、最強の営業マンになれると思うんです。最強の営業マンになれば、もう海外だろうが日本だろうがどこでもご飯たべていけるんで。そこの根幹の部分を海外では学べると思います。頑張ってください!
最後に
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回尾﨑さんをインタビューしていて、表に出さないだけで大変なことってもっとあるはずなのに、謙虚に、常に上を目指して、少しでも会社の役に立とう、利益を出そう、駐在している価値を見いだそうと努力されている姿を見て、私もかなり刺激を受けました。
今後の活躍が楽しみですね!日本から社員一同、応援しています!
尾﨑さんの別の記事はこちらをご覧ください!
岡畑興産の海外駐在についてはコチラの動画もぜひご覧ください!
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また、上海駐在員/アメリカ駐在員へのインタビュー記事は、コチラをご覧ください!
