アクリルアミド（アクリルアマイド）とは? 特徴や用途を詳しく解説！

こんにちは。「岡畑興産」の尾﨑です。

 

よく耳にする「アクリルアミド（アクリルアマイド）」とはどんなものかご存知でしょうか。

 

今回はアクリルアミドの特徴や効果についてのお話です。

どんな用途があるのか、安全性についても詳しく紹介していきます。

 

 

アクリルアミド（アクリルアマイド）の特徴や性質から解説！

モノマー（1分子）のアクリルアミドは、 アクリル酸を母体とするアミドの一種で、アクリル基とアミド基をもつ有機化合物です。

化学式はC3H5NO、 示性式はCHCONH2で、アクリルアマイドとも呼ばれます。

 

▼構造式

ポリアクリルアミドの原料としても、1950年代から製造されている化学物質です。

 

常温では無臭白色の結晶で、水に極めて溶けやすい性質を持っており、熱や光に不安定で重合しやすいのも特徴です。

加熱や紫外線の影響によって、多数のアクリルアミドモノマーが互いに繋がることでも、大きな構造を持つ化合物のポリアクリルアミド(重合体)になることがあります。

 

日本では、アクリルアミドは化学物質排出把握管理促進法（PRTR法）の第一種指定化学物質に指定されており、毒劇物取締法では劇物に指定されています。

 

重合体となったポリアクリルアミド自体の毒性は低いのですが、アクリルアミドモノマーが不純物として混入している場合はあります。

 

 

アクリルアミド（アクリルアマイド）は何に含まれる？用途をチェック

アクリルアミド（アクリルアマイド）はポリアクリルアミドの原料として、工業用途において紙力増強剤や水処理剤、土壌凝固剤、漏水防止剤、化粧品(シェービングジェルや整髪剤)などに用いられます。

 

また、アクリルアミドは食品に含まれていることもあります。

炭水化物を多く含む原材料を高温(120℃以上)で加熱調理した食品に生成することが発見されており、ポテトチップスなど多くの食品に含有している可能性があります。

 

アクリルアミドを含む食品には、このようなものがあります。

• ポテトチップス・フライドポテトなどのジャガイモを高温で揚げたスナック
• ビスケットなどの小麦を原料とする焼き菓子
• コーヒーやほうじ茶などの高温で焙煎した食品
• 野菜類や果実類をオーブンで加熱したものなど

農林水産省は、「食品中のアクリルアミドを提言するための方針」を作成し、食品関連事業者のアクリルアミド低減に向けた取り組みを支援しています。

 

 

岡畑興産が扱うアクリルアミド（アクリルアマイド）をご紹介！

岡畑興産と30年来のパートナー企業である、インド・ムンバイに拠点を置くBlack Rose社のアクリルアマイドをご紹介します。

※Black Rose社では「アクリルアマイド」と称しています

 

Black Rose社は1990年代に三井化学のアクリルアマイドを販売していましたが、三井化学より生産技術に関するライセンス供与を受け、2013年からアクリルアマイド液体品の生産を行っています。

 

Black Rose社のアクリルアマイドは、発酵触媒法を用いた製法により、低環境負荷を実現しました。

さらに独自技術により液体品から粉体品を製造する方法を確立しており、このたび日本のマーケットにも供給させて頂きます。

 

インド発のBlack Rose社のアクリルアマイドについて知りたい方は、岡畑興産が運営している常設オンライン展示会「どこ展-どこでも、ひとり展示会」でも、詳しく紹介していますのでぜひチェックしてみてください！

 

 

アクリルアミド（アクリルアマイド）の特徴や用途を知って安全な活用を

アクリルアミドはアクリル基とアミド基をもつ有機化合物で、ポリアクリルアミドの原料でもあります。

アクリルアミドは、常温では無臭白色の結晶で水に極めて溶けやすい性質で、熱や光に不安定で重合しやすいという特徴があります。

 

アクリルアミドを含むポリアクリルアミドは、紙力増強剤や水処理剤、土壌凝固剤、漏水防止剤、化粧品(シェービングジェルや整髪剤)などの工業用途で使われることが多いです。

 

Black Rose社のアクリルアマイド（アクリルアミド）は、発酵触媒法を用いた製法により低環境負荷を実現し、独自技術により液体品から粉体品を製造する方法を確立しています。

興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。

 

岡畑興産が運営している常設オンライン展示会「どこ展-どこでも、ひとり展示会」や「岡畑興産ブログ」でも、様々な機能性原料・化粧品原料を詳しく展示していますので、是非お越しください。