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SDGs

2022.01.18

自然に還る生分解性樹脂への置き換え

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こんにちは。

岡畑興産のこじろうです。

2022年4月1日に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行されることになりました。

海洋プラスチックごみ問題、気候変動問題、諸外国の廃棄物輸入規制強化等への対応として、プラスチック使用製品の設計からプラスチック廃棄物の処理に至るまでの各段階において、プラスチック資源循環の取り組み(3R+Renewable)を促進するため政令です。

ポイント

3R(リデュース、リユース、リサイクル)+ RENEWABLE(再生可能)

自然に還る生分解性樹脂

今、岡畑興産ではさまざまな生分解性樹脂について用途開発を進めています。

 

世界のプラスチック生産は1960年代から2019年までの間に20倍になり、年間4億トンにまで達しています。 そして20年後にはさらに倍の予測がされております。

このうちリサイクルされるのは10%弱、回収されたプラスチックゴミの80%は埋め立てられたり、海洋などに投棄されて環境汚染が深刻化しています。

 

一般的に使われているプラスチック樹脂は生分解性が低く、焼却をしない限りゴミとして残ることになりますが、生分解性樹脂は微生物の働きにより分子レベルまで分解し、水と二酸化炭素となり自然界へと循環していく性質を持っています。

使っている間は普通のプラスチックと同じ性質、機能があって、突然プラスチックがバラバラになるという訳ではありません。

 

そんな生分解性樹脂を生活のどこに使う事ができるのか、普通のプラスチックからの置き換えについてアイデアを提案しています。

 

 

メリット

■ 自然界の微生物によって最終的には水と二酸化炭素に分解される
■ 生ゴミから有機肥料(堆肥)を作る装置(コンポスト装置)の中に投入した場合は早く分解できる
■ 焼却に比べて二酸化炭素排出量を減らすことができる

 

生分解性樹脂にも植物由来、石化原料由来とさまざま。
特に植物由来の生分解性樹脂の代表でもあるPLA(ポリ乳酸)、海洋でも分解するPHBVなど地球環境配慮型の素晴らしい素材があります。

 

 

考えられる用途開発

・農林水産業資材    : 農業用マルチフィルム、漁網、釣り糸など
・土木建設資材     : 断熱材、土木工場の型枠、工事用途の保水シートなど
・野外レジャー用品   : ゴルフ用品、釣り用品など

 

トレー、容器、衛生用品、事務用品、日用品などでも使用後の回収や再利用が困難な分野、使い捨てプラスチック製品は生分解性に置き換える進めるべき分野ではないでしょうか?

 

 

岡畑興産株式会社化学品事業靴受託事業が連携し、SDGsに貢献できる材料開発・用途開発を進めています。

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