【Okahata News Letter19号(2022年12月)抜粋記事】
ONLは弊社のお役立ちニュースレター。社長責任編集で、毎月ポジティミズムをお届け中!
“The Okahata Shoes”\弊社主力靴材料ONLYで作った靴のご紹介と、SDGsニュース!独自/自社ブランドを持たない岡畑ですが、靴材料専門家目線でユニークな機能材料だけを使ったサンプルシューズをつくれば、様々なお客様に、使用イメージやポテンシャルが伝わるかも。そんなアイデアが、弊社の営業現場から生まれたっていうのは、ここだけの自慢話。
靴/素材トレンドもSDGs祭り真っ盛りですが、“こだわりを形に”にする機能がなければ、意味がありません。弊社が揃えるのは、そんなSDGs”+α(プラスアルファ)”な靴材料達。
SDGs+α素材その1 和紙糸アッパー&アッパー内装
和紙は和紙でも、我々の一押しは工業的に量産可能に成功したダイレクト和紙。ダイレクト和紙というのは天然パルプから、直接工業的に糸までを一貫生産したもの。木材の端材からパルプ→糸をつくりますので自然原料を余すことなく使用する、“no waste”のコンセプト。和紙だけでは十分な強度がありませんのでコア部分に使用したのは、もちろんリサイクル・ポリエステル。天然原料由来、リサイクルポリと環境配慮も素晴らしいのですが、一番叫びたいのは、和紙のもつ機能性、+αの方なのです!
1.アッパーは靴の顔なので意匠性がとても重要、ダイレクト和紙はポリエステル同様にどの色にも染色可能なのは、SDGs+α!
2.内装も和紙糸織物を使用し、蒸れないアッパー材構造を実現。雨の日の、嫌な“ぐじゅぐじゅ感”がまったくありません。水を内部にため込まず外部排出する機能が優れているので水濡れ感がゼロ。アウトドア、ゴルフ靴など良さそう!
SDGs+α素材その2 ソール部分
ソールは靴の中でもっとも重たい箇所。歩行、運動を考えれば、履物(とソール)の軽量化は、永遠のテーマ。あるブランド様の言葉を借りると、“サンダルは究極の エコ”。物は作る過程でCO2も排出するし、できた時点で将来ゴミ予備軍(すみません、新品なのに将来のゴミって乱暴な言い方。。。)。では、物を用いないのが、究極のエコじゃないかと·って、さすがにそれは無理ですが、無駄を徹底的に排除する設計は可能です!
靴のアウトソールはラバーが一般的で、その重量が長年の弱点でした。我々がご提案するのは、接地部分にのみ、トラクション確保のために突起したラバーを配し、土台に薄いナイロンシートを使用した、超軽量なアウトソール構造な素材。極限に無駄を排除したアウトソール、本当に必要な機能だけを必要な場所だけに配した、SDGsな提案で、+αも盛りだくさん↓
1.いうまでもなく超軽量。
2.耐久性も従来製品と同等。
3.突起ラバーのデザインを工夫(形状、色など)することでソールにも意匠性、デザインに幅を出す事が可能。
4.異素材との複合アウトソールになることでソール全体のひずみが少なく、スポーツや歩行のバフォーマンスに寄与。
他にもアッパートリムに無溶剤のウレタン圧着フィルムを使用し、インソールには歩行をサポートする隠し味も。SDGsと+αな機能の両面をご紹介できるサンプルシューズに仕上がりました!
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