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海外情報

2022.09.06

紳士靴担当CHIEにコロナ禍初の海外出張と仕事についてインタビュー!

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こんにちは、岡畑興産のはなです。

 

岡畑興産のシューズOEMビジネスの海外部隊・台湾岡畑のCHIEさんに仕事や出張についてインタビューしました。

 

岡畑興産のシューズOEMの現場感を感じて頂けたら幸いです。

 

くつナビ
随分久しぶりの海外出張ですね。
今回はカンボジア出張ですが、久しぶりの出張の印象はどうですか?

 

台湾岡畑CHIE
台湾岡畑CHIE
今回品質と納期改善の実行状況を確認するため、カンボジアへ出張にきています。3年ぶりでの海外出張です。

出発前にカンボジアのコロナ対策に不安を感じていましたが、現地に入ったら、今年4月にマスクの着用義務を全国で撤廃した影響で、工場や街の人々がマスクを着用しないまま、普通に話したり、ご飯を食べたりしているのをよく見かけています。

カンボジアのワクチン接種率が80%以上、そのうち3回目のワクチン接種率が60%以上あり、PCR陰性証明不要で、Visa-Arrival申請可能ということで、海外からカンボジアへのビジネスや観光が回復しているようで、空港が想像より混んでいますね。

 

 

くつナビ
出張中、毎日工場でどんな仕事をしていますか?

 

台湾岡畑CHIE
台湾岡畑CHIE
基本的に材料搬入から裁断、縫製、成型、梱包など各工程のチェックや進捗の把握などです。
週に1回生産管理会議に参加して、縫製ライン・成型ラインの追加実現についてや、納期短縮についてを工場幹部達と打ち合わせしたり、ハードネゴをしたりしています(笑)

私は開発も担当していますので、遠隔で台湾のサプライヤーや中国の工場と開発業務をしながら、カンボジアの量産を確認する感じです。
実際工場に入って、自分の目で確かめて開発から量産化している流れ実感しています。

毎日、広い工場内をあちこちで歩いていますので、ついでに3KGSくらい痩せられたらいいなぁと思います(笑)

 

 

 

くつナビ
台湾岡畑カンボジアチームのメンバーを紹介してください。

 

台湾岡畑CHIE
台湾岡畑CHIE
最初の写真は中国人のリーダー劉栄さんと現地QCのカンボジア人のARAさんと私です。カンボジアチームは今長期休暇で中国に戻っている李艶さんを入れて現地3名+在台湾の私+日本の営業1名で運営しています。
それぞれ、いる場所や役割は違いますが、チームとして連携し、年間10万足以上の紳士靴をカンボジアで生産しています。

カンボジア現地チームでは中国で開発が完了した後の抜型試作、少量生産から量産出荷まで、物性確認を含めた生産管理を担っています。毎日現場で裁断パーツから靴成型に関するトラブルシューティングを実践して良品を出荷できるように頑張っています。

時にはソールやインソールなどの材料サプライヤーとの直接確認を行ったりもしていますよ、そんな感じでカンボジアチームは長年に渡って靴工場、関連サプライヤーと良好な関係を保ち、生の情報をお客様にお届けすることができています。

 

 

※現場で作業指導する劉栄リーダー

 

 

 

くつナビ
海外(日本以外)の工場とのビジネスで大変なことや楽しいことはなんですか?

 

台湾岡畑CHIE
台湾岡畑CHIE
日本のお客様の考えや視点を海外工場の幹部達や工員に説明し、目線合わせすることに時間が掛かり大変ですね。
コミュニケーション問題の他に、幹部達が直接作業をする現場にきちんと伝え切れていない時がありますし…

地元の工員の人達は進学せずに働いている場合がほとんどで、【品質】という意味や概念が理解出来なくて、間違えた方法を取ってしまわないように現状を把握しながら、繰り返し説明していく必要があります。

異文化の仕事環境ですので、現地カンボジアの人達を尊重して、理解して欲しいことが伝わった時に、笑顔を返してくれる瞬間が楽しいです。(翌日にまだ忘れてしまうかもしれないですけど. . .)

 

 

※真剣な面持ちで検品中のARAさん

 

 

くつナビ
逆に日本とのビジネスで大変なことや楽しいことはなんですか?

 

台湾岡畑CHIE
台湾岡畑CHIE
「日本製」と「カンボジア製」には品質面、コスト面にそもそもギャップがあります。
日本ではできることが何故海外(カンボジア)でできないのか? と厳しいお叱りを受けることもあります。 お客様にご理解頂けるように説明することが難しいですね。 お客様に取っては普通にできる簡単なことを海外工場では何度も説明してやっと理解して実行してもらえることがたくさんありますので。

【品質】【コスト】【納期/生産スピート】をバランス良く、時には天秤にかける必要があります。
工場の各部門と連携できて、お客様のご希望を叶えることの繰り返しで信頼関係が築けると思います。

何かあったらまずは岡畑興産・台湾岡畑が頭に浮かんで、相談しようと思って頂けて、さらに企画の依頼を頂ければ嬉しいですね、そういうときはほんとに楽しくてわくわくします。

 

 

 

くつナビ
カンボジアでの食事はどうですか? 台湾との食事の違いはありますか?
出張中に台湾の味で食べたくなるものや恋しい食べ物はありますか?

 

台湾岡畑CHIE
台湾岡畑CHIE
カンボジアの料理では魚、肉、小さいカニのBBQを良く見かけます。
工場の外の道端で虫が山盛りになって売られていますが、苦手です(苦笑)

普段のお昼ご飯は中華スタイルの料理を工場の食堂で食べています、晩ご飯はカンボジアの麺やフランスパンを食べていますよ。
カンボジアの飲み物が台湾式に似ていて、よくアイスコーヒーやミルクティーなどを買って楽しんでいます。

台湾のご飯で恋しいものは数え切れないほど多くて、台湾に戻ったら食いしん坊になるかな(笑)。

これは余談ですが、カンボジア工場でのお昼休みについて…

ほとんどの工員の人達は家に戻ってお昼休みを取るのですが、お昼の12時ぴったりに建物の出口という出口から何百人もの人が一気に出てくるんですよ。最初の頃、たまたまその場に遭遇してしまい逃げ場がなく工場の門の外まで押し流された経験があります。 それからはお昼前には工場の建物から事務所に戻って大移動が過ぎ去るのを待つようにしています。

 

 

 

くつナビ
長い出張で心配なことはありますか?
ホームシックは?

 

台湾岡畑CHIE
台湾岡畑CHIE
やはりコロナ感染ですね。工場や周りの人に影響したくないので、体調に注意しながら仕事しています。
家族とは良くfacetimeやlineで連絡していますので、とりあえずは大丈夫です。

 

 

 

くつナビ
ブログを読んでくれているお客様や読者のみなさんにメッセージをお願いします。

 

台湾岡畑CHIE
台湾岡畑CHIE
台湾岡畑(OTW)は、25年間以上の靴OEM事業及び品質管理の経験を生かして、靴工場や材料などのサプライチェーンを取り扱い、お客様のニーズを聞いて、具体的に最適な提案や商品開発をしています。

海外では中国、台湾、ベトナム、カンボジアに現地スタッフが駐在して、より安心・即時対応可能なコミュニケーション力を持つグローバル企業です。
靴を問わず、靴資材などの商品の海外開発・量産に興味がございましたら、お気軽にご連絡頂ければ幸いです。

 

 

くつナビ
CHIEさん、楽しいお話聞かせて頂きどうもありがとうございました。

頼りにしています、これからもよろしくお願いします!

 

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