靴の豆知識

2021.02.22

安全靴とプロテクティブシューズ

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安全靴を履いたことありますか?

 

職業や働く場所によっては、必需品の安全靴ですが、あまり詳しく知っている人は少ないと思います。 そもそも必要ないから、興味がない人がほとんどかもしれませんが。。。

 

色んな場面(職業)に合わせた特殊な機能がある安全靴はとても奥が深いので、ちょっとした豆知識としての安全靴の色々を書くことにします。

安全靴とプロテクティブシューズ

実は「安全靴」と謳えるのは、国家規格であるJIS規格を通っている製品だけということを知っていますか?

 

公益社団法人日本保安用品協会(JSAA)の規格を通っているものはプロテクティブスニーカーと呼びます。 (ゴム長靴タイプはプロテクティブブーツ)

 

安全性を保証しているという点では同じですが、JIS規格では使用材料や構造面で厳しい条件をクリアしなくてはなりません。

 

(JIS規格認証の条件)

●アッパー材料が革製である (スニーカータイプ)

●JIS認定工場で生産されている

●完成品性能テストをクリアしている

アッパーに使う革も厚みの規準があり、足を保護するために普通よりも厚く頑丈な革でなければなりません。その上、つま先保護のための鉄の先芯が入っていれば、重さは相当なものになり、重作業用短靴の場合では1足1.2kgくらいになります。

ちなみに、スタンスミスが約800g、NIKE エアズームボメロ15が約600g。

 

履くだけで、ちょっとした筋トレができるくらい重さですね。

 

種類と機能

安全靴やプロテクティブスニーカーには機能や用途別にたくさんの種類があります。

その一部を紹介します。

 

●警察官が履いている黒の革製のブーツは重作業用の安全靴。 釘を踏んだり、重い物が落ちてくる可能性がある建築現場でも、重作業用の安全靴が必要です。

 

●宅急便配達員、倉庫で働く人は 荷物を足に落とすかもしれませんし、台車や車で足をひかれるかもしれないないので、足を保護する靴は必要ですが、軽く通気の良いメッシュ製の軽作業用のプロテクティブスニーカーが適しています。

 

アシックス, ミズノ, プーマなどのスポーツブランドがプロテクティブシューズへも多く参入しているので、多種多様なデザインや材料から好みのものを選ぶことができます。

 

●特殊な現場ですが、溶接工の人たちの足元には、高温の火花から足を守ることができる耐熱機能が必要です。足首から火花が入ってくる可能性があるので、スニーカーではなくブーツタイプの溶接靴が必要です。

 

●電線工事には、ソールに絶縁ゴム材と使用した安全靴が必須です。

 

●ガスの取り扱い作業では、体内に溜まった静電気がスパークして火災に繋がるのを防ぐ為に、帯電防止機能がある静電靴を履かなければなりません。

静電気は機械に影響を与えますので、静電靴は精密機器・電子機器を扱う現場にも適しています。

 

●厨房など油で床がヌルヌルしている場所には、耐油ラバー底の厨房靴があれば、滑りにくいだけではなく、油で靴底がダメになりにくく普通の靴よりも長く履くことができますね。

 

安全靴・プロテクティブシューズのOEM

品質管理が得意な我々にも、安全靴・プロテクティブシューズの開発には越えなければならない壁がたくさんあり、チャレンジングですが、わくわくします。

 

今、私たちはJIS認定工場とのお付き合いはありませんが、OEM商社としてJIS認定工場へアッパーやソールを供給することができます。

 

海外でのアッパー縫製や、ソール開発には多くの実績がありますので、部材供給でお役に立ちたいと考えています。

安全靴・プロテクティブシューズを検討されている企業様からのコンタクトお待ちしています。

 

 

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