【Okahata News Letter21号(2022年03月)抜粋記事】
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台湾入国制限の「今」
コロナ防疫優等生、台湾の入国制限と検疫条件が2022/3/7以降以下のように変更になった。
2022/3/7 以前>
- PCR陰性証明(台湾到着の48時間以内)
- 到着空港から政府指定の専用taxiによる検疫ホテルへの移動(実費個人負担)
- 旧正月に合わせて昨年12月に隔離14日間を以下のプランから選択:
A: 検疫ホテルで14日間隔離(実費個人負担)
B: 検疫ホテルで10日間隔離、自宅で4日間隔離
C: 検疫ホテルで7日間隔離、自宅で7日間隔離
- 検疫ホテルでの隔離後7日間自主健康管理期間(病院、レストラン飲食等、公共の場所への立ち入り禁止も日常生活での買い物、外出は可能)
上記すべて、台湾居民のみに適用。
自宅隔離は基本的に一人/一戸。
外国人の入国は居留証所持者か、外交、ビジネスの理由で特別に許可された場合のみ。
一般的なビジネスビザは受け付けていない。
改定後>
- PCR陰性証明(台湾到着の48時間以内)+ ワクチン二回接種済証明(接種後14日以上)
- 到着空港から政府指定の専用taxiによる検疫ホテルへの移動(実費個人負担)
- 自宅もしくは検疫ホテルでの隔離10日間(検疫ホテルの場合実費個人負担)
- 検疫ホテルでの隔離後7日間自主健康管理期間(病院、レストラン飲食等、公共の場所への立ち入り禁止も日常生活での買い物、外出は可能)
ビジネス関係者の入国条件も緩和。
商談、会議、客先訪問でのシングルビザの受付開始。
滞在日数45日以下(隔離10日間を含む)
今回の決定の背景
台湾の衛生省の今回の決定の背景には、
- 家族と過ごすために海外からの帰国者を受け入れるために旧正月時期の三つのプランを実施した結果、旧正月休暇を終えた現在でも新規感染者数が増えていないこと。
- 直近一週間の新規感染者数の累計がその前の週から約20%以上減少している
- 感染者一人が平均何人に感染させるかを示す、「実行再生生産数」は感染が強いとされるオミクロン株でも1前後を維持していること。
- 域内のワクチン二回接種者の数も目的に達しつつあり、早いスピードで三回目のブースト接種が実施できていること。
があります。
往来の増えた旧正月時期を経ても感染の連鎖は減ったとして自信を深めたことと、他国も検疫期間を短縮していることも参考に「収束傾向にあり、楽観している」との判断が今回の決定となった模様です。
きちんとした経験とデータに基づき施策を決めていくのはさすが台湾といった感じです。
この後、新たな入国処置の実施についてはワクチン三回目接種率50%を一つの目標としているようです。
※参考:2022/3/7時点では、ワクチン三回目接種率「45.2%」
まだまだ、以前と比べれば気軽に台湾観光、出張という状況にはありませんが、日本からの重要な出張のみならず、弊社台湾スタッフの国外への出張のハードルも下がってきたのかな、と思っている次第です。
台湾居民としては隔離期間短縮よりもホテルでの缶詰め隔離から自宅隔離がゆるされただけでもかなり身構えることがなくなったのですが、状況悪化で逆戻りすることなく、感染状況、ワクチン接種状況、関連施策の整備でさらなる緩和を期待したいところです。
台湾の検疫ホテル生活
1.空港に到着後乗車する防疫taxiが割り当てられます。
2.空港到着後、ステッカーを腕に貼られ隔離場所までつけていなければなりません。
3.隔離ホテルの食事はドア前にこのように配膳され、呼び鈴がならされ、ドアをあけたときにはもう人はいません。
4.配給の食事。最初はおいしい、次第に飽きてくるのが難点。
5.ホテルの設備にはラップがまかれており、当然、毎日のリネンサービスはありません。Upon requestでもってきてくれ自分で変えます。
6.ホテルには台中市からのスナックの贈り物とアメニティがおかれていました。
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取材・文/ 岡畑興産株式会社 フットウェア事業統括 米本 弘
世界の荒波には慣れています。
最適目的地へのパイロット役を心掛けています。