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レポート

2022.12.02

スーパードライに欠かせないあの素材、履き物に化かしちゃいました

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【Okahata News Letter28号(2022年11月)抜粋記事】

ONLは弊社のお役立ちニュースレター。社長責任編集で、毎月ポジティミズムをお届け中!

 

クレイジーな樹脂リサイクラー、SJ Groupと岡畑興産が取り組むのは、廃材EVAの小ロットリサイクルと製品化。

台湾SJ Groupについては、前半記事をどうぞ

 

そして、そのパートナー=クリエイティブなお問合せを投げかけてくれたお客さまは、なんと!

スーバードライでおなじみの、アサヒビールさま。

(弊社との取引実績なし、THE”まだ見ぬ君”なお客さまなのです)

お店で飲む生ビールの味は格別ですが、その"キレ"を支えているのが、ビールサーバー。

アサヒビールさま曰く、レストラン、居酒屋の業務用ビールサーバーにEVA製ホースを使用。

品質確保の観点から、一年ごとに交換/廃棄され、その量は年間数十トンにも及んでいるそう。

このEVAホースの廃棄をなんとかしたい!という、同社研究員の環境配慮に対する熱意が “くつナビ”に届き、この取組みがキックオフしたのです。

 

回収されたホース(写真A)を粉砕し(写真B)、台湾に輸出。 SJGroupが発泡EVAにリサイクルして製品化=履き物としてリボーンさせます。

文章にすると簡単ですが、廃材輸出入や強度問題、台湾コロナロックダウンなど、山あり谷あり。

苦難を超えて、履き物サンプルが日本に戻ってきた時には、思わず、”お帰りなさい”、ホース君。

写真A:回収されたビールサーバーのホース

 

写真B:粉砕されたホース


リサイクルから製品化まで、安心のワンストップ
でできるのは、GRS (Global Recycle Standard)認定リサイクル工場に加えて、RCS(Recycle Claim Standard)の認可も受けた天然ゴム加工場も操業しているSJ Groupならでは。

廃材の輸入許可も得ていますので、日本のお客さまのユニークな要望に沿った、リサイクルと製品化まで、お手伝いが可能です。

 

SJ-Groupならトレーサビリティーも可能。

「かつてのワタシはあなたさまの“キレ”を支えるホース。あなたさまの足元を支えるために戻ってきました」。

都内某所、生ビールサーバーの裏側で働いていたEVA製ホースが、半年後、お店用の履き物として戻ってきた、な一んて、お客様のマーケティングストーリーのお役にも立てるかもなどと妄想してしまいます。

——

“ケミカルでできることは無限大”。

SJ Groupという強いパートナーを得て、まだまだクールなアイデア、リサイクル周りの鳩を飛ばせる気がしてきました!

御社にも、仕方なく廃棄している小口の樹脂廃材、ありませんか?アイデア次第でリサイクルと製品化、そのトレーシングまでできちゃうかもしれません。

 

皆さまへのお願い

小ロリサイクルのアイデアや、
こんな面白素材あるんだけど、何か使えませんか?
といったお問い合わせ、クレイジーなアイデア、 イノベーションの種、
お待ちしております!

 

脱線コラム  この出会いは必然!

“EVA、リサイクル“で検索すると、くつナビのEVA記事がほほトップ表示。この出会いは、くつナビのコンテンツ発信力のなせる技、必然だったとも言えるのです!

ここだけの話、くつナビヘのお問い合わせですが、実は、靴業界以外の方々からも多いのです。

我々から仕掛ける対面営業ですと、自分から見える風景の具体(=靴のお仕事)ばかりを追い求めがち。
コンテンツを通じた思いがけない角度からのお問い合わせは、新鮮な気づきを与えてくれます。

アサヒビールさまとの取り組みを通じて、改めて、対面営業ではできない、24時間x全方位なデジタルコンテンツのポテンシャルをえさせられた次第です。

 

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