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靴の材料

2021.06.22

人工皮革と合皮の違いとは?注意点やお手入れ方法もご紹介!

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こんにちは、岡畑興産のこじろうです。

 

人工皮革や合成皮革は人工的に天然皮革に似せて作った物のことで、家具やバッグ、大きなところでは車のシートなど家の中や身の回りに多く使われています。

天然皮革との違いはわかるけれど「人工皮革」 と「合成皮革」の違いは、なかなか説明を出来る人はいないでしょう。

 

今回は材料も扱うOEM商社がお話しする、素材についての豆知識コラムです。

長年、人工皮革メーカーの帝人コードレ社の販売代理店として扱ってきたくつナビを運営している岡畑興産が、人工皮革と合成皮革の相違点について詳しくご説明します!

 

それぞれの特性の違いを抑えて頂き、目的や用途に適した使い方をして頂ければと思います。

「合皮皮革」「人工皮革」とは?定義や違いについて知ろう

両方とも言い方の違いだけで同じ物と思いがちですが、実は「人工皮革」と「合成皮革」の違いは、家庭用品品質表示法で次のようにきっちりと区別されています。

 

・人工皮革:基材に特殊不織布を用いたもの

・合成皮革:基材に特殊不織布以外のものを用いたもの

 

表面材の違いではなく、基材(ベース)の違いによって言い方が変わるのです。

 

「人工皮革」と「合成皮革」それぞれの特徴を見ていきましょう!

 

 

人工皮革とは?

人工皮革とは基材に不織布を用いて、表面だけでなく、構造や機能、風合いまでを天然皮革に似せて作ったものです。

 

不織布とは繊維を織らずに絡み合わせたシート状のものを言います。

最近では不織布マスクでおなじみになりましたね。

 

人工皮革に用いる不織布は、マイクロファイバーによる緻密な構造。

超極細のナイロンやポリエステルを立体的に絡み合わせていき、さらにウレタン樹脂を染みこませたレギュラーファイバーやマイクロファイバーの不織布を使用します。

 

人工皮革では不織布を用いることによって天然皮革に似た構造を作っており、天然皮革表面の下にあるコラーゲン層というベース層を再現しています。

 

合成皮革と比較して作る手間が掛かるため価格が高いことがネックとなりますが、天然皮革に劣らぬ風合いと、製品の耐久性も優れている点がメリット。

家具や車のシート、靴などに使われることが多い材料です。

 

岡畑興産が販売している帝人コードレの製品は、本革のような風合いのほか、軽量、耐摩耗、環境配慮など様々な機能を有した人工皮革がたくさんあり、お客様の用途に合わせてご提案できます。

 

日本のメーカーでは、帝人コードレ、旭化成、クラレ、東レなどが人工皮革を製造・販売しています。

 

合成皮革とは?

合成皮革はベースとなる部分に不織布ではなく生地(編み物や織物)を使い、その上にウレタン樹脂をコーティングし、型押して柄を入れて天然皮革に似せています。

 

一見、本革のように見えますが、構造や風合いは本革とは全く違い、ビニールっぽさが目立つ傾向にあるため本物感や高級感を出すには不向きと言えます。

 

人工皮革と比べて基布が安価なため、低コストで大量生産という商品に向いています。

雑貨や靴では大量生産のものに一般的に使われています。

 

編み物や織物をベースにしているので、フィット感やグリップ力に優れるという利点がありますが、耐水性がないため耐久性が必要なものには不向きです。

 

 

人工皮革・合成皮革のお手入れ方法や取扱いの注意点は?

 

どちらもお手入れ方法に違いはなく、本革より簡単に手入れ出来るのも特徴の一つです。

 

本革の革靴で行うようなクリーナーや靴墨を常用する必要はなく、基本的には水やぬるま湯で濡らしたタオルで拭き取ればOKです。

 

どうしても汚れが落ちない場合に、革用クリーナーを少し使ってあげるのは良いですが、使いすぎには注意です。

 

というのも、人工皮革・合成皮革もどちらもポリウレタンを使用しているため、空気中の水分や熱、紫外線などの影響で、加水分解が進行してしまうことが避けられません。

 

雨などで濡れた場合は、こまめに拭き取り乾燥が大事ですが、暖房器具の近くや直射日光もNGということも覚えておきましょう。

 

かなり丁寧に扱っても、材料特性上どうしても経年劣化はしてしまいますが、用法を守ってこまめにお手入れをすることで少しでも長持ちさせることは可能です。

 

アニマルフリーの人工皮革・合成皮革!違いを知ってさらなるSDGsへ

さて、ざっと説明させていただきましたが、人工皮革と合成皮革の違いやお手入れ方法について、なんとなくおわかりいただけましたでしょうか?

人工皮革は基材に特殊不織布を用いており、表面だけでなく構造や機能、風合いまでを天然皮革に似せて作ったもの。

一方、合成皮革は基材に特殊不織布以外のものを用いたものです。

 

 

近年のSDGsの取り組みや世界的なサステナビリティへの意識の高まりで、今後ますます需要が増えて行くであろう人工皮革や合成皮革。

アニマルフリーの人工皮革・合成皮革を使うことで、SDGsの「つくる責任、つかう責任」「陸の豊かさも守ろう」といった目標にも貢献することができます。

皆さんも目にしたり、手に取る機会が増えていくと思いますので、ぜひ正しく違いを理解して、使い分けるようにしていただけたら幸いです。

 

ちなみに、岡畑興産が販売をしている帝人コードレの製品は、100%のリサイクルポリエステルを使った不織布・ECOPET®や、動物性由来原料不使用のヴィーガンレザーなど、数多くのサステナブルな商品も取り揃えております。

 

日本品質による高い耐久性、機能性に加え、環境にも配慮された商品でありますので、ご興味を持って頂けた方は、お気軽にお問い合わせくださいね!

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