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岡畑の熱い人々

OKAHATA PEOPLE

2023.03.23

社長の○○

Abbey Roadと書くことについて

  • #ONL

【Okahata News Letter30号(2023年3月)抜粋記事】

ONLは弊社のお役立ちニュースレター。社長責任編集で、毎月ポジティミズムをお届け中!

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「Abbey Roadと書くことについて」


シン・東京支店は大ヒット営業中ですが、その前に。オールド・新川オフィスヘの感謝を込めて、弊社東京のFab4がガチ変装しての、 Abbey RoadならぬKajibashi Road。 Fab4*を先頭からご紹介。ジョン:くつナビ編集長/2021MVP:犬塚さん、リンゴ:化学品事業統括役員:坂出さん、ポール:The Learning Monster:佐藤さん、ジョージ:弊社香粧品分野の顔:高岡さん(そして撮影は The Sky Runner:山口さん)。髪型(カツラ笑)や服のトーン、歩き方、ポールの裸足と歩きタバコ等々、仕事同様細部に宿るFab4なのでした笑。Abbey Roadの名曲Golden Slumberからのメドレーを口ずさみながら、 ONL30のスタートです。編集長/岡畑典裕
* Fabulous 4: The Beatlesのニックネームデス

“書く文化”を支える:

若手からベテランまで、弊社コンテンツは社員自ら書いているんですが、時折「特別な教育をされているのですか?」と嬉しい質問をいただくことがあります。

その答えは、kikiさん(そうです、編集後記の)。

弊社にはONLとは別に、ガゼットという社員投稿記事を集めた、月一社内報がありまして、始まったのは、1997年で、2023年3月は第320号!kikiさんはガゼット編集長として、長年、社員の原稿に赤を入れ続け、今では赤の量も減ったと聞きますが、弊社の“書く技術”を底上けしてくれた最大の功労者[もちろん、私にも厳しい赤が(涙)]。赤ペンのみならず、みなさんご存知のステキな編集後記で、“書くことの素晴らしさ”を示し続けてくれる、弊社の“書く文化”の守り神なのです。(ちなみに、弊社事業報告書も、kikiさん編集です)

私がONL編集長を名乗れるのも、kikiさんという最強の編集長に支えられているから。こんな事を書くと、「編集者は黒子」哲学のkikiさんに怒られるのですが、kikiさんが居なければ、今の私はいないし、ONLを始めようとも思わなかった。この場を借りて、kikiさん、ありがとうございます。

 

“書く文化”を祝う:

ガゼットの年間ベスト記事を、Okahata Awards(ツミキ贈呈式)でお祝いしております。Best Gazette 2022賞をこの場で発表!

Best Gazette 2022第1位はこちら。

耳の痛い力作。文句なしの投票一位でした!
ちなみに、“Best Gazette 2021”はこちら。

岡畑上海の小黄による
「運転が上手、花を植えるのも得意」でした!

 

書く文化を煽る:(書きまくる)社長vol.1

リーダーは裸が一番(私の週報がダラダラ長い理由)

最近の口癖は「書けないうちは思考ではない」っていう位、書くことは、思考を深めるための、ルーティンになっています。

例えば、週報。社員週報を読めば、流れが理解できるのと同様に、社長週報(管理職向け)を読めば、社長のあたまの中が分かるようしています。会議でも、事前メモを用意して、会議が始まったらいきなりガチンコ・ディスカッションが可能(箇条書き=言いっ放しになりがちなパワポは、私は余り使いません。勘の良い人は、元ネタもうお分かりかも)

弊社の強みは、新しいチャレンジを組織で取り組めることですので、トライアンドエラー(やらなきゃわかんない)や朝令暮改(ダメなら補正)なんて当たり前。社員のベクトル/価値観がある程度、揃っていることが大前提ですし、何を考えているか分からない人(リーダー)とは働きづらいのは自明、「人にされたくないことは、するな」という白銀律に則り、社長のあたまの中は、常に丸裸にしておこうと、いつの間にか、週報が長くなってしまったという次第(裸の王様にならないために丸裸になるというこのややこしさ笑)。

 

きっかけと後押し(Working Backwards)

自分の話を文章化してみたら、大したことがなかったという経験(ガーン)、ありませんか?

私の場合、いつだったか、自分の“演説”は、その場限りの自己完結、ただの“言いっ放し”でしかないと気付いてしまって。

「言うは易し、行うは難し」「チームが動かない」といった組織課題を生み出しているのは、“リーダーの言いっ放し”、つまり、諸悪の根源はこの私だという仮説/現実に辿り着いてしまったのです。

そこから、数年経ち、2021年の「Working Backwards/Colin Bryar, Bill Carr」がダメ押しでした。私なりの要約は、「俺たち(Amazon)は、箇条書きベースの“説得”を聞いて意思決定できるほど、簡単なビジネスはやってないぜ。大事なのは、プレゼンのうまさ競争より、この複雑な世の中で、より質の高い決定をすること。リーダー会議では、雑なバワポは禁止、ワード6ページしっかり書くことから始めようぜ。」
『Working Backwards』Colin Bryar.Bill Carr著/St Martins Pr出版(日本語版タイトル「アマゾンの最強の働き方一Working Backwards」)

 

言いっ放さないこと(=書くこと)の効能

言いっ放し=十分に練られていない、薄っぺらいアイデアなんて、伝わらないし、うまくいかなくて当たり前。「言うは易し」で終わらせるから「行うは難し」、だから「チームが動かない」。リーダーたるもの、“書くも難し”を越えて、行うも易しに近づくために、ちゃんと書こう、諸悪の根源はこの私という仮説(涙)への懸命のカウンターパンチとして、今もこうして書いているのです。

書けば、そこに読み手が生まれ、対話が始まる。自分の思いと、相手の気持ちを往復しながら、とにかく一回、文章(形)として吐き出してみる。人は、形にしなきゃ、わからない=形にすれば、改善の一歩が出る。(いつもの)ショボい第一稿への恥ずかしさに慣れちゃえば(どうせ誰も見てないし)、あとは、ひたすらズレ補正=書き直し作業を続ければいい。自己チューな初期設定と独りよがりなロジックが削ぎ落とされ、相手にわかる文章/思考になるまで、ひたすら書く。

(わかってもらえた時、チームは静かに動き出す。これ実感)

社員は辟易しているかもしれませんが(笑)、今はこのやり方がうまくいっている気がします(いやいや、ただラッキーなだけかもしれない)。

 

コンデ社長にならないように(=書くこと)の効能

とどのつまり、自分は間違っているかもしれないという現実/恐怖に向き合うために、“コンデ”社長にならないために、必死に書き続けている、のかもしれません。
 
こんな感じで、くだけた文章が多い私なのですが、社長っぽいマジメな文章も書きます。せっかくの機会ですので、弊社で一番マジメで重要な文章=事業報告書の冒頭“株主の皆様へ”をこちら(次頁)に掲載いたします。
 
 
事業報告書【第72期】
2022年1月1日~2022年12月31日
株主の皆様へ


“Winning isn’t everything; it’s the only thing”
決算後、手に取った本(*1)で知った、アメフト伝説的コーチの名言です。「業績が全てなのではない;業績しかないのだ」としか解釈できず、私が編集長を務めるOkahata News Letter(ONL)風に言い換えると、「数字を出せ、蘊蓄はそれからだ」。
(* 1)『市場サイクルを極める一一勝率を高める王道の投資哲学』(ハワード・マークス著/日本経済新聞出版)
 
事業報告書の詳しい内容は、以下からご覧ください。
岡畑興産事業報告書【第72期】
 

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