2022.05.26
岡畑コリアの韓国ソーシング
こんにちは、岡畑興産の坂出です。
今回は岡畑興産 化学品事業のアジア拠点のひとつ、岡畑コリアについて少しお話させていただきます。
岡畑コリアは、2001年にソウルに設立。
2019年までは日本人社長でしたが、2020年から生え抜きのLim社長が牽引し、コロナ禍でなかなか渡航が難しい状況にあっても、Webを駆使し、力強くアジアビジネスを推進しています。
11名と少数精鋭ですが、全員が得意の日本語を駆使し、花王ケミカル(脂肪アルコール、界面活性剤、香料)はじめ日本の機能性化学品を韓国マーケットにお届けしてきました。
ご存じの通り韓国は人脈が非常に重要で、岡畑コリアのお客様であるLG Chem社はじめメジャープレイヤーとの強固な関係をベースに、日本からの様々なケミカルソーシングニーズにもお応えしています。
岡畑コリアのソーシング
ソーシング品目は、化学品の中間原料が主ですが、末端製品に近い化学原料についてちょっと紹介させていただきます。
紙おむつ(ベビー用、大人用)で使用される高吸水性ポリマー(私たちはSAPと呼んでいます)。
粉末状ですが、おしっこを吸収するとゼリー状になり、おむつの外におしっこが漏れるのを防ぐ役割を果たします。
私たちが紙おむつを目にする様になって久しいですが、世界では今後も紙おむつ需要は年率6%以上で伸びていくと言われており、SAPの重要性はますます高まってきます。
成長著しいマーケットに岡畑コリアがお届けしているのはLG Chem社のSAPですが、今後もお客様の様々なニーズやBCPに貢献できればと思っています。
また、SAPは、紙おむつ以外にも様々な用途で使用されており、用途開発も進めていきたいと思っています。
SAPの詳細はこちらのブログもご覧ください
ヘアケアラボの設立
岡畑コリアは販売会社ですが、よりクオリティーの高いサービスと製品をお届けするために、西原大学バイオコスメティック学科と業務提携し化粧品原料や化粧品の様々な分析を行っています。
昨年には社内にもヘアケアラボを設立。実際に原料を配合し、泡立ちなどの基礎的な評価を行っています。
岡畑コリアのヘアケアラボ
二ヶ所のラボ拠点を駆使し、韓国のみならず、日本のお客様のニーズに合わせ、よりきめ細やかなサービスを実践していきたいと思っています。
ヘアケアラボについては、6月の化学工業日報紙面でも紹介される予定です。
今後も岡畑コリアのソーシングに関するトピックスは現地メンバーよりお届けしていきますので乞うご期待ください。