【Okahata News Letter32号(2022年7月)抜粋記事】
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The Okahata Shoes 1、よかったでしよ(笑)
弊社フットウェア事業の根幹は、“Material Excellence”を通じた、靴ブランドさまのこだわりを形にするお手伝い、と定義しています。靴専門家目線なユニーク材料提案からのイノベーションヘの誘い(いざない)、とでも申しましょうか。
とかっこええことを書きましたが、私たちの実力は、 Material Excellenceを“履き”違え、蘊蓄を引け散らかし、専門用語を並べ立てがちで、自分目線がまだまだ強いと猛省中。
Material Excellenceの正しい“履き方”(=営業の基本)は、相手目線でわかりやすく。そうすることで、新しいメーカーさまから、靴用途でこの素材売れないかという相談の呼び水、お客様からもっとこうしたい、といったご要望の呼び水となること。
The Okahata Shoes(以下、TOS)を呼び水に
靴材料を靴製品/形にして、“呼び水”となる土台をつくっちゃえ、という着想からでした。第一弾はとにかく手元にある材料を盛り込んで、まずは形に、3Dにしてみただけなのですが、やってみたら、想像以上に手応えあり。
切れっ端の材料スワッチ、製品サンプルシートを片手にウンチク披露。物性データをお見せしてどれだけ強度があるかを説明する、自分→お客さまのOne Wayプレゼンよりも、TOSをドーンとデスクに置く方が、会話が盛り上がったのは、TOSが相手目線でわかりやすかったということ。
「TOSそのままでロゴ名を自社ブランドに変えて販売したい」というお客さままでおられ、少々こっぱずかしかったのですが、具体化された形(TOS)を触りながら、生まれたアイデアは、今までになかったものでした。
実際、靴の開発現場は、開発過程の要所でフィジカルサンプルを必ず確認する現物主義でアナログな世界。知り合いの靴デザイナー達は口を揃えて、「素材感と意匠性、見て、触って、足いれて、は2Dもしくはデジタルでは代替えできない」と語ります。それだけ現物からフィジカルに得られる感性を大切にしているということなのだと思います。
The Okahata Shoes 2 :素材の物語が詰まったフィジカルサンプル
材料提案でも、(材料が靴の姿になった)現物からフィジカルに得られる感性に訴えたい!ということで、The Okahata Shoes 2を鋭意製作中!とりあえず全部盛りだった第一弾。
第二弾は、靴のデザインも大幅変更し、使用素材がより活かされ、それぞれの素材の物語が詰まったフィジカルサンプルにするつもりです。ブランドさまからすれば、靴製品としての完成度が低いのは承知の上で、こだわるのは、呼水度!
“Material Excellence”目線でそれぞれの素材の強みを形にし、こんなこともできるかも、というイノベーションヘの誘い(いさない)、アイデアの呼水となる The Okahata Shoes 2。
靴を、靴材料をわかりやすく。TOS2。ご期待ください。
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