こんにちは!新入社員のかげやまです!
ヒコみづのジュエリーカレッジと岡畑興産の産学協同プロジェクト記事の第八弾!
本日はヒコ・みづの×岡畑興産 共同プロジェクト最終日!!
1学期に渡り挑戦してきたサッカースパイク制作が終わり、今日が発表日でした。終始教室の雰囲気は良い緊張感に包まれており、学生の皆さんが本気で取り組んできたことが伝わります。
前回の記事で前半5チームを発表し、いよいよ後半戦!
最後には最優秀賞の発表もございます!最後までよろしくお願いいたします。!
TOP OF TOP
by ジョホールバル
プロサッカー選手向けの、“ガチ”サッカースパイクに挑戦してくれたのはチーム ジョホールバルのお二人です。
また開発コンセプトとして、①KICK、②TOUCH、③攻守の切り替えをテーマに掲げました。デザインは爬虫類のヤモリをイメージ。踵の爬虫類を想起させるような鱗のような材料を採用。アッパーの前足部はなんとカンガルーレザーを使用!また、爪跡のようなデザイン部にはSOFTY 1800を使用し、キック力向上を狙います。
内甲部にはエラストマーを使用しボールタッチを柔らかく受け止めることが出来ます。中底にはKaRVOを自分達で裁断し、前足部からシャンクにかけて加工。オリジナルの中底を作成してくれました。しかもKaRVOを使用することで反発力向上を狙い、攻守の切り替えを行いやすい!材料を目的に沿って選定し、機能を最大限発揮させるぞ!という思いがヒシヒシと伝わりました。
Dual use 履き続けられるスパイクシューズ
by WaviMa
チーム WeviMaは“履き続けられるサッカースパイク”というテーマを掲げ、スパイク制作に挑戦してくれました。
サッカーの激しいプレーに曝されるスパイクは、一般的なスニーカーに比べ激しく消耗する為耐用年数も短いんです。そんなスパイクに長寿の息吹を吹き込んでくれたのはチーム WeviMaのお二人。
使い古したスパイクを普段履きにしたいと思っても、スパイクピンで舗装路を歩くのは足への負担もあり、何より歩きづらいです。そこで着脱可能なアウターギアを装着することで、スパイクピンを隠し込むことで破棄するしかなかったスパイクを普段履き用スニーカーに生まれ変わらせました。
そして何よりこのデザイン!かわいい!ドリッピーで雨の日にも履きたくなるようなデザイン!靴を大事に長く履くことはもちろんサステナブルな考えです。コンセプトに対して素敵なアイデアで応えてくれました!
怪我から護るスパイク
by 渡NABE
コロナ渦になり、めっきり運動の機会が減ってしまった社会人の方はとても多いと思いますが、そんな中でいきなり運動をしてしまい怪我する…そんな方をターゲットにチーム 渡NABEは怪我から護るスパイクを考案してくれました。
まずは見た目!ベロパーツは盾をモチーフにいかにも守ってくれそうなデザインがGOOD。コンセプトともマッチしています。“怪我から護る”を実現するため着目したのが踵のカウンターパーツ。実は靴でもとても重要なカウンターパーツ。踵をしっかりホールドしているくつはとても安定性があり、履き心地に直結するパーツなんです。彼らはこのカウンターにKaRVOを使うことで、強度と硬度を維持しながら軽量化も実現しました。
個人的に素敵だと思ったのはこのベロを固定する為のゴム紐!昔超有名なとあるサッカースパイクで採用された仕組みでして、鮮やかにオマージュしていました。しっかりとサッカースパイクの歴史にも紐づけながら靴制作に挑んでくれたチーム渡NABEに拍手!
ポジションMFの為のスパイク
by 通勤急行22
昨今ポジション別のスパイクが展開され始めているサッカー業界。そんなホットなトレンドをセンス良く選び、MF(ミッドフィルダー)向けのサッカースパイクを作成してくれました。
MFに必要な機能性を①通気性、②フィット感、③ボールコントロールを仮定して、アッパーのデザインを考えました。まず何より目を引くのは前足部の編み込みデザイン!オールホワイトなカラーリングも相まって物凄く高級感があります。アッパー材にはSOFTY1800を使用して、吸い付くようなボールタッチを実現。しかも高級感だけでなく、編み込みにすることで通気性を確保しています。さらに踵部にはQ1000PCを採用しており、踵の安定性を底上げしています。
ライニング材にはITOITEXの和紙材を使用することで蒸れを大幅軽減。しっかりと全ての機能性に対し最適な材料を選んでいるのではないかと思います。そして今回ソックスタイプのスパイクを作成した唯一のチームでした。通勤急行22に拍手!
NEW META
by team DR.
現在最前線のサッカースパイクの“META”になるような次世代のサッカースパイクを目指して作成に挑戦してくれたteam DR.。弊社顧問からもこれまでの作品の中で一番既製品にちかいクオリティとコメントを貰ったスパイクです。自身でシューズのPVまで作成し、更には3Dデータに落とし込み靴の内部までデータ化して発表してくれました。スパイクだけでなく、そのスパイクのプロモーションまで自身で考えて発表してくれて大変驚きました。靴のレベルも高く、掲げたコンセプトがNEW METAと既製品の更に上を!という大きな目標だった為に弊社社員、弊社顧問からのコメントも“ガチ”にならざるを得ず、では次のスパイク開発はどうすればよいのかを話あっている最中にタイムアウト。。。まさにプロ顔負けの熱量とクオリティでした。発表後も弊社顧問を質問攻めで納得いくまで質問タイム。今回の発表の大取りに相応しいチームでした!
いかがだったでしょうか!これで全てのチームの発表が終了しました。掲げたコンセプトに材料からアプローチしたチーム、SDGsにアイデアで挑んだチーム、ファッションとしてのサッカースパイクの可能性を模索したチーム等々、本当にバラエティに富んだ発表でした。本当に皆様!お疲れ様でした。
最優秀賞発表!!
ではでは!今回の発表の最優秀賞を発表します!
チーム:ジョホールバル!!!!!!
おめでとうございます!!!!
掲げたコンセプトに対してしっかりと検証を繰り返し、スパイクを作り上げてくれました。
デザインの評価も高く、ヤモリような爬虫類のようなデザインが、吸い付くようなボールタッチを想起させました!!優秀賞おめでとうございます!
まとめ
4月から始まった産学協同プロジェクトもついに完結!
二人一組のチームで一つのスパイクを作り上げることは大変なことも多かったかと思います。
それでも、ここまで素晴らしい作品を作り上げた皆さん、自信を持ってください!
今回の経験は今後絶対に活きてくると思います。
学生の皆さん、本当にお疲れ様でした!!
最終プレゼンの様子は以下の動画をご覧ください!
ヒコ・みづのさんのインスタもぜひチェックしてみてください。
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