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靴の豆知識

2025.09.09

2025年のトレンド靴「ロープロファイル」とはどんな靴?

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こんにちは、岡畑興産のうえだです。

みなさんはファッションにおける今年の流行やシーズン毎のトレンドが気になるタイプですか?

「テックコア」や「Y2K」といったファッションスタイルのトレンドから、フレアパンツ、シアー素材といったアイテムのトレンドなど、アパレル業界におけるトレンド状況は細分化かつ年々進化し続けています。

靴にも、もちろん同じようにトレンドがあります。

2025年のトレンド靴として、現在「ロープロファイル」が注目されているのはご存じでしょうか?

「ロープロファイル」という言葉を、初めて聞いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、このロープロファイルは年代、性別にかかわらず取り入れやすいトレンド靴なんです!

今回は、このロープロファイル靴について詳しくご紹介していきます!

ロープロファイルとはどのような靴?なぜトレンドに?

はじめに、ロープロファイルの特徴やトレンドになった背景についてご紹介していきます。

ロープロファイルの定義や特徴

ロープロファイル靴の定義としては、名前に入っている「ロー」の意味である「低い」という点が1番のポイントになります。

この「低い」とはソール(靴底)の高さを指していて、高さや厚みのない薄いソールが1番の特徴です。

薄いソールのため足にフィットしやすく、歩きやすいメリットもあります。

あわせて、装飾もあまり目立たない、シンプルかつスタイリッシュなデザインであることも特徴です。

今までの靴のトレンドとロープロファイルが注目された背景

次に、今までの靴のトレンドや、なぜロープロファイルが注目されるようになったかを説明していきます。

ダッドスニーカーやハイテクシューズなど、今までの靴のトレンドとしてはどちらかというと厚底が目立っていました。

 

※ダッドスニーカー:レトロ感のある厚底スニーカー

※ハイテクシューズ:エアークッションを搭載したソールなど、近未来的で派手なデザインが特徴のスニーカー

 

デザインも派手なものが多く、かつ厚底で存在感のある靴だったためファッションの主役として取り入れられることも……!

こちらもまだまだ人気がある靴のカテゴリーにはなります。

そんな中で、なぜ正反対の靴とも言えるロープロファイルが注目されるようになったか気になりませんか?

実はロープロファイルがトレンドになっていた背景には、さまざまな要因があります。

主な要因として3点ご紹介していきます。

 

① ファッションカテゴリーの変化

② トレンドアイテムとの相性の良さ

③ インフルエンサーによる拡散

①ファッションカテゴリーの変化

ロープロファイルがトレンドになった要因として、ファッションカテゴリーの変化が非常に大きいです。

実は冒頭に述べた「Y2Kファッション」も、ロープロファイルがトレンドになった背景の1つです。

Y2Kファッションとは2000年前後の流行を取り入れたファッションで、ビビッドやポップなカラー、ミニ丈や厚底靴といったアイテムを組み合わせたスタイルです。

ロープロファイルの中には昔から人気のあるデザインの靴が多くあり、代表的なのが2000年代初頭にストリートで親しまれた薄底スニーカーです。

そのような靴はY2Kファッションの代表的なアイテムとして取り入れられるため、再び注目を集めるようになっていきました。

②トレンドアイテムとの相性の良さ

ロープロファイルはシンプルかつ主張の低い靴です。

そのため、どのようなファッションアイテムとも相性が良く汎用性が高いため、年齢・性別問わず人気となっていきました。

例えば、最近のファッションアイテムのトレンドである「抜け感」。

シンプルなロープロファイル靴はコーディネートの邪魔をしないため、抜け感との相性が抜群に良いので広い世代から受け入れられています。

③インフルエンサーによる拡散

最近は、インフルエンサーによる拡散がトレンドの後押しになっています。

テレビや雑誌などのオールドメディアよりもSNSでの情報収集が当たり前になった今では、インフルエンサーや海外セレブのファッションや愛用アイテムを目にすることが多いですよね。

そういった方々がロープロファイル靴を履いていたり、愛用アイテムとして紹介する姿が拡散され、今日のトレンドに繋がっていきました。

ロープロファイルの靴の変革と近年のデザインとは?

 

 

ロープロファイルがどのような靴で、どういう流れでトレンドになっていったか分かったところで、次からはロープロファイル靴の過去と現在のデザインについてご紹介していきます。

ロープロファイルというと最近発売された新しいデザインのものと思われがちですが、実はそうではありません。

むしろその逆で、「このブランドの靴といえばこのデザイン」といった昔から人気を集めてきた定番モデルが代表的なロープロファイルなんです。

例えば代表的なものが「VansのRowley」「Nike Total 90 III」「Adidas Gazelle」などです。

いずれも2000年代初期に流行ったスポーツシューズで、普段のファッションにも取り入れるところから広く人気になっていきました。

最近でもY2Kファッションの流行によって、クラシックデザインとしてまだ根強い人気のあるデザインでもあります。

近年では、過去のデザインをベースに新しい要素を取り入れたものも人気があります。

例えば、Adidasからはロープロファイルシリーズとして、2000年代に発売されたデザインをオマージュしたものが発売されています。

レトロなデザインの風合いを残しつつ、素材やカラーを新しい要素として兼ね合わせたものが最新版ロープロファイルになります!

 

おすすめのロープロファイルの靴をご紹介!

 

ここまでロープロファイルの特徴や歴史、デザインの変化について説明してきました。

次からはおすすめのロープロファイルシューズを3足ご紹介していきます。

Onitsuka Tiger Mexico66

 

 

画像引用元:Onitsuka Tiger  公式サイト

Onitsuka Tigerの定番モデルです。

ストリートファッションからY2Kファッションまで幅広く合わせやすい、細見のシルエットとアッパーのラインが特徴的なロープロファイルシューズです。

カラーだけでなくデザインも豊富なため、どのようなスタイルにも合う1足が見つけられます!

Nike Killshot 2

画像引用元:NIKE公式サイト

薄型のテニスシューズがモデルになっているロープロファイルシューズです。

大きな特徴であるラバーガムソール は耐久性だけでなく、靴全体のアクセントとして目を惹くデザインにも一役買っています。

素材の質も良いので長期間愛用することができます。

Puma Speedcat OG

 

画像引用元:PUMA公式サイト

レーシングシューズにインスパイアされたロープロファイルシューズです。

こちらもカラーバリエーションが豊富なので、コーディネートの幅が広がります。

また、つま先やかかとにあしらわれたプーマのロゴが良いアクセントになっています。

軽量のミッドソールが採用されていることもあり、足への負担が少ないモデルです。

トレンドのロープロファイルにぜひ挑戦を!

2025年注目トレンドの「ロープロファイル」は、薄いソールと装飾がないシンプルかつスタイリッシュなデザインが特徴の靴です。

今もなおダッドスニーカーやハイテクシューズなどの厚底靴が人気な中、Y2Kファッションの復活やトレンドアイテムとの相性の良さ、インフルエンサーの発信などによってロープロファイルシューズが瞬く間にトレンドアイテムになりました。

履く人を選ばず、さまざまなファッションアイテムにも自然に馴染み、抜け感のある着こなしなどどんな服装にも合わせやすい靴の1つです!

ロープロファイル靴の元祖モデルとして発売されていたデザインは、クラシックデザインとして今も根強い人気があります。

最近ではこれらのクラシックデザインをベースに、素材やカラーで現代風にアレンジした復刻版も登場していて目が離せません。

時代を超えた普遍性と現代的なアレンジやアップデートを併せ持つ、実用性とトレンド感を兼ね備えたロープロファイルシューズ。次の靴選びに、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?

岡畑興産では、真面目に靴を作っている会社のブログ「くつナビ」を運営しています。

靴や靴の素材だけでなく、製造や市場についてなど、さまざまな知識を発信していますので、ぜひご参考くださいね!

※岡畑興産株式会社は、化学品事業靴受託事業が連携し、機能性素材の材料開発・用途開発を進めています。

この記事を書いた人

岡畑興産株式会社・靴受託事業部うえだ

主にシューズOEMと材料販売のデリバリーを担当しています。
国内外のお客様のニーズに合わせた色々な材料を扱っています。

おしゃれが大好きなのに、外反母趾気味で足に合うシューズをなかなか見つけられないのが悩み。

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