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靴の豆知識

2021.05.13

スニーカーの正しいお手入れ方法で長くきれいに!

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こんにちは。靴OEM商社「岡畑興産」のこじろうです。

 

まだ気軽にお出かけはできない状況ですが、みなさんはお気に入りのスニーカーを持っているでしょうか?

お気に入りのスニーカーは毎日履いてお出かけしたい!という方もいると思いますが、実はこれスニーカーの寿命を縮めてしまう行為です……!

今回はお気に入りのスニーカーを長くきれいに保つ正しいお手入れ方法について書いていきたいと思います。

スニーカー汚れは塵も積もれば山となる!ソールや素材別のお手入れ方法

スニーカーを履いた後、汚れがあればみなさんはどうしますか?

 

洋服はクリーニングや洗濯などお手入れを欠かさなくても、お気に入りのスニーカーであれ、何かとスニーカーは後回しという方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、放っておくと染みこんで取れなくなってしまう汚れもあります。

汚れを見つけたらできるだけ早く落とすようにしましょう。

スニーカーのお手入れは、早ければ早いほうが良いんです。

 

今回はソール部分と、スニーカーの素材ごとにお手入れ方法をご紹介していきます!

ソール部分の汚れの落とし方

汚れが目立つ部分といえば、気をつけて歩いていても汚れがついてしまう箇所NO.1にソールが挙げられると思います。

 

汚れを落とすのは大変と思いがちですが、実はご自宅にある簡単なもので落ちます。

 

それは、消しゴムです。

消しゴムでソールの汚れ部分をこするだけできれいになります!

 

洗剤やすすぎもいらないので、気軽にお手入れができます。

汚れていないと思っていても、消しゴムでこすると意外と白くなりますよ。

 

その他、使い古した歯ブラシと歯磨き粉でも汚れは落ちます。

「水をつけた歯ブラシで汚れをブラッシング→布で拭き取り→歯磨き粉をつけてブラッシング→濡れた布で拭き取り」という流れで落としていきます。

 

汚れは塵も積もれば山となるので、履いた後に小まめに出来る自分にあった方法で試してみてください。

 

素材別のお手入れ方法

服でも素材により洗濯方法が違うようにスニーカーも素材によって洗い方が異なります。

ソール以外の汚れは、普段からこまめに固く絞ったタオルで優しく拭いて落とすのが基本ですが、素材によってはNGな場合やひどい汚れではしっかり洗う必要があります。

 

まずは、素材ごとに用意するものをご紹介しますね。

 

*キャンバススニーカー

中性洗剤、古歯ブラシもしくは靴用ブラシ


*レザースニーカー

専用クリーナー、専用ブラシ、布


*スエードスニーカー

毛のブラシorゴムブラシ

 

ご自分のスニーカーにあわせて上記のものを用意しましょう。

レザースニーカーとスエードスニーカーは水洗い厳禁なのでご注意ください。

 

 キャンバススニーカーの洗い方

まず紐とインソールをバラバラにし、ブラッシングをして汚れを落とします。

 

その後、水にスニーカーを浸しブラシと中性洗剤でごしごし磨きます。

磨き終わった後は水でよくすすぎ、乾燥させたら完了です。

 

乾燥させるときにシューツリーを使うと、形をきれいに保ちつつ乾燥させることが出来ます!

 

レザースニーカーのお手入れ

はじめに専用ブラシで汚れを落とし、次に布(着なくなったTシャツでもOK)で専用クリーナーをとり薄く塗っていきます。

直接、専用クリーナーをスニーカーに塗ってしまうとシミになってしまいやすいので注意してください。

 

塗り終わった後、専用ブラシでブラッシングして余分なクリーナーを落とします。

 

スエードスニーカーのお手入れ

毛のブラシは初めに毛並みに逆らってブラッシングします。

汚れやほこりを落とした後、毛並みに沿ってブラッシングし毛並みを整えていきます。

 

ゴムのブラシは優しく縦横斜めにブラッシング。

その後、毛のブラシで毛並みに沿ってブラッシングをすると、よりきれいに仕上がります。

スエードは他の素材と違って汚れが落ちにくくなるので、履いた後のこまめなブラッシングが重要です。

 

 

スニーカーお手入れで普段から心がけたいことは?

スニーカーを長くきれいなまま履きたいのであれば、普段から3つの心がけを実践してみてください。

スニーカーの寿命が延びて長持ちします。

靴紐は毎回結ぶ

面倒くさいと思われますが靴紐は毎回結んでください。

さっと履けるように、ゆるめに結んでおくとスニーカーが傷んでしまう原因になります。

 

履く度に結び直すとフィット感も増すので、足の負担もスニーカーの負担も減らすことが出来ます。

同じスニーカーを毎日履かない

お気に入りのスニーカーだと毎日履きたい気持ちもわかりますが、スニーカーにとっては非常によくない行為です。

 

人の足の裏は、冬であっても汗をかきます。

足の裏からかく汗の量は1日200mlもあるそうなので、1日履きっぱなしとなるとスニーカーの中は高温多湿状態に!

毎日履いてこの状態が続くとスニーカー内の環境は悪くなる一方で、ニオイの原因にもなります。

 

スニーカーにも休日が必要なので、1日履いた後は2日ほど空けて履くくらいが理想的です。

 

高温多湿を避けて保存する

スニーカーの保管方法も大事です。

シューズクローゼットに保管するにしても高温多湿は避けましょう。

ニオイの原因になったり、スニーカーの底が剥がれやすくなってしまいます。

 

除湿剤の設置をしたり、たまに風を通してあげるといいかもしれませんね。

保管については、スニーカーの加水分解のコラムも参考にしてみてください。

 

 

スニーカーのお手入れは早めが肝心!履き方や保管にも気をつけて

スニーカーにも普段からのお手入れが欠かせないことをわかっていただけたでしょうか?

 

汚れは放っておくと染みこんで取れなくなってしまいます。

見つけたら、できるだけ早く落とすようにするのが肝心!

 

スニーカーも素材によって洗い方が異なるため、注意して行いましょう。

 

靴紐は毎回結ぶ、同じスニーカーは毎日履かない、高温多湿を避けた保管を心がけることも大切です。

 

お気に入りのスニーカーがある人も、そうでない人も快適なスニーカーライフのためにぜひ試してみてください。

 

岡畑興産では、真面目に靴をつくっている会社のブログ「くつナビ」を運営しています。

靴に関するさまざまな知識を発信していますので、ぜひご参考くださいね!

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