OKAHATA PEOPLE
2024.05.30
社長の○○
社長から海外で働きたい若者に:海外駐在=出島組織の経験をサイコーにするためにも、まず日本で海外とガッツリ働くべし
- #入社を希望される方へ
- #海外駐在希望者必見
- #社長が書いた
海外で働く前に。
僕自身、メチャクチャ海外志向、会社自体も海外ビジネス多めということもあり、キラキラした若者から「海外で働きたいんです」というアピールをされるのですが、そんな若者に伝えたいこと。
いきなり海外で働くことと、 海外とガッツリ働くことの違い
岡畑興産がやりたいのは、デカい岩を動かすこと(でっかくお客さまのお役に立ちたい、が目的)。海外が得意なので、結果として、海外取引を通じたデカい岩を動かす案件が多くなる、という順番/考え方。
この順番/考えだと、“海外でいきなり働きたい”っていうのは、海外が目的になってる時点でおかしい。そもそも、海外でいきなり働く=武器も梃子もないのでほぼ丸腰(たとえその個/子にすごいスキルがあったとしても、結局は“武器オレ”)=役に立てない=まぐれで何か当てても、まぐれは続かない=広がりようがない。
まず積むべきは、“海外とガッツリ働く”経験。海外で、じゃなくて、海外と。弊社のような専門商社だと、日本の営業組織・その先の取引先のネットワークという“梃子“を使って、海外取引先とお仕事ができます。
“武器オレ”ではなく、“武器オレたち私たち”。だから新入社員でも戦え、こじ開け、広がる。
(余談:キャリアの浅い時に、知られていない海外原料を扱えると、話を聞いてもらいやすくて、ちょっと得だったりもします。だから、海外ビジネスを梃子に日本で勝負すること(もしくは、日本を梃子に海外で勝負すること)が効果的。“ゲームをうまくプレーすることだけが能じゃない、勝てるゲームを選ぶことの方が大事”、“it’s not about how well you play the game, it’s about choosing the game you play”. )
“海外で働く”のは、“武器オレたち私たち”を身につけてから、という順番が大事という話。「コンテンツよりコンテクスト(文脈)」、何をやるかよりいつやるか、文脈とタイミングが大事だよ、というのは、弊社ではよく言われる話の一つ。
そもそも論として、海外で働く、海外で営業する=現地取引先と外国語で交渉し、大金を払っていただくのは、マジ大変。“WHY あなたと仕事しないといけないの? なんで、カタコトの現地語、日本語訛りの英語しか喋れない、頼りないあなたと仕事しないといけないの?”を思いっきり突きつけられます。だからこそ、ちゃんと武器やら梃子やらを身に付けてから海外行こうね、って思う。
つまり“日本で営業経験”を積んでから海外に行くべきだと思っている。ただし、僕らは、この“日本での営業経験”を10年とか永遠な設定しちゃう会社ではなく、2〜3年で海外に出せる会社。弊社は、普通の会社より、手数が2倍あるので、経験値も2倍積める会社になっているし、経営判断も倍以上に早い(間違う時も多い🙏)。つまり、普通の会社の10年×1/2×1/2=2.5年、つまり、2〜3年で海外に出せる会社、ということになる。
早めに海外へ、というのは、キャリアの中で2回は海外駐在した方がいいと思っているから。そんな都合よくポストが空く訳でもないからこそ、海外駐在できる条件は緩くしておきたい。(何度でも言います。海外に行くのが目的ではない。お客さまのために、強い組織にするために、海外に行く。お客さま>チーム>自分、の順番)
海外駐在は2回行け。出島組織で経験、手数を打ちまくって欲しい
・担当で動き回る、経験を積むのが、1回目
・責任者として結果を出しに行くのが、2回目
これは、大企業ではセオリー。僕自身は2回分を長期駐在1回(10年弱)で経験させてもらえました。大失敗経験(X億の損を計上)もたくさん。あの時の失敗、今なら絶対やらない凡ミスや損の山を今、必死に取り返し/回収しております。
海外拠点=出島組織:
海外拠点というのは、本丸から距離のある“出島組織”、やいのやいの言われない距離感とすぐ決められる規模感。日本だと直接はなかなか会えない偉い人たちと普通に食事ができたり、組織決定にも関われるし、いいことづくめ。
「期待されてるけど、期待されてない」っていう、チャレンジ/トライしたい人には、サイコーの条件。日本だと怒られそうな失敗も気づかれないし(笑)、気づかない上司が悪いと開き直れる(反省はして欲しい涙)。何やっても、怒られない、無敵ポジション=THE手数を打ちまくれるポジション。要は、失敗してこーいってことであり、“経験を積む”ってのはそう言うことですよね。
以上
と思ったけど、もう一つ。
【岡畑典裕の個人史】
中国で小さな個会社の経営を任され、帰国後、社長としてそのうちの一社を潰しました。X億円の損・・・辛いな。そこからなんとか会社を立て直し、懲りずに今はアメリカの事業立ち上げにチャレンジ中。社長自ら、出島組織づくり。
大学や前職も入れたら、日本→海外→日本→海外→日本→海外と、海外経験を梃子にステップアップを繰り返してきました。
弊社的な言い方だと、わかって→やる→(わかっているつもりなので)ミスる→わかる→やってうまくいく→次のチャレンジへ。の「海外で働く」版、これをぐるぐる回し続けて強くなってきた。
営業系も、本社系も、海外経験というのは梃子になるし、何よりも、差別化の武器になる。本社系でも、海外グループ会社の横串を刺しに海外へ、がある会社にしたい(僕が手を挙げたいくらい、マジで)
営業系も、本社系も、海外にはチャンスあり。そう思って欲しいし、実際そう。さぁ、これを理解して、海外でもでっかくお役に立とう!
以上