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岡畑の熱い人々

OKAHATA PEOPLE

2023.04.21

熱いリーダー

魚にプレゼンする男?

こんにちは!岡畑興産マネージメントサポート部門です。
熱い人々ブログ企画第3弾!
今回は岡畑のFab4の一人、「ラーニングモンスター」を紹介します!

前回に引き続き、(株)シーブリーズの藤原さんにインタビュアーになっていただきました。

<プロフィール>
佐藤 隆薫(さとう たかしげ)
岡畑興産株式会社
機能化学品事業部
チームリーダー

入社年月日:1989年 4月 1日
趣味:釣り 車
 

 
藤原:初めまして、本日はよろしくお願いいたします。

佐藤:こちらこそ、よろしくお願いいたします。

藤原:いやーいい事務所ですね。東京のど真ん中でこんな綺麗な場所でお仕事出来るなんて羨ましいです。
 

 
佐藤:すごく便利なところですよ。
岡畑興産のシン・東京支店

藤原:先日、大阪の萩田さんから、「佐藤さんは、化学品のことなら、なんでも知っているスゴい人ですから」と伺っているので、今日はお手柔らかに。(笑)

佐藤:とんでもないです。こちらこそです。(笑)

藤原:萩田さんは上司になるんですよね?

佐藤:そうですね、もう6〜7年くらい一緒にお仕事をさせていただいてますね。

藤原:萩田さんはゴルフが趣味ですが、佐藤さんは仕事が趣味みたいな感じですか?

佐藤:そう思われがちなんですけど、実は、オンオフをしっかり分ける方なんです。

藤原:休みの日は何を?

佐藤:ほとんど、釣りですね。

藤原:釣りですか。。。私、実は釣りの面白さがわかっていなくて。ただただ、じっと待っている感じがどうも苦手で。(笑)

佐藤:確かに忍耐みたいな感じで思われる方いますよね。実は、私は釣りをしていて待ったことがないというか、イライラしたことがないんです。

藤原:え?!耐え忍ぶのがいいとかじゃないんですか?

佐藤:耐え忍ぶどころか、考えて、考えて仕掛けまくります。(笑)私はバス釣り専門なんですが、釣りに行くまでの「準備」も含めて、すごく面白いんです。

釣りに行く場所、ポイントの下調べをしたりすることから始まって、ポイントに着いたら、風とか気温とか、魚群探知機も使って、ある程度目星をつけながら、その日に釣りたい魚の大きさに合わせて、竿は大体8本、ルアーは相当数持って行きます。状況に応じて釣り方も色々、変えたりするので、待つことはまず無いですね。

藤原:竿8本??? 趣味を超えてるというか、むしろ仕事でPDCA回してるみたいですよね?

魚にプレゼン、超高速試行錯誤、準備が全て

佐藤:そうですね、ただPDCAほど計画がある訳じゃなくて、その場その場での「試行錯誤勝負」という感じです。弊社用語でいう、「超高速の試行錯誤」です。「魚に口を使わせる」っていう表現をするんですが、魚のリアクション見ながら「これでどうだ!」っていう、魚にプレゼンしている感じに近いです。

藤原:魚にプレゼン?

佐藤:魚目線に立って、竿やルアーを事前準備し、当日は魚にどうルアーを見せるか、必死に試行錯誤するんですよ。魚から反応がないというのは、「その提案は知ってますよー」って思われてる感じです。

藤原:なるほど。(笑)で、釣れたら?

佐藤:魚に合格点をいただいた。プレゼン成功です。(笑)

藤原:マジですか?そんなことを考えながら、釣りをしているんですか?釣りの話なのか、仕事の話なのか、分からなくなってきましたね。(笑)

佐藤:ハハハ、「準備が全て」というのは、釣りも仕事も同じですね。我々、岡畑興産は商社ですから、営業が全てです。営業は何も調べずにお客様のところに足を運びませんし、このアイデア、原料はこのお客さまにお役立ち出来るのではないかとか、常に考えながら、日々勉強の繰り返しです。

私はどちらかというと、会社では裏方の立場だと思っているので、第一線の営業担当者に情報やアイデアを要求された時に、パッと出せる「準備」というか、勉強は欠かせないです。

藤原:専門商社で勤めていると、特定の分野に偏ってしまいがちにならないですか?

広く浅く、パッと出せる「脳内引き出し」

佐藤:それは逆なんです。専門商社だからこそ、「広く浅く」知っておかないといけないんです。お客さまにも社内にも、いろんなことを相談されますから、引き出しの数は多い方がいいです。

藤原:引き出しの数が多すぎると、忘れたりしませんか?年を重ねると、人の名前とか、覚えてることでも、すぐに出てこなくなったり。

佐藤:「引き出せる」ってことは「パッと出せるようにする」、ということなので、役立ちそうだなという情報は、「脳内引き出し」に索引をつけて、後から引っ張り出しやすくというか、検索しやすく、というか、頭の中にしまっておくんです。

相談されたら、あ、それなら、これだって、ベストな引き出しを一発で見つける力といいますか。おそらく、脳内の「索引付け」や「マッチング検索」が、人よりも得意なんだと思います。

藤原:準備も大事だけど、その場でパッと出せることは、もっと大事だということですね。

佐藤:今日の魚はスレてるから、ルアーからワームに替えようって思っても、そのワームが手元にないとダメじゃないですか?

藤原:? ワ、ワーム?

佐藤:すいません、釣りに例えてしまいました。(笑)

日々の準備とか想定外のことにパッと対応できる力というのは、営業では想定とは違う展開になることはよくあることなので、その時に、引き出しを使って、うまく方向転換する力という感じです。

藤原:だから、お客様や社員の方々に「何でも知っている」というか、信頼されているんですね?

準備をすると、後が楽

佐藤:それは分かりませんが(笑)、一つ言えるのは、準備をするということは、後が楽だということですね。学校でも釣りでも仕事でも同じことが言えると思います。

準備というのは、常にアンテナを張っている感じに近いんですが、それらは、「過去の経験から学んだ準備」や「環境や社会の変化で学んだ準備」などがベースにあるんです。だから、自分のためというよりも、お客様や社員のためにアンテナを張って準備を行っているんです。

藤原:だんだん「ラーニングモンスター」の凄さがわかってきました。(笑)なんかずっと仕事のこと、考えてそうですよ。

佐藤:週末は、お魚のことばっかり考えてます。(笑)

藤原:あははは。(笑)実は、前回の萩田さんのインタビューで「無意識的有能」という言葉を教わったのですが、まさに、仕事も趣味も、「無意識的下準備」をしている感じがしたのですが、部下の皆様にも同じような指導を?

佐藤:「無意識的下準備」というより、「主体的な学び」がとても重要だということを指導しています。

藤原:なるほど。まずは自ら行動を起こすという感じですね。

佐藤:その通りです。しかし、受け手のレベル感は若手からベテランまで様々ですので、私が大切にしているのは「公平さ」と「一貫性」です。

藤原:「公平さ」と「一貫性」?

佐藤:人はそれぞれ性格や能力が違うのは当たり前ですが、会社の方針やグループの方針、チームの方針は同じなので、それらをコミュニケーションを通じて理解し合いながら、いいところを伸ばし、褒めるやり方が部下のモチベーションを上げていくと考えています。

とはいえ、部下ごとにケースバイケースになってはいけないので、目配り、気配りがやっぱり大事なんですね。

年齢やキャリア、役割がみんな違う中で、「公平さ」と「一貫性」というズレない軸を持つことはとても意識していますね。

藤原:組織の肝というか、岡畑ismが伝承されてますね。だから、今年の社内MVPを取られたんですね!号泣されたと聞いていますが。。。(笑)
ツミキとAwardsが 生まれるまで

佐藤:お恥ずかしいです。(笑)あの時はこれまでの岡畑興産人生が走馬灯のように浮かんできて。。。裏方のこんな私にでも、会社はやりたいことをさせてくれたなーとか、中国に赴任した時も周りのメンバーが助けてくれて、人にも恵まれていたなーとか、そんな私に会社から感謝されるなんて。。。と、思ったら、涙が止まらなかったんですよね。

藤原:それは嬉しい出来事でしたね。実は、これまでインタビューさせていただいた岡畑の方、皆さん同じことを仰るんですよ。

佐藤:え?なんですか?

藤原:「会社は自分に好きなことをさせてくれた」って、必ず仰います。今の時代、ガバナンスやコンプライアンスや色々ある中で、ギリギリのところで好きなことを会社は社員に任せているのが素敵です。

佐藤:だから、仕事で会社に貢献し、何らかの形で業績を残したいと思っているかもしれませんね。私自身、仕事が好きで、自由にやらせていただいたように、後輩たちも同じ気持ちになれるようにと願ってますし、そうしたいと思ってます。それがお互いのモチベーションに繋がると信じてますし。

藤原:インタビュー動画でも同じようなことをおっしゃってましたね?支える側の人間として、自分はみんなに合わしていけばいいと。環境が変わったら、人とのコミュニケーションは変わっていかないと。そうしながら、お互いの信頼関係が出来て、会社を引っ張っていきたいと思っているって。素晴らしいインタビューでしたね。

佐藤:お恥ずかしい限りです。

藤原:今日はとてもいいお話、ありがとうございました。目から鱗が落ちることばかりでした。

佐藤:ひょっとして、魚だけにですか?

藤原:ギョギョ!関西人は無意識的有能で、こういうのがつい出てしまうんです。

佐藤:あはは、知ってます。

藤原:今日は長時間、本当にありがとうございました。

佐藤:こちらこそ、ありがとうございました。
 

編集部より
あの涙の裏にはそういう意味があったんですね。クールな佐藤さんが号泣するなんてと、社内で話題になってました。本当に感動しましたね。

次回は、佐藤と同じく、シン・東京支店で働くチームリーダー、岡畑興産のヌートバー、張魏のインタビューを予定しています!今度は、野球の話で脱線しまくるのか、お楽しみに。

岡畑興産では東京のど真ん中で佐藤と一緒に仕事をしたい人を絶賛募集中です!好きなことをさせてくれる会社で仕事がしたい!と思っている方がいらっしゃれば、いつでも、ご連絡ください。

 

 
熱いリーダーシリーズは、以下萩田の記事も是非お読みください。



 

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