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岡畑興産ブログ

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2022.06.20

上海ロックダウン日記

振り返ると、昨年11月の中国電力制限が悪夢のはじまり。
異変は、ロックダウンの数週間前から。2500万人を巻き込んで、ゼロコロナの目標に向かって突っ走る上海の様子を、時系列でお伝えします!

 

ゼロコロナの目標に向かって突っ走る上海

3月6日の夜:
突然、住宅団地全員(数万人)が外に集められ、全員PCR検査へ(なんの説明もなく、本日中にやると言い放った夜の9時。。。)。

 

3月15日の朝:
通勤ラッシュの時間帯に中心部で車ほとんど走っていない。通常この時間帯で有ればいつも大渋滞

 

3月28日:
絶望感しか並んでない、スーパーの棚

4月1日:
いよいよ上海全域のロックダウン開始。“5日間の我慢“という甘い期待は脆くも裏切られることになろうとは、2500万人の市民は、この時点で知る由もなく。

 

4月6日:
ロックダウン期限が過ぎましたが、解除の気配ゼロ。やばい、食料がない。このまま、嫁と息子と3人で餓死してしまうのか???正直、人生一番の恐怖を感じました。

私の住む徐家匯地区は、配給物資の量と質共にトップレベル。それでも、3人家族では全く足りず、“団体購入”に参加。500世帯のマンションで、数名が団長となり、インターネットや個人人脈などの方法で食材を一括に購入。2か月間で団体購入回数は200回、総金額はなんと100万元(約2000万円)を超えました。

2か月間の配給物資の写真↓↓↓

6月1日:
待ちに待ったロックダウン解除の日。

自由を噛み締めようと思った矢先に、“72時間ルール”発表。。。出社、交通機関・公共施設・スーパーの利用には72時間以内のPCR陰性証明が必要となりましたが、採取起算なので、実際の有効期間はかなり短く、これからは、“出勤前もPCR行列“が生活の一部に。。。
6月末まではPCR検査は無料ですが、7月1日以降16元/回の有料化という噂も。72時間ルールが継続すれば、一人当たり年間約120回、3人家族のPCR検査費用は5760元(約10万円)。。。

 

数字で見るロックダウン生活
強制PCR検査回数:25回
突然 Wechatで呼び出されるので、Web会議を途中で抜けること数知れず(対不起)。

コロナ検査キット実施回数:100回以上

毎日綿棒で自分の鼻奥を刺し続けると、癖になってしまい、今では、やらないと一日すっきりしません。

 

ビジネスは回復基調

弊社の出社率:
感染キツめな徐匯区の要求に従い、約30%の当番制。(上海平均は70%〜80%位かと)


化学工場の稼働率:
後述する物流の影響も受けつつ、ざっくり80%弱。元通りという声もちらほら。
化学品原料の動きは約50%。トラックと運転手の確保がボトルネックになっています。


その原因は、“7+7“ルール。“7+7“とは、上海(やその他感染指定エリア)に乗り入れると、7日間隔離+7日間自宅観察せよ、というルールのこと。省や市によっては、7日間自宅観察のみだったりしますが、いずれにせよ、他省の運転手は、上海入りの仕事は絶対やりたがりません。ということで、


いつもの、“上有政策、下有対策“
対策1:
運賃を高く払って、トラック確保


対策2:
省境で、荷物の積み替えする“リレー方式“。


対策3:
工業園区の許可を得れば、上海運転手が他省園区まで原料を取りに行くスタイルも可能。この場合、上海運転手は、トラックから降りさえしなければ、隔離は不要です。


対策4(というか荒技):
高速を降りずに、SAでの貨物渡し(あくまで聞いた話)。

 

不安な日々と、戻らないもの

上海ロックダウン解除後、スーパーは開業し、餓死することはありませんが、不安の絶えない日々は続きます。



①経営上の不安:

トラックや原料確保のための追加コスト。港/空港の制限による輸出入業務の効率低下や遅延。貿易商社的には、サンプル送付もままならず、北京経由、広州経由、香港経由で送ったり、いちいち全てがスクランブル状態で、時間とコストが。。。



②両親の不安:

学校はまだ再開しておらず。夏休み明け、9月以後の見通しが立たず。先が見えないのが一番ツラい。



③病院に掛かれない不安:

PCR陰性証明がないと、診察を受けられません。たとえ、交通事故で救急搬送されたとしても。。。


ビジネスや人、工場の動きは戻りつつありますが、安心して生活できる普通の日々が戻ってくるのは、もう少し先かも知れません。


その頃には、私の髪も戻ってきてくれればいいのですが。

 

現場からは以上です。

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