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岡畑興産ブログ

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2022.07.04

工場の臭気対策を詳しく解説!事例や対策期間、業者の選び方まで

こんにちは。「岡畑興産」の萩田です。

 

工場の臭気問題、見て見ぬ振りをしていませんか?

臭いの問題ってそもそも「目に見えない」し、人それぞれの感覚が違うので甘受しがちになってしまいますよね。

 

近隣から苦情が来る状況であれば放っておけない赤信号ですが、工場なので少々臭いのは当たり前と思ってしまうのも、従業員にとっては赤信号かもしれません。

 

そんな見えない厄介者である臭気。

今回は工場の臭気について、どう防げば良いかという対策方法やそれにかかる期間、そして臭気対策の業者選びについても詳しく解説したいと思います!

工場

 

 

工場の臭気(悪臭)の種類や原因は?

工場の臭気(悪臭)の中で代表的なものをいくつか紹介します。

  • アンモニア:し尿のような臭い。畜産事業所や化学工場、下水処理場で発生しやすい
  • 硫黄(メチルメルカプタン):腐ったタマネギの様な臭い。パルプ工場や化学工場で発生しやすい
  • アミン(トリメチルアミン):腐った魚の様な臭い。畜産事業所、水産加工場、化学工場で発生しやすい
  • アルデヒド(アセトアルデヒド):刺激的な青くさい臭い。化学工場、タバコ製造工場で発生しやすい
  • 有機溶剤:シンナーやガソリンの様な臭い。塗装工程、印刷工程、化学工場で発生しやすい

 

特に化学工場では、上記の悪臭の原因となる物質そのものを原材料として使用しています。

 

当然対策として、できるだけ外気に触れないよう密閉系で使用したり、漏れ出る臭いについても回収すべく工夫を凝らしています。

それでも悪臭の原因物質は少量でも強烈な臭いを発生させるため、完全に封じ込めることに苦戦しているのが実態です。

 

 

工場の臭気対策やフローを詳しくチェック

「見えない敵」である臭気。

対策もさまざまありますが、大別して4つの対策を行うことが多いです。

 

臭気対策の具体的なフローについても、あわせてご紹介します。

 

具体的な臭気対策

①薄める

工場の悪臭を大気放出して新鮮な空気と入れ替え、排出した悪臭は外の大気で薄める方法。換気扇がその代表です。

 

また、人の鼻に触れるまでに時間をかけ、しっかり薄めて、高いところに放出する方法が煙突です。

 

②物理吸着

代表例は活性炭で、活性炭の細かい孔に悪臭の原因物質を吸着させ脱臭する方法です。

水もしくは薬液を使ったスクラバーも、基本は物理吸着と言えます。

 

③化学変化

最も簡単な化学変化として「高温で燃やす」すなわち酸化させるという方法があります。

 

その他は消臭剤を噴霧し中和させたり、別の香りでマスキングするというのも化学変化を利用した消臭対策として多く採用されます。

 

④分解

古典的な方法としては、微生物の働きにより臭気発生源を自然の力で分解し脱臭する方法があります。

その他には、オゾンによる酸化分解方式やプラズマや触媒による分解といった方法もあります。

 

多くの工場ではこの4種類の方法を組み合わせ、周辺及び内部環境の改善に取り組んでいます。

 

臭気対策の一般的なフローも確認!

臭気対策を行うにあたり、フローも確認しておきましょう。

それぞれのポイントも一緒にお伝えしていきます。

 

1.目的・目標設定

まず大切になるのが、対策目的の確認と、周辺環境への対応なのか、内部環境対策なのかという点です。

 

次に目標設定ですが、方法は2種類。

機器分析と人の嗅覚を用いる方法があります。

いずれの場合も定量できる目標設定が望ましいでしょう。

 

あともう一つ、投入できるお金と時間を明確にしておくこともこの段階の重要ポイントとなります。

 

2.調査分析

上記の目的・目標に応じた臭気測定を実施します。

臭気の種類や、排出範囲、悪臭の強さによってかかる費用も変わってくるため、臭気の視覚化と臭気指数の算出、臭気排出強度を計測しておくとスムーズです。

 

単に臭気濃度や指数を測定するだけではなく、発生場所の特定や拡散のシミュレーションなどを行います。

発生源となっている悪臭の影響度が強い場所を特定し、優先的に対策を行っていくと効率的かつ費用も抑えやすくなります。

 

臭気のピークで測定することや、悪臭の排出量やどのくらい影響を与えているのかを数値化して分析することは、悪臭苦情を解決するためにもとても重要です。

 

3.装置選定

目標値との整合性、性能比較、使用可否の判断、予算などから最適な設備とその組み合わせを検討します。

 

主に、消臭剤・薬剤を噴霧する 排気ダクト内スプレー装置やスクラバー装置、燃焼法を用いる蓄熱式燃焼装置や触媒式燃焼装置、物理吸着を行うセラミックフィルター脱臭装置や活性炭脱臭装置、微生物のパワーを活用する生物脱臭装置などがあります。

 

4.現地テスト

実際に一部設備を持ち込んで効果検証を行なったり、設置後の運用条件設定や、ランニング費用のチェックなども行います。

 

5.設備導入

現地テストのフィードバックから仕様の擦り合わせ、装置製作、検査・納品、試運転・調整を行います。

この後にアフターメンテナンスも加わります。

 

 

 工場の臭気対策にかかる期間、業者の選び方について

工場の臭気対策にかかる期間は、上で紹介した流れを行うため、一般的に1年~1年半程かかると言われています。

 

特に設備導入では装置の製作から試運転まで行うため、3ヵ月〜半年程度と時間がかかります。

気になる業者選びのポイントは、どのフローから対応可能かという点が重要となります。

 

目的・目標設定から調査分析、装置選定、現地テスト、設備導入、メンテナンスまで、対策項目全てを請け負う総合対策メーカーもあれば、調査分析の専門会社、装置製作を請け負う装置メーカーまであります。

 

それぞれの工場の目的に応じて総合的に対策を実施するのか、部分的に活用するかによって、業者の選び方も大きく変わります。

 

自社でできること・できないことを明確にし、かけられる費用と相談しながら業者を選ぶと良いでしょう。

実際に工場の悪臭問題を解決した実績の多い業者を選ぶのもポイントです。

 

 

工場臭気の種類や原因を知って正しく対策を

悪臭の元となる代表的な化学物質の種類や臭気対策を解説してきました。

 

一般的な臭気対策としては、薄める、物理吸着、化学変化、分解という4つの方法を組み合わせ、周辺及び内部環境の改善に取り組んでいることが多いです。

工場の臭気対策にかかる期間は一般的に1年〜1年半程かかると言われているため、効率よく進めるためには、臭気の濃度や強度、発生源などを把握しておくことが重要です。

 

見えなくてつかまえるのが厄介な「臭い」だからこそ、目的・目標設定や業者選びなど、基本部分を押さえ、しっかり対策をとりましょう。

 

ここまで読んでくださった方に、まず何をすべきか、どう進めれば良いのかが少しでもお伝えできたのであれば幸いです。

 

化学品の専門商社である岡畑興産の仕事は化学品原料をお届けすることですが、このような工場の困り事に耳を傾けることこそが、大切なことだと思っています。

 

そして、この困り事を解決するカードを実は持っていたりもするのです。

 

工場の悪臭問題でお困りの方、是非とも岡畑興産にお声がけを!

魔法のカードをお見せします。

岡畑興産 萩田 はぎた

岡畑興産株式会社 
機能化学品事業部
事業部長 兼
岡畑興産ブログ編集長

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