2023.06.29
ゴム製品の悪臭低減プロジェクト中間報告〜マスキング香料の新用途「練り消しモデル」とは〜
工場体臭対策と同時にコソッと取り組んでいたのは、ゴム製品の悪臭低減を狙った“魔法のレシピ“づくり。
「ゴム製品は臭くない」というゴム製品の新常識をつくろうと、弊社の営業が勢い勇んで何十社も回ったのですが剣もほろろ。
皆さま口を揃えて、
- 「物性に悪さするんじゃないの?」
- 「高温反応だし、香料は効かないよ」
と懐疑的。
そんな中でも何社かのお客さまとはゴムに練り込んだ物性テストを実施。プロ調香師と一緒にテストを重ねてまいりましたが、今日はそのミニミニ中間報告。
検討対象
工業ゴム製品&コンシューマー向けゴム製品
懐疑/心配ポイント
- ゴム物性への影響
- 加硫反応後の香料効果
検証結果
流石にデータは出せないのですが、
- ゴムの種類にもよるものの、物性への影響は軽微。対策が可能な範囲でした。
- 高温の加硫反応(最高200度までテスト済み)後でも香料効果は十分残ります。
特筆(言いたい)ポイント
物性テストを進めていただいたお客さまのほぼ全社が、次のステップ=消したい悪臭に合わせたマスキング香料選定のフェーズに進んでいます。
消したい悪臭とは:例えば、
A)生産現場での原料やプロセス由来の悪臭
B)お客さまに届いた時の悪臭
各社各様の悪臭発生ケースに適した香料を、悪臭に向き合うプロの調香師/研究員とゴム・エキスパートの弊社営業がタッグを組んで選定しております。
と同時に、各社マスキング香料をテストするゴム製品群を拡大。
これはお客さまが「ゴム製品は臭くない」という新常識、魔法のレシピの可能性を感じてくれているからではないか?と推察しております。
最後に
御社の「ゴム製品は臭くない」とすれば、もっと売れたり違う用途にも使えたり。
事業の可能性が広がりませんか?
ここだけの話、マテリアル・リサイクルでもご検討いただいております。
もしもご興味あれば、岡畑興産までぜひお問い合わせ下さい!
岡畑興産は、東アジアを中心とした化学品専門商社です。
取り扱いのある機能製品・香粧品関連原料は「どこ展」でもご紹介しておりますので、よければそちらも覗いてみてください。
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